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洗濯機のカビ取り方法は?3種類の方法を解説!
洗濯機
公開日
2021.04.12
更新日
2024.05.16
洗濯機は本来、洗濯物を洗ってキレイにするための家電です。
しかし、使っているうちに汚れが溜まると、洗濯機から黒い汚れや茶色いカスが出てくるようになります。
洗濯機にカビや雑菌が繁殖しているサインなので、早急に洗濯機の掃除を行いましょう。
本記事では、洗濯機のカビ取りに使用する洗剤や3種類の方法を解説します。
目次
洗濯機から黒い汚れが出てきた
洗濯機から黒い汚れ・茶色いカスのような汚れが出てきたときは、洗濯機に汚れが溜まっているサインです。
洗濯機から出てくる汚れの原因は、洗濯槽裏で繁殖しているカビや雑菌です。
黒い汚れが目立つようになったら、洗濯機の掃除を行いましょう。
洗濯機につくカビの原因は?
洗濯機の内側に開いている脱水用の穴から入り込んだ衣類の汚れ、溶け残った洗剤カスなどが洗濯槽裏に付着し、それを養分にして雑菌やカビ菌が増殖していきます。
洗濯機の中は湿気がこもりやすく、洗濯機のフタを閉めていたり、洗う前の洗濯物を入れっぱなしにしたりすると、よりカビや雑菌が繁殖します。
カビ取り方法は大きく分けて3つ
洗濯機のカビ取り方法は大きく分けて3つの方法があります。
塩素系漂白剤やクリーナー
塩素系漂白剤やクリーナーは、洗濯機のカビ取りで使用する洗剤のなかで最も効果が高い洗剤です。
そのぶん刺激も強いため、空気がこもらないように換気をしながら使用してください。
強い殺菌効果があり、カビを分解して除去するため、手軽に洗濯機掃除ができます。
ただし、塩素系漂白剤やクリーナーの成分が残っていると衣類を傷める原因になるため、洗剤が残らないように注意しましょう。
また、製品には必ずといっていいほど、「混ぜるな危険」と記載があります。
ほかの薬剤や洗剤と混ぜると有毒な物質を発生させる恐れがあるため、取り扱いに十分気を付けなくてはいけません。
塩素系漂白剤やクリーナーを使ったカビ取り方法の手順は以下のとおりです。
-
1. ゴミ取りネットなどを外してお湯を満水まで溜める
- 4. コースが完了したらフタを開ける
コース終了後、乾燥させるためにフタを開けてしばらく放置したら終了です。
塩素系漂白剤やクリーナーを使用する際、効果的なお湯の温度は50度程度です。
塩素系のクリーナーは高温で分解し成分が変わり機器を痛めてしまう可能性があるので、高温のお湯は使わないように気を付けます。
2. 塩素系漂白剤やクリーナーを洗濯槽の中に入れる
決められた量の塩素系漂白剤・クリーナーを洗濯槽の中に入れます。
3. 洗濯機を回す
洗濯槽洗浄コースで洗濯機を回します。
洗濯槽洗浄コースがなければ、標準コースで回しましょう。
酸素系漂白剤
酸素系漂白剤は塩素系漂白剤には劣るものの、重曹やクエン酸よりも効果が高い洗剤です。
強い発泡力があり、泡の効果で洗濯槽にこびりついているカビや汚れを剥がしながら落としてくれます。
塩素系と比べると刺激が少なく、最近は合成界面活性剤や香料、保存料などを含まないものも増えており、安全性が高い洗剤です。
酸素系漂白剤を使った洗濯機掃除の手順は以下のとおりです。
- 洗濯槽にお湯を溜める
洗濯槽に最大水位までお湯を入れます。
お湯の温度は50度程度がおすすめです。 - 酸素系漂白剤を入れて洗いコースを回す
洗濯機を脱水なしの洗いコースで5分ほど回します。 - しばらく放置する
半日~1日ほど時間を置き、汚れが浮いてくるまで待ちます。 - 浮いてきた汚れをゴミ取りネットですくう
浮いてきた汚れは、ゴミ取りネットを使ってすくいましょう。 - 洗いコース→ゴミ取りを繰り返す
もう一度洗いコースを回し、再度ゴミ取りネットでゴミ取りをします。 - すすぎと脱水を繰り返す
キレイな水に入れ替えてすすぎと脱水を繰り返します。 - 洗濯機のフタをあけて乾燥させる
脱水を終えて洗濯機内の汚れがなくなったら、フタを開けて乾燥させます。
