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洗濯機の掃除方法を徹底解説!丸ごとキレイにする方法

公開日

2021.04.05

更新日

2023.05.20

洗濯機

洗濯機は毎日使用していても、内部に汚れやホコリが蓄積します。
カビや雑菌は、蓄積した汚れやホコリを養分にして増殖していくため、定期的に掃除をして清潔な状態を維持しましょう。
本記事では、洗濯機を丸ごとキレイにするための掃除方法を徹底解説します。

洗濯機のホコリやカビ

洗濯機のホコリやカビ

洗剤と水を使って洗い流しているのだから、洗濯機はキレイだろうと考える人も多いでしょう。
しかし、毎日使用する洗濯機内には、衣類についていた汚れとホコリや、水アカ、洗剤のカスが溜まります。
また、普段フタを閉めていることが多かったり、お湯を使ったり乾燥機を使ったりすると、湿気がこもりやすくなります。
カビや雑菌は、ホコリと湿気、そして高めの温度が大好物です。
好条件をよいことに、洗濯機内にはカビや雑菌が大量に繁殖していくのです。

特に、脱水のために洗濯槽の内側に穴が開いている場合、穴の奥にカビが入り込んで増殖します。

洗濯機を掃除しないと汚れが衣類に

洗濯機に蓄積した汚れや増殖したカビ・雑菌を掃除せずに放置していると、その汚れが洗った衣類に付着します。
目にはみえない汚れや雑菌が衣類についている場合もあり、知らず知らずのうちにカビや雑菌を吸い込んでしまうかもしれません。
キレイに洗っているはずの衣類が実は洗うたびに汚れていた、なんてこともありえるのです。
カビや雑菌は人体に悪い影響を与えるため、衣類に付着するカビや雑菌を減らすために、洗濯機掃除が必要です。

洗濯槽掃除に使う洗浄剤の種類

洗濯機掃除をする上で、最も重要なのは洗濯槽の掃除です。
洗濯槽掃除に使う洗浄剤の種類は、主に3つあります。

塩素系漂白剤

塩素系漂白剤は強い殺菌効果があり、カビを分解しながら除去してくれます。
見えないカビ菌も殺菌してくれるため、効果が最も高い洗浄剤です。

ただし、酸性のものと混ぜると有毒なガスが発生するため、取り扱いには気を付けましょう。
また、すすぎ残しがあると衣類の色落ちなどが起こる可能性もあります。
十分注意してください。

酸素系漂白剤

過酸化ナトリウムを主な原料とした漂白剤です。
強い発泡力があり、泡でこびりついたカビを剥がしながら落とします。
洗濯槽に付着したカビや茶色いカスが浮いてくるため、汚れ落ちが確認できます。
塩素系よりも殺菌効果は劣るものの、衣類に与えるダメージが少なく、独特のニオイも少ないため、手軽に使用できます。

ただし、浮いたカビや茶色いカスを途中で取り除かなくてはいけないため、手間や時間がかかります。
洗濯中にフタが開けられないドラム式や二層式では使用できない場合もあります。
使用前に洗濯機の取扱説明書を確認しておきましょう。

重曹

重曹は身体に優しい成分でできている、安心で安全な洗浄剤です。
性質はアルカリ性で、酸性の皮脂汚れやヌメリ汚れを中和して落としてくれます。
また、消臭効果も期待できる点がメリットです。
塩素系や酸素系の洗浄剤と比べると殺菌効果が弱いため、こまめなお手入れを普段からしている方におすすめの洗浄剤です。
ただし、酸素系と同様に浮いてきたカビや汚れを取り除く必要があるため、ドラム式や二層式では使用できない場合もあります。
酸素系漂白剤が使用不可な洗濯機では使わない方がいいでしょう。

洗濯機掃除のやり方を徹底解説!

