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水回り掃除のコツとは?汚れや場所別の掃除方法を紹介

公開日

2022.05.26

更新日

2023.12.11

キッチンを掃除する人

日々の暮らしのなかで、水回りはとても重要な役割を持っています。
快適に生活を続けるために、キッチンや洗面所、風呂場、便器などを清潔な状態で保ちたいところです。

水を多く使用する都合上、水道水に含まれる成分によって水アカができたり、湿度が上がればカビが発生しやすくなったりします。
住宅のなかでも日々のなかで頻繁に使われるため、日頃からこまめに掃除することが大切です。

本記事では、水回り掃除のコツについて、汚れや場所別の掃除方法を詳しくご紹介します。

基本的な水回り掃除術

基本的な水回り

住宅における水回りとは、主にキッチンや洗面所、風呂場、便器の合計4箇所を指します。
場所や汚れの種類によって掃除方法における細かい点は異なりますが、基本的なポイントについてまずは確認しましょう。

水回りを掃除する際、基本的に必要となるのは以下の3点です。

  • スポンジまたはブラシ
  • 布巾またはキッチンペーパー
  • 中性洗剤

このほかにも、ビニール袋やゴム手袋なども合わせて用意しておくと便利です。

基本的には、中性洗剤を用いて汚れた箇所をスポンジでこすり落としていきます。汚れが頑固な場合は、円を描くようにしてこすり落としましょう。

汚れが落とせたら、水でキレイに洗い流します。
洗剤の泡が残ると、乾いたあとにまた汚れがこびりつく原因になるので気を付けましょう。

一通り終わったら、乾いた布で拭いて仕上げます。
水滴が残ると、水アカになってしまう恐れがあります。

水回りを掃除する際、気を付けたいのは基本的に手で取り除けるものは先に処理したほうがよい点です。
たとえばキッチンの食材の破片、風呂場の髪の毛などが該当します。

このような大きな汚れは先に取り除いておき、細かな箇所をスポンジや布巾、中性洗剤を用いることで効率よくキレイにできるでしょう。

汚れ別の掃除方法

水回りの効果的な掃除方法

続いて、水回りに見られる汚れ別に効果的な掃除方法をご紹介します。
水回りでは水を使用する都合上、水道水に含まれる成分が乾いてこびりつくことで水アカとなります。
また、水を使うことで湿度が上がれば、カビや雑菌の繁殖を促してしまいます。

効率よく掃除を行うには、汚れの性質を正しく把握することがとても重要です。
水アカとカビ、雑菌に対して効果的な掃除方法をそれぞれ見ていきましょう。

1. 水アカ

水アカはカルキとも呼ばれる水回りで多く見られる汚れの一種です。
主に蛇口や鏡にこびりついているのが確認できるでしょう。

水道水にはミネラル分が含まれていますが、水滴が付着した状態で乾くと、この成分だけが残って頑固にこびりつき、水アカとなってしまいます。

水アカは、アルカリ性の性質を持っている汚れです。
よって、酸性の性質を活用することで中和し、汚れが落としやすくなります。

用意するのは、以下の3点です。

  • クエン酸
  • キッチンペーパー
  • スプレーボトル

クエン酸は酸性の性質を持っているので、これを活用して水アカを効率よく落としましょう。
ポイントは、クエン酸を水アカがこびりついている部分に浸けて放置することです。

まずは、クエン酸の水溶液を作成します。
スプレーボトルにクエン酸小さじ1/2杯に対して水100mlの割合で水溶液を作ります。汚れ度合いによって濃さを少々調整してください。

スプレーボトルでキッチンペーパーに水溶液を吹きかけ、水アカが気になる箇所に貼り付けて、1時間程度放置しましょう。
1時間ほど経過すれば、水アカはふやけてかなり落としやすくなります。

あとは、使用していたキッチンペーパーでふやけた水アカをふき取ってしまいましょう。

2. カビや雑菌

風呂場や便器などで、ピンク色のぬめりや黒ずんだシミを見たことはありませんか。
これは高温多湿な環境を好んで繁殖してしまうカビや雑菌が原因です。

放置していればカビや雑菌はますます繁殖し、悪臭を放ったり人体に悪影響を及ぼしたりします。
風呂場や便器などに発生したカビや雑菌を落としたいのであれば、塩素系漂白剤の使用がおすすめです。

まずは、以下4点を用意しましょう。

  • 塩素系漂白剤
  • 歯ブラシ
  • ティッシュ
  • ビニール袋

作業自体は30分程度で完了します。塩素系漂白剤を使用する前に、髪の毛など手で処理できるゴミや汚れは先に片づけておきましょう。
ビニール袋やティッシュなどを使用するとスムーズです。

カビや雑菌の掃除を行う際は、その箇所のパーツを先に分解しておきましょう。
風呂場の排水口は、先にフタや受け皿といったパーツを外しておき、それぞれにまんべんなく塩素系漂白剤をかけます。

カビや雑菌が気になる箇所に塩素系漂白剤をかけたら、おおよそ20分ほど放置します。頑固すぎたり、汚れの規模が大きかったりする場合は、もっと長い時間放置してもよいでしょう。

時間が経過したら、シャワーなどで塩素系漂白剤と汚れを洗い流します。
まだ汚れが残っていたとしても塩素系漂白剤の力で落としやすくなっているため、歯ブラシで軽くこするだけでキレイにできます。

