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【2024年度版】年末の大掃除のコツは?掃除のポイントや時短テクを解説
キッチン・レンジフード
浴室
その他(屋内)
その他(屋外)
公開日
2024.10.10
更新日
2024.10.11
年末に(または年始に)一年間の汚れを落とす大掃除。家の隅から隅までキレイにする大掃除は、なんとなく始めると何に手をつけていいかわからなくなってしまいがちです。効率的に大掃除をするためには、コツを押さえて計画的におこないましょう。
本記事では大掃除の流れや便利グッズ、洗剤の種類、場所別の時短テクなどをご紹介します。一年間の汚れをキレイに落として、スッキリとした気持ちで新しい一年を迎えましょう。
大掃除の流れ
年末に「大掃除を始めよう!」と意気込んで取り掛かろうとしても、いきなり始めると一つの場所に時間をかけすぎてほかに手が回らなくなったり、やり残したりしてしまい、効率的な大掃除ができません。大掃除を効率的にするための流れを紹介します。
スケジュールを決める
大掃除を始める前にまずしなければならないのは、スケジュール決めです。お部屋の数や広さにもよりますが、忙しい年末に念入りな大掃除を1日で終わらせるのは無理があります。
年末は大掃除以外にもしなければならないことはたくさんあるはずですから、他のスケジュールを考慮しながら、大掃除をするスケジュールを決めましょう。1日に1箇所でスケジュールを作ってもいいですし、土日などお休みの日にまとめて何箇所かするのもOKです。
チェックリストを作る
スケジュールが決まったら、まず大掃除をする場所を書き出します。そして、その場所ごとに掃除をする箇所や内容をさらに細かくリストアップしていきましょう。
例えば掃除に時間がかかるキッチンの場合、シンク・コンロ周り・換気扇(レンジフード)・キッチン家電・食器棚のような感じです。キレイにしたい箇所や普段は掃除ができていない箇所を場所ごとに挙げて、チェックリストを作成します。
リストアップできたら、目安の掃除時間と掃除をする際に必要なものも書き出しましょう。必要なものを書き出しておけば、購入が必要なものがすぐわかります。家族で分担して大掃除をする場合は、その場所を掃除する担当を書いて、チェックボックスを作っておけば、掃除が完了しているかどうかが一目瞭然です。
購入が必要なものを揃える
チェックリストで書き出した必要なもののうち、自宅にないものがあれば購入しておきましょう。大掃除に取り掛かってから、「あれがない!これがない!」ということになってしまうと、スムーズに大掃除ができません。
チェックリストを作ったときに購入リストも一緒に作っておけば、大掃除までに漏れなく用意できます。
不要なものを捨てる
スケジュール決めやチェックリスト作りと並行しておこないたいのが、不要なものの処分です。使わない小物やいらなくなった家具、服、靴などがあれば、捨てておきましょう。大型ゴミを回収してもらう場合は、大掃除を始める日までに回収してもらえるように段取りをしておきます。
いくら大掃除をしても、不要なものがあれば家の中はすぐにぐちゃぐちゃになりますし、スッキリしません。ゴミの収集日をチェックしながら処分するものを整理しましょう。
ある程度片付ける
大掃除をしながら片付けをするという方もいるかもしれませんが、それでは時間をロスしてしまいがちです。
動かせる家具を先に動かしておいたり、散らばっている小物などを先にまとめたりしておいた方が、いざ大掃除をするときにスムーズにできます。片付けができるものに関しては、大掃除の前に片付けておきましょう。
大掃除スタート
ここまで準備できたら、いざ大掃除スタートです。スケジュールとチェックリストに沿って大掃除を始めます。場所ごとのポイントや時短テクは後ほど詳しく紹介します。
大掃除に役立つアイテム
大掃除のときにあると便利なアイテムを紹介します。自宅にあるものもあるはずです。うまく活用して大掃除の効率を上げていきましょう。
ゴム手袋
大掃除の際は水や洗剤をたくさん使うので、手荒れを防ぐためにもゴム手袋が欠かせません。どんなゴム手袋でもいいですが、手にフィットして動かしやすいゴム手袋がおすすめ。使い勝手が良く耐久性があるものを選びましょう。
