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オキシクリーンで洗濯槽をピカピカに!オキシ漬けのやり方をご紹介!

公開日

2024.10.09

更新日

2024.10.10

2024100212

洗濯槽には裏側含め目には見えない衣類の汚れやホコリ、洗剤の残りなどが付着しているのをご存じでしょうか。洗濯槽の掃除を怠ると、黒カビやイヤなニオイなどのトラブルにつながります。洗濯槽の汚れを落とすには、オキシクリーンを使った掃除方法であるオキシ漬けが効果的です。

本記事ではオキシクリーンを活用した洗濯槽の掃除手順や、キレイな洗濯槽を保つ方法をご紹介します。

オキシ漬けとは?オキシクリーンをどう使うの?

オキシ漬けとは、酸素系漂白剤のオキシクリーンとお湯を使用して洗濯槽をキレイにする方法です。粉末状のオキシクリーンをお湯に溶かして漬け込む(数時間おいておく)だけで良いため、ラクに掃除できます。

まずはオキシクリーンが落とせる汚れや掃除頻度、ドラム式洗濯機に使用できるかを確認しましょう。

オキシクリーンはどんな汚れに効果的?

オキシクリーンは弱アルカリ性のため、酸性の汚れを落とすのに効果的です。具体的には、以下のような汚れに対して優れた効果を発揮します。

  • 食べこぼし
  • 皮脂汚れ
  • 手アカ
  • 血液
  • 油汚れ
  • 泥汚れ

オキシ漬けでは、洗濯によって衣類から発生した上記の汚れをオキシクリーンで浮かせる仕組みで汚れを落とします。日常生活での汚れの多くは酸性のため、酸性汚れに効果的なオキシクリーンを使うことで、洗濯槽がキレイになるケースが多いです。

また洗濯槽だけでなく、食器のくすみや浴室、キッチンなどの拭き掃除にも使用可能です。消臭効果もあるため、ニオイが気になるときにも効果を発揮します。

ただし、水アカや石鹸カスといったアルカリ性の汚れには適していません。これらの汚れには、酸性の性質を持つクエン酸を使用するのがおすすめです。

洗濯槽のオキシ漬けの最適な頻度

オキシ漬けの頻度は、1~2カ月に1回が目安です。とはいえ、人数や住まいの環境によって汚れ具合が変わるため、それに応じて適切な頻度も変わってきます。家族が多かったり湿気が発生しやすい場所に住居があったりすると、洗濯槽の汚れは比較的短いスパンでたまるため、頻度を上げる必要があります。

まずは1~2カ月に1回のペースでオキシ漬けを行い、状況に応じてスパンを変えていきましょう。

オキシクリーンで縦型の洗濯槽を掃除する手順

ここで、オキシクリーンで縦型の洗濯槽を掃除する際の手順を解説します。大まかな手順は以下の通りです。

  1. 糸くずフィルターを取り外す
  2. 洗濯槽に40~50度のお湯をためる
  3. 適量のオキシクリーンを洗濯槽に入れる
  4. 洗濯コースもしくは槽洗浄コースで5分間洗濯機を回す
  5. 洗濯槽を6時間放置する
  6. 浮かんできた汚れをネットですくい、排水する
  7. 洗濯コースもしくは槽洗浄コースで洗濯機を回す
  8. 汚れが出なくなるまで洗濯機を回す

それでは詳しく見ていきましょう。

※洗濯機の取扱説明書をご確認の上、ご使用ください。
※ステンレス槽の長時間にわたる漬けおきは、変色する可能性がありますのでご注意ください。
※参考:OXICLEAN「汚れ別オキシクリーンの使い方 洗濯槽の汚れ」 ,(参照 2024-08-06)

オキシ漬けに必要な道具

オキシ漬けに必要な道具は以下の通りです。

  • オキシクリーン
  • 40~50度のお湯
  • ゴミ取り用ネット

お湯の温度は、手をお湯に入れて10~20秒触れられる程度が目安となりますが、温度計で測るのが望ましいです。

1. 糸くずフィルターを取り外す

まずは洗濯機の糸くずフィルターを取りましょう。フィルターを付けたままオキシ漬けを行うと、掃除後にフィルターが汚れでいっぱいになってしまう可能性があります。後からフィルターをキレイにする手間を減らすため、最初に外しておきましょう。

2. 洗濯槽に40~50度のお湯をためる

続いて、40~50度のお湯を洗濯槽の高水位までためていきます。風呂水を追い炊き機能で温め直してホースで入れても良いですし、バケツにお湯をためて注ぐ方法でも構いません。近くにシャワーがある場合は、シャワーで直接注いでも良いです。