洗濯機掃除のや言い方

洗濯機掃除は、正しいやり方で行うことが大切です。
掃除のし忘れがないように、洗濯槽や洗濯機の細かい部品、隙間までしっかりと掃除をしましょう。

1. 細かい部品を外して洗う

細かい部品を外して洗う

洗剤投入ケースやゴミ取りネット、乾燥フィルター、排水フィルターなどはすべて外します。
洗濯機や洗濯槽を洗うときに一緒に洗ってしまえばいいのでは、と思うかもしれませんが、細かい部品に浮き出てきた汚れが付着し、こびりついてしまいます。

細かい部品は一度外してから、単体で洗いましょう。
ぬるま湯につけ、歯ブラシなどでこするだけでキレイにできます。

2. 洗濯槽を洗う

洗濯槽を洗う

最も手ごわいのが、洗濯槽の掃除です。
洗濯槽は、目に見えている部分がキレイでも裏側には汚れがこびりついています。
洗濯槽専用の洗剤を使う、もしくは衣類用の漂白剤を入れて洗濯槽を掃除しましょう。
まずは、洗濯槽にたっぷりとお湯を入れたら、洗剤や漂白剤を入れます。
より強力な洗浄力を求める場合は洗濯専用の洗剤(塩素系クリーナー)を、マイルドな洗浄力がよいなら、酸素系クリーナーもしくは重曹をおすすめします。

塩素系クリーナーを使用する場合

塩素系漂白剤を入れ、洗濯槽の洗浄コースがある場合はそのコースを、ない場合は標準コースで洗濯機を回します。
通常通りコースが終われば、掃除も終了です。
フタを開けて、洗濯槽を乾燥させましょう。

塩素系以外の洗浄剤を使用する場合

洗濯機を洗いコースで5分ほど回し、そのまま2〜3時間ほど放置しましょう。
そのあと、浮いてきた汚れをゴミ取りネットなどで取り除き、通常通り運転をして排水をしたら完了です。
長期間掃除をしていなかった洗濯槽は、一度だけで汚れが落としきれない場合もあります。
その場合は、何度か洗剤を使ってゴミを浮かし、ゴミが浮かなくなったらOKです。

3. 洗濯パンを洗う

洗濯パンとは、洗濯機を支える台のことです。
ホコリや髪の毛が溜まりやすいですが、普段の掃除でもつい見落としてしまいがちです。
洗濯機の下は、ハンガーにストッキングを巻き付けてさっと拭くだけで掃除ができます。
洗濯機を動かすとなると大がかりな掃除になりますが、動かさずにさっと拭ける方法をこまめに行えば、ホコリや髪の毛も溜まりにくくなるでしょう。

4. 洗濯機全体をタオルでふき取る

仕上げに洗濯機全体を見回し、フタやパッキンの裏、洗濯槽のフチなど細かなところまでしっかりとタオルでふき取ります。
陰になっていて凹凸が多い場所は、ホコリや洗剤カスが溜まっています。
手が届かない部分は歯ブラシで擦ると落としやすいです。
洗剤カスがこびりついて落とせない場合は、お湯をかけて溶かしてからこするとスルっと落ちます。
お湯の温度は50度ぐらいがベストです。
ぬるすぎると汚れが落ちませんが、熱すぎると洗濯機を傷める原因になるため、注意してください。

どのくらいの周期で掃除が必要?

洗濯機の掃除は、月に1回のペースが理想です。
洗濯機の掃除をすると、本体の汚れ・傷みなどにも気付きやすく、お手入れしてあげることで洗濯機が長持ちします。
こまめにお手入れをしていれば、毎日の洗濯の質も上がるでしょう。
月に1回の頻度を続けていれば、洗濯機を常にキレイな状態に保ち続けられます。