歯ブラシ
細かい部分の汚れを落とすときに大活躍するのが歯ブラシです。今まで使っていた歯ブラシを大掃除のときに使いましょう。ブラシの先端が寝ているようなら、先端をカットすることで掻き出す力がアップします。
プラスチックカード
コンロにこびりついた油汚れや、浴室の壁や鏡についた石鹸カスなどを落とすのに便利なのがプラスチック製のカードです。必要がなくなったポイントカードなどがあれば、掃除用として1・2枚残しておきましょう。紙でカードを巻いて使えば、傷がつきにくいです。
メラミンスポンジ
洗剤を使わなくても水に濡らすだけでピカピカに磨けるメラミンスポンジは、大掃除の定番アイテムです。ちょっとした汚れなら、洗剤がなくてもメラミンスポンジだけでキレイになります。ただフローリングや木製の家具などに使用すると傷ついてしまうので、使わないようにしてください。
伸縮する使い捨てモップ
家具の上やエアコンの上などは、踏み台に上がってもなかなか手が届かない場所です。そんなときにあると便利なのが、伸縮するタイプの使い捨てモップ。
汚れたモップ部分は捨てるだけなので、手間もかかりません。伸縮するモップは日頃の掃除にも活躍するので、1本持っていると便利です。
キッチンペーパー
汚れがこびりついている場所に洗剤を染み込ませるとき、キッチンペーパーが大活躍します。壁などは洗剤をかけてもそのままだと流れてしまいますが、キッチンペーパーに洗剤を染み込ませておけばしっかり洗剤が染み込みます。
割り箸
手が届かないような隙間のお掃除で活躍するのが割り箸です。割り箸にいらなくなった布を巻いてゴムで固定するだけで、隙間もスイスイ掃除できます。こびりついた汚れをこそぎ落とすのにも便利です。
マイクロファイバータオル
水に濡らしてもそのままでも使えるマイクロファイバータオルは、掃除で万能なアイテムです。乾いた状態で服とホコリを吸着してくれるので、床にホコリを落とすことなくサッとキレイにできます。普段からあると便利なアイテムです。
洗剤の選び方
大掃除では汚れの種類や掃除する場所によって、洗剤を使い分けるのが基本です。どんな汚れかによって、洗剤をうまく使い分けましょう。
基本は中性洗剤におまかせ
基本的に家庭内で発生する汚れは日頃使っている中性洗剤を使って落とせます。中性洗剤は市販の食器洗い洗剤や浴室用洗剤としても使われていて、洗剤に含まれる界面活性剤が汚れを浮かす働きをします。
比較的肌に優しく、金属・プラスチック・ゴム・ガラスなど、さまざまな素材に使える万能な洗剤です。
酸性の汚れを落とすアルカリ性洗剤
アルカリ性洗剤は、油汚れや手アカなどの酸性の汚れを落とす効果のある洗剤です。油汚れがこびりつきやすいコンロ周りや換気扇(レンジフード)にはアルカリ性洗剤が効果的。ドアノブなどについた皮脂汚れにも効果があります。
アルカリ性洗剤はpH9~11が弱アルカリ性、pH11以上はアルカリ性に分類されています。使用できる素材が限られているので、使用するときは注意書きをチェックしましょう。
アルカリ性の汚れを落とす酸性洗剤
浴室やキッチンのシンクにこびりついた水アカや石鹸カスなど、アルカリ性の汚れに効果があるのが酸性洗剤です。尿石もアルカリ性の汚れなので、便器にも使えます。
またタバコのヤニを落とす効果もあるので、室内で喫煙している場合は壁に使用してもいいでしょう。pHが低いほど強力な酸性洗剤です。pH3〜6が弱酸性、pH3未満は酸性に分類されます。
頑固な汚れやシミには漂白剤
頑固な汚れやシミなどには、漂白剤を使用します。漂白剤は3種類あるので、汚れに応じて使い分けましょう。
塩素系
アルカリ性の漂白剤で、洗浄力と高い漂白力を持ちます。除菌効果もあり、トイレの便器掃除にも最適です。カビや黒ずみなどに効果を発揮しますが、酸性洗剤とは絶対に混ぜないでください。
酸素系
酸素系漂白剤は油汚れに向いている漂白剤です。まな板やスポンジの除菌に使用でき、塩素系ほど強いニオイもありません。
還元型
他の洗剤では落とせなかった金属やサビなどによる汚れを落とす効果があります。他の漂白剤で効果がなかった場合も、還元型を使えば落とせる可能性が高いです。
洗剤の代わりに活躍する重曹&クエン酸
