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トイレのタンクの掃除方法とは?必要なものと注意点もご紹介

公開日

2021.04.12

更新日

2022.10.20

トイレのタンクを掃除する人

トイレのタンクは、水を流す重要な役割を持っています。
トイレのお掃除というと便器や床、壁ばかりが目にいきがちですが、タンクにも汚れは溜まっています。
カビを生やさないためにも、定期的なお掃除が大切です。

本記事では、トイレのタンクをお掃除する方法をご紹介します。

トイレのタンクは掃除が必要?汚れの原因は?

トイレのタンクは水で満たされているため、タンク内は湿気が充満しており、湿度の高い場所は、雑菌にとって絶好の繁殖スポットです。
少しの間でも放置してしまうと、あっという間にカビが発生します。
カビを含んでいる水がタンクから便器に流れると、便器に黒ずみが付着する原因にもなります。
便器に頻繁に黒ずみができる場合は、タンク内に発生したカビが原因かもしれません。

トイレのタンクを掃除する方法

それでは、実際にトイレのタンクを掃除しましょう。
フタを取り外して徹底的に掃除を行う方法と、フタを取り外さないで掃除を行う簡単な方法があります。

掃除するときの注意点

トイレのタンクは、お風呂やキッチンのシンクとは仕組みが異なるため、注意するべきポイントも異なります。
カビを取るために塩素系漂白剤の使用を検討する方は多いでしょう。
実際にお風呂やキッチンのシンクで使用される塩素系漂白剤は強力で、頑固なカビに対しても有効ですが、トイレのタンクに対して塩素系漂白剤を使用してはいけません。
タンクの内部には、ゴム製のパッキンや鉄製の配管が使用されており、これらを強力な塩素によって痛めてしまう恐れがあります。
場合によっては水漏れの原因となることがあるため、タンク内の掃除には、中性洗剤を使用しましょう。
また、トイレのタンクは陶器製のため、タンク自体が割れてしまわないように気を付ける必要があります。
陶器は劣化しにくい性質があり、プラスチックなどの素材と比較すると長持ちします。
しかし、タンクを掃除している際に衝撃によってひび割れてしまう恐れがあります。
タンク内をしっかりと掃除する場合、フタを取り外すことになりますが、誤って落としたりぶつけたりしないように気をつけましょう。
加えて、カビに対して熱湯をかけるのは効果的ですがタンクに熱湯をかけるようなことは絶対にしないでください。
これはトイレのタンクが陶器製であるためで、熱湯を陶器にかけるとひび割れを起こしてしまう可能性があるためです。

掃除の方法と手順

掃除の方法と手順
トイレのタンク掃除で使用するもの
は以下のとおりです。

  • 中性洗剤
  • スポンジ
  • 古歯ブラシ
  • クエン酸スプレー
  • ゴム手袋
  • 止水栓を調節するための工具
  • 注意点を確認したら、手順を踏まえて実際に掃除を行いましょう。

まずは、必要な工具を用いて止水栓を閉め、タンク内の水をすべて抜いてしまいます。
止水栓を閉めたら、レバーを回して排水します。
タンク内の水がすべてなくなったら、フタから掃除していきます。
フタも陶器製のため、絶対に落としたりぶつけたりしないように、両手でしっかりとフタを持ち上げて取り外しましょう。
手洗い器のあるフタの場合、持ち上げてから給水ホースを外す必要があります。
1人では難しいかもしれませんので、2人以上で行うとよいでしょう。
フタを取り外したら、裏側の汚れをスポンジと中性洗剤でこすり落としていき、こすり終わったら、濡れた雑巾などで洗剤が残らないように拭き取ります。
そのあとは、風通りのよい場所に放置して乾かしましょう。
手洗い器には、水アカが溜まっている場合があります。
水アカはアルカリ性の性質を持っているので、酸性のクエン酸を用いて効率よく分解しましょう。
水100mlに対してクエン酸小さじ1/2の割合でクエン酸スプレーを作成します。
水アカに吹きかけて30分程度待ったあと、乾いた布などで拭き取ります。

フタの次は、いよいよタンク内のお掃除です。
基本的には、スポンジと中性洗剤を使用します。
ゴム手袋を着用してからこびりついた汚れを落としていきます。
細かくてスポンジが入りづらい場所には、古い歯ブラシを使用しましょう。
一通りキレイになったら、止水栓を開けて水を元の水位まで溜めます。
元の水位まで戻ったのを確認してからフタを被せます。
止水栓は、掃除する前と同じ状態にまで緩めておく必要があります。
きついと水が流れなくなりますし、緩すぎると逆に水が溢れてしまいます。
調整が済んだら、レバーを回して水を流します。
内部の洗剤などが流れていくので、再度、水を流してお掃除完了です。

トイレのタンクの汚れ防止方法

トイレのタンクはカビが発生しやすい環境なので、汚れが溜まってしまうのは仕方がありません。
簡単に汚れを防止できるのが、重曹を用いる方法です。
掃除が終わったら、タンク内にカップ1杯分の粉末状の重曹を入れ、6時間程度水を流さずに放置しておきます。
こうすることで、およそ1ヵ月間はカビの発生を防いでくれるのです。

プロのトイレクリーニングならタンク内もピカピカ

トイレのタンクは非常にカビが発生しやすい場所なので、こまめなお掃除が大切です。
少なくとも、1ヵ月に1回の頻度でしっかりとお掃除を行い、重曹を用いてカビの発生を防止しましょう。
長らくお掃除をしていない場合、個人の範囲では落とせないくらい頑固な汚れとなってしまっている恐れがあります。
大変な汚れは、プロの専門業者に依頼して徹底的に落としてもらいましょう。

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※東京ガスのトイレクリーニングは、タンク内掃除は行っておりません。

東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部

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