ただし、糸くずネットはゴミが溜まりやすいため、洗濯機を掃除するときだけでなく、できれば洗濯を終えたらすぐにお手入れすることをおすすめします。

数年間洗濯槽を掃除していない場合は業者へ依頼するのがおすすめ

洗濯槽内部の掃除はご自分で行うこともできますが、洗濯機クリーニングを依頼したほうがよいケースもあります。
購入してから一度も洗濯槽を掃除していない、数年前にして以来、洗濯槽クリーナーを使っていない、というときは、市販の洗濯槽クリーナーを使うと中途半端に汚れが落ち、カビが少しずつ流出し続ける原因になります。
数年放置していた場合は、一度、プロの業者に洗濯機クリーニングを依頼しましょう。
洗濯槽の掃除を定期的に行っている場合は、今までと同じようにご自分での掃除だけでも十分に汚れが落とせます。

洗濯機をキレイに使い続けるための4つのコツ

洗濯機はあっという間にカビや汚れが溜まります。
洗濯機から黒い汚れが出ている状態だと、すでに見えないカビ菌が衣服につき、部屋にも広がってしまいます。
そうなる前に、普段からお手入れを心がけましょう。

1. 洗濯機の掃除は月に1回が理想

洗濯機の掃除の頻度は、月に1回が理想です。
毎日使用する洗濯機は、日々の汚れがすぐに溜まっていきます。
洗濯機の機種や汚れ具合に合わせ、洗浄剤の種類を選んで掃除をしましょう。
月に1回の頻度を守っていれば、洗濯機をキレイな状態で使い続けられるはずです。

2. 洗濯機のフタは基本的に閉めない

洗濯機のフタは洗濯をしている間だけ使用するようにし、それ以外の時は基本的に開けておきましょう。
洗濯後、すぐにフタを閉めると、カビの大好物である湿気が洗濯機内にこもり、カビが繁殖します。
乾燥させるために、フタは開けっ放しにしておくことをおすすめします。

しかし、小さなお子さんがいたり、ペットがいたりするご家庭では、洗濯機の中にお子さんやペットが入ってしまう心配があります。
洗濯機を置いている場所に、お子さんやペットを入れない、洗濯の前に中をちゃんと確認するなどして注意してください。

3. 汚れた衣類を洗濯機内に放置しない

脱いだ服を洗濯機にすぐに入れ、洗濯カゴ代わりに使用しているご家庭も多いでしょう。
しかし、汚れた衣類を洗濯機内に入れると、服についていた汚れや汗、皮脂などによって洗濯機内の温度が上がりカビが増殖します。
汚れた衣類はすぐに洗濯機内に入れず、洗濯カゴを使用しましょう。
洗濯の直前で洗濯機に入れるようにしてください。

4. 洗剤や柔軟剤は適量を入れる

汚れがたくさん落ちそうだから、香りを長持ちさせたいから、という理由で洗剤や柔軟剤を適量以上入れていると、溶け残りが起こりやすく洗濯槽に洗剤カスが特石していきます。
洗剤や柔軟剤のパッケージには、最も効果がある量の適量が記載されています。
洗濯機をキレイに保つために、洗剤や柔軟剤の適量を守って使用しましょう。

洗濯機の掃除はプロに依頼する手段も

洗濯機をご自分で掃除する方法をご紹介しましたが、ご自分で掃除するだけでは汚れが残っている気がして不安、カビがちゃんと落ちていないのではないかと心配になる人も多いでしょう。
長年蓄積した汚れは、ご自分で掃除しただけではなかなか落とせないものです。
そこでおすすめしたいのが、洗濯機の掃除をプロに依頼する方法です。

久しぶりに掃除する、買ってから初めて掃除する、という人は、一度、プロにお任せしましょう。
洗濯機を分解し、目に見えない部分までしっかりとキレイにしてくれます。

東京ガスの洗濯機クリーニングはこちら

月1回の掃除でキレイな状態を保ちましょう

洗濯機掃除は、月に1回の頻度で実施すると、常にキレイな状態が維持できます。

また、使用する洗浄剤によっても効果が異なるため、適した洗浄剤を選択してください。
ただし、掃除をしてから数年経過してしまった、買ってから一度も掃除をしていないという場合は、自力での掃除が難しいこともあります。
一度、プロの業者に依頼し、徹底的に掃除をしてもらうことをおすすめします。

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東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部

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