重曹・クエン酸
料理などにも使われる重曹とクエン酸は、環境にやさしいアイテムです。
重曹はアルカリ性の性質を持ち、酸性の皮脂汚れやヌメリ汚れを中和して落とす効果があります。
一方でクエン酸は、重曹と反対で酸性の性質を持つ洗剤です。
雑菌やカビ菌を殺菌する効果があります。
洗濯機掃除で使用する場合、性質が反対の重曹と合わせて使用することが多く、併用するとより効果が高まります。
重曹やクエン酸は人体に悪影響を与えないエコ洗剤としても知られているため、刺激が強い成分を使いたくない、洗剤の成分にはこだわりたいというご家庭におすすめです。
肌への刺激も少なく、ペットや小さなお子様がいるご家庭でも安心して使用できます。
重曹とクエン酸を使った洗濯機掃除の手順は以下のとおりです。
- 洗濯槽にお湯を満水まで溜める
たっぷりのお湯を溜めます。
温度は40度前後のお湯がおすすめです。 - 重曹とクエン酸を入れて洗いコースで回す
重曹とクエン酸を入れたら、そのまま洗いコースを選択して洗濯機を回します。
つけおきをするため、脱水は行わず洗いだけでOKです。 - 一晩放置する
洗濯機を回した後、最低でも5時間、できれば一晩は放置します。 - 浮かんできたゴミ・汚れをすくう
浮いているゴミ・汚れをゴミ取りネットなどで取り除いてください。 - もう一度洗濯機を洗いコースで回す
まだ汚れが残っている可能性があるため、もう一度洗いコースで洗濯機を回します。
浮いてきた汚れは再度すくい取ります。 - 2~3回ほどすすぎと脱水を繰り返す
洗濯槽の汚れを洗い流すために、すすぎと脱水を2~3回繰り返します。
剥がれた汚れが洗濯槽の底に溜まっている場合は、水で濡らした雑巾で拭き取りましょう。 - 脱水が終わったらフタを開けて乾燥させる
脱水を終えて汚れが見当たらなければ、フタを開けて洗濯槽を乾燥させます。
完全に乾いたらお掃除完了です。
洗濯槽のカビ予防に効果的なポイント
洗濯槽のカビや汚れが落ちたら、できるだけカビが発生しないように予防しましょう。
洗濯槽のカビ予防に効果的な、4つのポイントを紹介します。
1. 汚れた衣類は洗濯機に入れっぱなしにしない
洗濯機を洗濯カゴ代わりに使っていると、衣類に含まれた湿気で洗濯槽の温度が上がります。
さらに、洗濯物に付着している汗や皮脂がカビの栄養源となるため、洗濯機内のカビや雑菌が増殖しやすい状態になります。
洗濯機を回す直前に洗濯物を入れるようにしましょう。
2. 洗濯後はすぐに干す
洗濯後、干すまでに時間が空くと洗濯機内の湿気が溜まります。
カビにとっては増殖するための絶好の環境になるため、洗濯が終わったらすぐに干して、洗濯機内部に湿気がこもらないようにしましょう。
3. 洗濯機のフタはできるだけ空けておく
洗濯機に湿気がこもらないように、洗濯機のフタはできるだけ開けておいてください。
とくに洗濯機を使用してから1時間ほどは、開けておく習慣をつけましょう。
4. 洗剤の用量は守る
洗剤の量はつい多めに入れてしまいがちですが、洗剤は多ければよいというわけではありません。
洗剤の量が多いと溶け残りが発生し、カビの栄養源となる恐れがあります。
洗剤は記載されている通りの用量を守りましょう。
完璧なカビ取りはプロへ依頼
頑固なカビは落としきれていないことも多いです。
自力でのカビ取りには限界があるため、完璧なカビ取りをご希望の場合はプロに依頼しましょう。
洗濯機を分解して部品ごとで洗浄するため、洗濯槽の裏に付着している見えないカビ汚れも徹底的に落としてくれます。
洗濯機は定期的に掃除・カビ取りをして清潔に使いましょう
洗濯機は本来、洗濯物の汚れを落としてキレイにする役目がある家電ですが、毎日使用していると汚れが溜まります。
定期的に掃除・カビ取りをして、常に清潔な状態を維持することが大切です。
一度徹底的にカビ取りをしたい、見えない部分まできちんとキレイにしたいという方は、プロにカビ取りを依頼しましょう。
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