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洗濯機からニオイ!原因別の対処方法を教えます
洗濯機
公開日
2021.04.12
更新日
2023.05.20
洗濯機からの気になるイヤなニオイは、お掃除を行うことで解消できることがあります。
パターン別に行うべき対策が異なるため、まずはニオイの原因を突き止め、適切に対処しましょう。
本記事では、洗濯機の気になるイヤなニオイの原因と、パターン別にニオイを取る方法を紹介します。
目次
洗濯機からイヤなニオイが
洗濯機ならイヤなニオイがすると、洗濯物にもそのニオイが移り、せっかく洗った洗濯物も何となくにおって不快に感じます。
洗濯機からイヤなニオイがするときは、ニオイの種類によってそれぞれ原因があります。
ニオイの原因はカビ
洗濯機のニオイの主な原因は、カビです。
洗濯槽の中は、カビの栄養となる石鹸や洗剤の溶け残りが溜まりやすくなっています。
さらに、湿度・温度ともにカビが発生しやすい環境のため、どんどん増殖していくのです。
洗濯機のニオイを取る方法【パターン別】
洗濯機のニオイを取る方法は、ニオイの種類によって異なります。
ここでは、それぞれのパターンに応じた方法を紹介します。
カビ臭い
前述のように、洗濯機からイヤなニオイがする場合、原因の多くはカビです。
洗濯槽の穴やフチ、洗剤の投入口などは汚れが溜まりやすいため、見えない洗濯槽の裏側はカビだらけ、なんてこともあります。
水分が蒸発しにくい洗濯槽の裏側は、カビの温床なのです。
特に、ドラム式洗濯機は使用する水量が少なく、洗剤や汚れが洗濯槽内に残ってカビが増殖しやすくなります。
カビは、市販されている酸素系漂白剤を使えば落とすことができます。
なお、浴槽の残り湯を使った掃除は細菌増殖の原因となるため、おすすめできません。
残り湯を使う場合は除菌効果のある洗濯洗剤を使用し、すすぎは水道水を使用しましょう。
洗剤臭い
香りが強い洗剤や柔軟剤を使用している場合、洗剤のニオイが洗濯機に残ります。
すすぎで流しきれなかった香りが、細菌やカビ菌が発するニオイと混ざることで不快なニオイに変わります。
洗剤の不快なニオイを感じる場合は、洗剤や柔軟剤の使用量を減らしてみましょう。
たくさん洗剤を入れると汚れが落ちるような気がしますが、洗剤の適量は洗濯物の量によって決まっています。
規定以上の洗剤を入れると、溶け残った洗剤が洗濯槽に残りやすくなるのです。
香りが強い洗剤や柔軟剤ではなく、マイルドな香りの洗剤や柔軟剤に変えてもよいでしょう。
下水臭い
洗濯槽から下水のニオイがする場合は、排水口が主な原因です。
排水口は下水のニオイを通さない仕組みになっているのですが、何らかの原因で排水口内部のニオイが上がってくることもあります。
通常、洗濯槽の水を排出するホースと排水口をつなぐ部分には、排水トラップがついています。
排水トラップの中には水が溜まるようになっており、下水のニオイを防ぐ役割があります。
排水トラップがついていないとニオイを止めることができないため、もしついていなければ、ホームセンターなどで購入して取り付けましょう。
また、排水トラップがついていても、排水トラップと排水口が汚れていると、排水の流れを悪くしてニオイを発生させます。
糸くず・髪の毛・ホコリ・洗剤のカスなどでヌルヌルになっている排水トラップは定期的に掃除しましょう。
排水口内はパイプクリーナーや業務用のクリーナーでキレイになります。
生臭い
洗濯機から生臭さを感じる場合、洗濯槽で繁殖している雑菌が原因です。
マイコバクテリウムという細菌が作り出している硫黄化合物で、湿気・温度・栄養の3つの要素が揃うと、一気に増殖します。
洗う前の洗濯物に含まれている汗や皮脂などの汚れが栄養分となって、湿度と温度が上がることで菌が増殖するのです。
濡れた洗濯物を洗濯機の中に放置することは、細菌が繁殖する原因となります。
洗ってもニオイが消えない洗濯物は、一度煮洗いしましょう。
大きな鍋を使ってぐつぐつと煮るだけでOKです。
特に、タオルは煮洗いが効果的です。
洗濯機がにおわないための対策
ここでは、日頃から行っておくとよいニオイ対策を7つ紹介します。
1. 未使用時は洗濯機のフタをあけっぱなしにして乾燥させる
洗濯機内部は蒸れやすく、水分がある状態では湿度と温度が上がって細菌が増殖します。
洗濯を終えた後や使っていないときは、フタをあけっぱなしにして乾燥させましょう。
水分が蒸発するため、細菌の繁殖を最小限に抑えることができます。
2. 汚れた洗濯物を洗濯機内に放置しない
汚れた洗濯物には、細菌とカビが好む皮脂、汗などの栄養分が豊富です。
洗濯機を洗濯カゴ代わりにせず、洗う直前に入れるようにしましょう。
3. 洗濯が終わったらすぐに干す
洗濯が終わっても洗濯物を放置すると、洗濯槽の内部の細菌が洗濯物に移りやすく、湿度も上昇してカビや細菌が繁殖します。
洗い終わったらなるべくすぐに取り出し、干しましょう。
4. 規定以上の洗剤や柔軟剤を入れない
洗剤臭さの原因となるため、規定以上の洗剤や柔軟剤を入れないように気を付けてください。
5. 浴槽の残り湯はできるだけ洗濯に使用しない
浴槽の残り湯には、体から出た汚れやアカがたっぷり入っています。
細菌の栄養となるため、洗濯への使用はできるだけ避けてください。
どうしても使用する場合は洗いのときだけにして、すすぎのときは水道水を使用しましょう。
6. フィルターのゴミは洗濯のたびにチェックして捨てる
フィルターのゴミにも細菌が増殖しています。
洗濯のたびに捨てて清潔を保ちましょう。
7. ドラム式洗濯機は乾燥機の運転中や直後にすぐ電源を切らない
排水トラップの水が減少している状態のまま、電源を切ると下水臭さの原因になります。
排水トラップの水が溜まるまで電源を入れておいてください。
さらに、定期的に行うべきこともあります。
洗濯機の掃除はプロに依頼しよう
排水口や洗濯槽の裏側など、見えづらい部分は掃除がちゃんとできているか不安になるものです。
きちんと掃除ができているか心配、掃除をしたのにニオイがなかなか消えないという場合は、プロへの依頼がおすすめです。
プロは洗濯機を細かな部品に分解し、徹底的に掃除してくれます。
ご自分では手が届かないところ、目には見えないところまでキレイになり、ニオイも気にならなくなります。
東京ガスの洗濯機クリーニングはこちら
洗濯機からニオイがするときはニオイ別に対処しましょう
本来なら、洗濯物を清潔にしてくれるはずの洗濯機。
しかし、洗濯機からイヤなニオイがしているとせっかく洗った衣類にも細菌が付着してしまいます。
イヤなニオイが気になるときは、ニオイ別に適切な対処を行いましょう。
また、ニオイが発生しないように普段から気を付けておくと、細菌やカビの増殖を防げます。
イヤなニオイがなかなか消えないときは、プロに洗濯機の掃除を依頼するのもおすすめです。
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東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部
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