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残り湯の洗濯は衛生的にOK? 方法や注意点も併せて解説!
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公開日
2023.10.12
更新日
2023.10.12
残り湯の洗濯は衛生的にOK? 方法や注意点も併せて解説!
お風呂の残り湯を利用して洗濯するには、いくつかのポイントを知っておく必要があります。残り湯を使っての洗濯は、水道代を節約できるなどのメリットもある一方、洗濯方法を間違えると、衣類に雑菌が残ってしまったり、ニオイの原因になるなどのリスクがあります。
それでは、残り湯を活用して、節水しながら衣類をキレイに洗濯するためには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。
本記事では、お風呂の残り湯を使って衛生的に洗濯する方法やメリット、注意点をご紹介します。
目次
お風呂の残り湯を利用して洗濯をするための方法
一般的なサイズの浴槽にたまるお湯の量は約200リットルです。この量のお湯をすぐに捨てずに再利用したいと考える方も多いかもしれません。
残り湯の活用方法としては、植物の水やりや掃除、洗車などさまざまな選択肢がありますが、その中の一つに洗濯への利用が挙げられます。
それでは実際にお風呂の残り湯を使って洗濯するには、どのようにすればいいのでしょうか。まずは残り湯を利用して洗濯する方法をご紹介します。
方法①お風呂のお湯をできるだけ汚さないようにする
残り湯を使って洗濯するなら、先に体を洗ってから入浴し、浴槽にタオルやおもちゃなどを入れないようにしましょう。お風呂のお湯はできるだけ汚さないようにするのがポイントです。
入浴していないときに浴槽にフタをしておくと、ホコリやゴミが入ってしまうのを避けられます。また洗濯に使う前にネットなどを使って、お湯に浮いた汚れを取り除いておくのもおすすめです。
方法②入浴後はすぐに洗濯
家族全員の入浴が終わったら、できるだけ早く残り湯を洗濯に使用しましょう。入浴後のお湯は時間が経てば経つほど雑菌が増えてしまうためです。
また、お湯が温かいうちに洗濯した方が汚れは落ちやすく、洗剤の効果も高くなります。
残り湯は一晩たつと菌の数が数千倍に
衛生微生物研究センターが行った調査によると、入浴直後には数百から数千程度だった雑菌は、一晩放置すると数千倍になってしまうことが分かっています。(※)
入浴したお湯に含まれる細菌が原因で病気になる心配はないとされていますが、長時間放置した残り湯は衛生的に問題がないとは言い切れません。できるだけ早く残り湯を使って洗濯するようにしましょう。
※出典:衛生微生物研究センター. 「お風呂の残り湯は使ってもよい?」.
https://kabi.co.jp/remaining-hot-water-from-bath/, (参照 2023-07-03).
方法③お風呂の残り湯は「洗い」のみで使う
前述したとおり、入浴した後の残り湯には入浴直後でも数百から数千の雑菌が存在しています。そのため、残り湯を使うのは洗濯の「洗い」の工程だけにしておきましょう。
「すすぎ」にも残り湯を使ってしまうと、せっかく洗った洗濯物に雑菌がついてしまいます。
方法④除菌・抗菌効果のある漂白剤を使う
残り湯を使って洗濯するときは、通常の洗剤に加えて除菌や抗菌効果のある漂白剤を使用しましょう。漂白剤を使えば、シミや黄ばみもキレイに落とせます。酸素系漂白剤であれば、色柄物にも使用できます。
ただし衣類によっては漂白剤NGのものもあるため、洗濯する前には必ず洗濯表示を確認してください。
方法⑤洗濯物はすぐに干す
すすぎ・脱水が完了したら、洗濯物はすぐに干しましょう。洗濯機の中にいつまでも放置していると雑菌が増殖し、イヤなニオイの原因になってしまいます。
天日干しでしっかり干すか、衣類乾燥機や浴室乾燥機などを使って素早く乾かすようにしましょう。
お風呂の残り湯を洗濯に利用する2つのメリット
お風呂の残り湯を洗濯に使うとどのようなメリットが得られるのでしょうか。2つのメリットをみていきましょう。
メリット①水道代の節約になり、環境にも優しい
お風呂の残り湯を洗濯に利用すれば、水道代が節約できる、環境への配慮にもつながります。
縦型全自動洗濯機(8kgタイプ)で、通常の洗濯では1回1回当たり水道料金は24.8円かかりますが、残り湯を使って洗濯した場合は5.9円となり、1回あたり18.9円、年間(365日計算)では約7,000円の節約に繋がります。
※出展:ウルトラ省エネブック「⑲お風呂の残り湯は温かいうちに洗濯に利用」
https://www.toshiken.com/ultraene/housework/#action19 (参照 2023-07-20)
さらに静岡県では、2019年10月の増税時に、水道料金を上げることで増税分を転嫁する措置が取られました。(※)
物価が高騰している今、他の都道府県でも同様の措置や検討をしている自治体があるかもしれません。
※出典:静岡県. 「令和元年消費税率引き上げに伴う水道料金改定のお知らせ」. https://www.city.shizuoka.lg.jp/000_005843_00001.html, (参照 2023-07-03).
メリット②水よりもお湯で洗う方が汚れが落ちやすい
冷たい水よりも温かい残り湯を使えば、洗濯物の汚れが落ちやすくなります。入浴時のお湯の温度は40度前後であることが多いため、温かいうちに洗濯に利用するとより効果的です。
特に冬場は、水道水の温度は5〜10度とかなり低いため、温かい残り湯の方が汚れを効率的に落とせるでしょう。
お風呂の残り湯を洗濯に利用する際の注意点
お風呂の残り湯を洗濯に利用する際は、注意しておきたいポイントもあります。残り湯を使って洗濯するのなら、3つの注意点を把握しておきましょう。
注意点①色落ちしてしまう可能性がある
残り湯を使った洗濯は、洗剤が溶けやすく洗浄力が高くなるため、残り湯を使って洗濯すると、色落ちしてしまう可能性があります。色が濃い服やデニムなどを洗濯する場合は注意してください。
注意点②洗濯物が傷んでしまう可能性がある
ナイロンやポリエステルといった素材は、お湯に弱い特性を持っています。汚れが落ちやすいお湯ですが、洗濯物が痛んでしまう原因になる可能性もあるため、衣類の素材には注意してください。
注意点③入浴剤の記載の確認をする
入浴剤を入れた残り湯の場合、洗濯には適していない可能性もあります。入浴剤のパッケージに記載されている内容を確認して、残り湯を洗濯に使っても問題ないか確かめましょう。
残り湯を賢く使って洗濯しよう
本記事では残り湯を使って洗濯する方法やメリット、注意点をご紹介しました。残り湯を使えば、家計にも環境にも優しく洗濯ができます。
ただし、入浴して時間が経ったお湯は雑菌が大量に繁殖してしまうため、早めに洗濯に使用することがポイントです。また、色落ちや衣類が傷まないように、素材についてもしっかり確認しましょう。
また、洗濯物をキレイに仕上げるためには、洗濯機の汚れを取り除くことが大切です。東京ガスのハウスクリーニングでは、縦型・ドラム式の洗濯機のクリーニングも行っています。洗濯機の汚れや洗った後の洗濯物のニオイや汚れが気になる方は、プロによる洗濯機クリーニングをぜひご依頼ください。
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東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部
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