洗剤ではありませんが、洗剤の代用品としてエコに汚れを落とせるとして近年一般的になっているのが重曹とクエン酸です。重曹は皮脂汚れや油汚れに効果があり、クエン酸はアルカリ性の汚れに効果があります。
場所別の掃除方法
場所別に掃除の方法や時短テクを紹介していきます。コツを押さえた掃除で、効率的に大掃除しましょう。
キッチン
キッチンやキッチン周りは掃除すべき箇所も多く、家庭のなかでも比較的頑固な汚れがつきやすい場所です。洗剤や掃除アイテムを使い分けて掃除しましょう。キッチン周りは見直してみると意外に不用品や賞味期限切れの食品が多くあります。できる限りものを減らして、大掃除を始めましょう。
キッチンの時短テク
キッチンはこびりついた汚れが目立つ場所です。コンロの五徳や換気扇フィルターなどは、こすってもなかなか落ちない汚れがあるので、先につけおきしておきましょう。つけおきしている間に、キッチン家電や食器棚などを掃除すれば時間を有効に使えます。シンクをキッチンの大掃除の一番最後にすると、他のもので汚れてもまた掃除する必要がありません。
お風呂・洗面台
キレイに思えるお風呂や洗面台でも水アカや石鹸カス、黒カビなどが意外と蓄積しているもの。お風呂や洗面台の排水口の頑固なぬめりには、塩素系洗剤や塩素系漂白剤がおすすめです。いくつかの洗剤を使い分けて掃除することになりますから、洗剤を混ぜないように気をつけてください。またしっかり換気を行いましょう。
お風呂・洗面台の時短テク
なかなか落ちないカビや黒ずみは、キッチンペーパーに漂白剤を染み込ませて付着させ、放置しておきましょう。キッチンペーパーではうまく密着できない場所は、重曹と酸素系または塩素系の漂白剤を混ぜてペースト状にするのがおすすめです。
トイレ
トイレの大掃除は日頃できない壁や換気扇までキレイにしましょう。特に壁は汚れていないように見えても、かなり汚れています。定期的に掃除をしても嫌なニオイが取れないという場合は、細かい隙間に汚れがこびりついている可能性が高いです。歯ブラシや割り箸、綿棒などを使って念入りに掃除しましょう。
トイレの時短テク
便器に頑固な黒ずみやカビがある場合は、キッチンペーパーを使った洗剤や塩素系漂白剤のつけおきがおすすめです。つけおきしている間に、他の場所の掃除をすると時間が無駄になりません。
リビングや寝室
リビングや寝室の掃除は玄関やベランダから一番遠い部屋から始めましょう。また各部屋を掃除するときは、上から下に掃除し、最後にフローリングを仕上げれば効率的です。ワックスをかけるとフローリングが美しく保てます。
リビングや寝室の時短テク
細々としたインテリアがある場合は、一旦片付けておくと掃除の邪魔になりません。片付けるときにインテリアについたホコリはしっかり落としましょう。
玄関
玄関は外から持ち帰ったホコリや土などで汚れやすい場所です。まず目に見える汚れを箒で掃き取ってから、洗剤を使って念入りに磨きましょう。靴箱内を掃除するときは、必ず上から下に向かって掃除しましょう。
玄関の時短テク
靴や傘などは一旦移動して、玄関に何もない状態にして掃除をすると時間が短縮できます。
ベランダ
日頃雨風に晒されているベランダは、汚れがたまりやすいです。まずサッシや窓を掃除して、最後にベランダに溜まった汚れを取り除きましょう。
ベランダの時短テク
掃除機がかけられないベランダは、濡らしてちぎった新聞紙をベランダ全体に撒き、それを箒で掃きましょう。こうすることで砂埃やホコリ、髪の毛などを新聞紙が吸着するので、簡単にゴミが取り除けます。
大掃除は計画的に行うのが肝心!まずスケジュールを立てよう
大掃除が終わった後に、「ここを掃除していなかった!」ということが起きると、かなり面倒に感じてしまいます。そうならないためにも、まずはスケジュールを立てて、場所ごとにチェックリストを作るのがおすすめです。スッキリするとはいえ大変な大掃除だからこそ、効率的にできるよう工夫してみましょう。
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東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部
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