途中でお湯の温度が下がったときは、熱湯を足しながら温度調節をしてください。

3. 適量のオキシクリーンを洗濯槽に入れる

お湯をためた後は、適量のオキシクリーンを入れてください。日本製のオキシクリーンは、お湯4Lに対して28gが適量です。スプーンタイプの場合はスプーン1杯、大スプーンの場合はライン2本分、またキャップの場合はキャップ1杯を入れてください。

一般的な縦型洗濯機の高水位までのお湯の量に対するオキシクリーンの分量は、以下のとおりです。

お湯の量
(最大水量)
オキシクリーンの分量
(※付属のスプーン〇杯で明記)
48リットル 12杯
52リットル 13杯
62リットル 15~16杯
72リットル 18杯

基本的には、「洗濯機の最大水量÷4(杯)」で求められます。なおアメリカ製のオキシクリーンを使用する場合は、お湯4リットルに対して付属のスプーンの2~4メモリで調整しましょう。(日本製のスプーン1杯=アメリカ製の付属スプーンの1~2メモリに相当)

4. 洗濯コースもしくは槽洗浄コースで5分間洗濯槽を回す

オキシクリーンをお湯に入れたら、洗濯コースもしくは槽洗浄コースで5分間洗濯機を回しましょう。5分以上行うと、槽内の水が排水されてオキシ漬けできなくなるため、停止ボタンを忘れずに押してください。停止した時点で、もし汚れが浮いていたらネットですくいましょう。

5. 洗濯槽を6時間放置する

5分間の運転が完了したら、6時間洗濯槽を放置して漬け置き状態にします。合間で洗濯槽のフチや細かい部分をブラシで擦ってキレイにしておくと、さらに清潔です。

6. 浮かんできた汚れをネットですくい、排水する

6時間放置したら、浮かんでいる汚れをゴミ取りネットですくいましょう。ゴミが浮かんでいない場合は、放置時間を伸ばしてみてください。

排水管の詰まりを防ぐためにも、見えている汚れは全てすくい取るのがポイントです。汚れをすくい終えたら、一度排水しましょう。

7. 洗濯コースもしくは槽洗浄コースで洗濯機を回す

汚れを全て除去したら、洗濯コースもしくは槽洗浄コースで1回洗濯しましょう。最初に行った5分間の運転とは異なり、ここではコースが一通り終わるまで運転します。

8. 汚れが出なくなるまで洗濯機を回す

汚れが出なくなるまで洗濯機を回すのが、オキシ漬けを成功に導くポイントです。長期間洗濯槽を掃除していなかった場合は、汚れが予想以上の量になる可能性があると覚えておきましょう。

複数回洗濯機を回した後、汚れが出なくなったら掃除は完了です。

オキシクリーンはドラム式洗濯機にも使える?

オキシクリーンは、ドラム式洗濯機の洗濯槽掃除にも使用可能です。使用する場合の手順は、以下の通りです。

  1. 40~50度のお湯を4リットル用意する
  2. 1のお湯にキャップ1杯(28g)のオキシクリーンを溶かす
  3. 2を洗濯槽に投入する
  4. 通常の洗濯コースを回す

お湯に溶かすオキシクリーンの量は、基本的に縦型洗濯機の場合と同じです。

また、洗濯槽の洗浄に特化したタイプのオキシクリーン「オキシクリーン 洗濯槽クリーナー」もおすすめです。縦型・ドラム式洗濯機どちらにも使用でき、計量しなくても良い個包装タイプのため、より家事効率が上がるでしょう。掃除の手順は以下の通りです。

  1. 洗濯機の中を空にして、オキシクリーン洗濯槽クリーナーを1袋全て入れる
  2. 洗濯コースもしくは槽洗浄コースで回す
  3. 回し終わったら、浮き出た汚れを布で拭き取る

※参考:OXICLEAN「汚れ別オキシクリーンの使い方 洗濯槽の汚れ」 ,(参照 2024-08-06)

※参考:OXICLEAN「オキシクリーン洗濯槽クリーナー」 ,(参照 2024-07-28)

何回やっても汚れが出てこない! オキシ漬け失敗の原因と対処法

オキシ漬けでは、何回洗濯機を回しても汚れが出てこないときがあります。原因には、以下のようなものが挙げられます。

  • 元々の汚れが少ない
  • オキシクリーンの量が適切でない
  • お湯の温度が低い
  • オキシ漬けの時間が短い

定期的に掃除をしている洗濯槽は、元々の汚れが少なく浮かび上がってこない可能性があります。オキシクリーンの量が適量かもチェックしてください。

また、ためたお湯が40~50度になっていない可能性も考えられます。水に近い冷たい温度で実施すると、オキシクリーンが十分に混ざりきらずに効果が半減するため、注意しましょう。

洗濯槽のオキシ漬けは、オキシクリーンを含むお湯に6時間漬け置きすることで効果を発揮します。放置する時間が短くなっていないかも確認しましょう。

オキシクリーンで汚れが出続けるときはどうする?