しかし塩素系漂白剤は強力なので、安全面を考慮すると使用が懸念される場合もあるでしょう。

その場合は重曹とクエン酸を用いてカビや雑菌の掃除も可能です。
重曹やクエン酸は自然由来の成分であるため、安全に使用できます。

ただしクエン酸を使用する際は、塩素系漂白剤との併用は危険ですので絶対に避けましょう。

自然由来の成分 を使用する場合

用意するのは、以下の4点です。

  • 重曹
  • クエン酸
  • 歯ブラシ
  • スプレーボトル

まずは、クエン酸の水溶液を作成します。
スプレーボトルに小さじ1杯に対して水200ml程度の割合です。汚れ度合いによって濃さを変えます。

続いて、カビや雑菌のある箇所に粉の重曹をまんべんなくふりかけ、さらにその上からクエン酸水をスプレーで吹きかけます。それぞれの成分が反応して泡がたってくるので、この状態で30分ほど放置しましょう。

あとは、塩素系漂白剤のときと同様に、シャワーで洗い流し、残った部分を歯ブラシで軽くこすれば掃除は完了です。

水回りの場所別の掃除方法

場所別の掃除方法

水回りにおける主な汚れは水アカやカビ、雑菌ですが、場所によって形状が異なるために、効果的な掃除方法が細かく変わってきます。
効率よくキレイにできるように、場所別に効果的な掃除方法を見ていきましょう。

1. キッチン

水回りのなかでも、とくにキッチンは食品を扱う場所であるため、何よりも清潔に気を付けたいところです。
キッチンのなかで水を扱うのは主にシンクですが、使用した際にちょっとした掃除を行うだけで清潔度が大きく変わります。

シンク用のスポンジを用意しておき、皿や食器洗いに合わせて、掃除します。
できて間もない水アカであれば、スポンジと中性洗剤で簡単に落とせます。

掃除後は、布巾で水分を拭き取りましょう。
水アカやカビ、雑菌の繁殖の原因となる水滴を残さないことがポイントです。

シンクのなかでも、排水口部分は風呂場と同様にカビや雑菌が繁殖してしまっている場合があります。
塩素系漂白剤を用いてキレイに取り除きましょう。

繰り返しになりますが、塩素系漂白剤をキッチンで使用する際は、絶対にクエン酸水と併用しないように気を付けてください。
水アカをクエン酸水で落としながら排水口を塩素系漂白剤で掃除するといったやり方をすると、それぞれの成分が反応して極めて危険な毒ガスを発生させる恐れがあります。

絶対に混ざり合わないようにしてください。

2. 洗面所

化粧品や歯磨き粉など、さまざまなものを使用するからこそ、複数の原因によって汚れが残ってしまうのが洗面所です。
洗面所は、週に1度の頻度でこまめに掃除することを心がけましょう。

基本的には、キッチンと同様に中性洗剤とスポンジでキレイに落とせます。
排水口に髪の毛が詰まっていたり、カビや雑菌の繁殖が見られたりしたら、塩素系漂白剤を使用しましょう。

蛇口など細かな部分は、掃除用の歯ブラシを使用することでキレイにできます。

3. 風呂場

風呂場も、キッチンと同様に使用した際に合わせて軽く掃除することで、手軽にキレイな状態を保てるようになります。
風呂場は、水回りのなかでも密閉された空間でお湯を多く使うことから、高温多湿な環境になりやすい場所です。

とくにカビや雑菌が繁殖しやすい場所ですので、清潔な状態にできるように気を付けましょう。

カビや雑菌を繁殖させないためには、高温多湿な状況にせず、好みの餌を残さないことが大切です。
排水口にたまった髪の毛などはできるだけ速やかに取り除きましょう。

また、風呂場を使ったあとは冷水を浴室内にかけ、室温を下げておきます。
シャワーを使用すると、体の皮脂が浴室内の壁に付着するので、頑固な汚れになる前に冷水で洗い流しましょう。

浴室を出た後は、換気扇を必ず稼働させて換気させることが大事です。
できれば24時間稼働させておきたいところです。

このほか、排水口や鏡、壁、小物といった部分は、一週間に1度の頻度で時間をかけて掃除しましょう。
入浴後のひと手間を続けていれば、そこまで大変な掃除にはならないはずです。

頑固な汚れは洗剤などを使うと効率よく落とせますが、複数の成分が混ざってしまわないように十分注意してください。

4. 便器

排泄物が流れる便器は、気を付けないと水回りのなかでもとくに清潔感を保つのが難しい場所です。
目安としては一週間に1度を目安に念入りな掃除ができるようにしましょう。

便器の掃除は、便器用の中性洗剤およびブラシを用いて掃除を行います。
死角になりやすい便器のフチには、黒ずみや尿石が残りやすいため、念入りに掃除しましょう。

水回りの掃除は日頃からこまめなお手入れが重要

水を使う都合上、どうしても水回りは汚れやすくなってしまいます。
その汚れは主に水アカとカビ、雑菌です。

汚れの性質を踏まえて効率よく掃除を行いましょう。
キッチンや風呂場などは、使用した際に合わせてひと手間加えるだけで、定期的な掃除の大変さが大きく変わります。

日々のなかで心がけて、効率よく清潔な状態を保てるようにしましょう。

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東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部

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