反対にオキシクリーンで汚れが出続ける場合は、塩素系クリーナーを試してみてください。塩素系クリーナーは、オキシクリーンよりも汚れの分解や除菌の効果が高く強力です。

また6時間の漬け置きの後に、手順の最初に取っておいた糸くずフィルターを付け直すのも対策の1つです。フィルターを外したままだと、ネットですくいきれなかった汚れが出続けます。付け直したら再度洗濯機を回してみましょう。

洗濯槽をオキシ漬けでキレイにする際の注意点

オキシクリーンによる洗濯槽掃除において、オキシクリーンの用量や掃除方法を間違うと、「大量の泡によって誤作動を起こす」、「オキシ漬けにより出た汚れやゴミで排水管が詰まる」、「オキシクリーンの溶け残りが洗濯機の部品を壊す」「長時間の付け置きでステンレスが腐食する」といったトラブルが起きる可能性がありますので下記の点には十分注意しましょう。

<注意点>

  • 洗濯機の取扱説明書を確認した上で使用する
  • オキシクリーンの使用上の注意を必ず読んで使用する
  • 適切な分量のオキシクリーンを使う
  • 長時間の漬けおきはしない

洗濯槽をピカピカに保つには?

洗濯槽のオキシ漬けも良い方法ですが、日頃から洗濯方法に気をつけ、お手入れをしておくことも洗濯槽をキレイに保つ秘訣です。

キレイな洗濯槽を保つには、日頃から以下の点に注意しましょう。

  • 洗剤を入れ過ぎない
  • 洗濯槽のホコリや汚れを定期的に取る
  • 脱いだ服を洗濯槽にすぐに入れない

それでは詳しく見ていきましょう。

洗剤を入れ過ぎない

普段の洗濯で洗剤を入れ過ぎていると、水に溶けきらなかった洗剤が原因で、カビや雑菌が発生する恐れがあります。1回の洗濯に使用する洗剤の量は、製品のパッケージに記載されている内容を守りましょう。

洗濯槽のホコリや汚れを定期的に取る

洗濯機の上やフチなどに付着したホコリは、定期的に拭き掃除で取り除きましょう。フィルターの糸くずも、できるかぎり毎日取るのが望ましいです。また洗剤投入口を拭き取るのも、清潔な状態を保つために必要です。

日頃から小まめにお手入れをしておけば、オキシ漬けで洗濯機を回す回数や時間が省けて家事の効率アップが期待できます。

脱いだ服を洗濯槽にすぐに入れない

脱いだ服を洗濯槽にすぐに入れると、衣類に付着した汗や水分が原因となって洗濯槽内の湿度が上がり、カビが繁殖しやすくなります。

着用した衣類は洗濯する直前まで洗濯カゴなどに保管し、湿気を取り除いてから洗濯槽に入れましょう。

オキシクリーンを使った掃除と日頃のお手入れで洗濯槽をキレイにしよう

一見キレイに見える洗濯槽も、衣類から出た汚れや汗、皮脂アカなどが付着していることは多いです。洗濯槽を清潔にするなら、酸性の汚れに強いオキシクリーンを使って掃除するのが効果的です。本記事の内容を参考に、ぜひご自身でも試してみてください。

ただ、オキシクリーンでは落とせない汚れやニオイが発生している場合もあるでしょう。ご自身では対処できないと感じた際は、東京ガスの洗濯機クリーニングをご利用ください。洗濯槽のカビの原因となる洗剤カスや糸くず、ホコリを徹底的に除去いたします。また洗剤投入口や排水トラップなど、細かい部分の掃除にも対応しており、ピカピカに仕上げます。

洗濯機のニオイや汚れが気になる方は、ぜひ東京ガスにお任せください。

東京ガスの洗濯機クリーニングはこちら

また、オキシクリーンは洗濯やさまざまな場所の掃除に活躍します。下記の記事では場所別や汚れ別のオキシクリーンの使い方や注意点などをご紹介しておりますので、ぜひこちらも参考にしてください。

オキシクリーンの使い方ガイド!注意点やコツも併せて解説

東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部

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