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魚焼きグリルの掃除は洗剤不要?油汚れの落とし方を解説

公開日

2022.05.26

更新日

2022.12.13

魚焼きグリル

ご家庭で手軽に魚などの食材を焼くためには、魚焼きグリルが必要不可欠です。家庭用のコンロに備わっていることもあり、ほかの調理と併用して魚や肉を焼けます。魚焼きグリルを使用する際に、ネックとなるのがその後の掃除です。食材を焼く過程で出てきた油などによって、使用後の魚焼きグリルは汚れがこびりついてしまいます。

手軽に調理できる反面、使用後の掃除を手間に感じやすいのが魚焼きグリルです。放置してしまうとさらに汚れが落ちにくくなりますので、適切な方法で速やかに掃除しましょう。

本記事では、使用したあとの魚焼きグリルの掃除方法について、詳しくご紹介します。

魚焼きグリル汚れの種類

魚焼きグリル汚れ

調理器具に関係なく、掃除を行う際はまず汚れの性質を正しく理解することが大切です。汚れの性質を正しく理解すれば、使用するべき最適な洗剤や掃除方法がわかってきます。

魚焼きグリルを使用した際に発生する汚れは、主に以下の2つです。

1. 油汚れ

魚や肉などを焼くと、どうしても含まれている油が出てきてしまいます。もちろん食べる前に余分な油を落とせるところは、魚焼きグリルの利点の1つです。

しかし、落ちた余分な油は、グリル内の油や受け皿、そして庫内にまでこびりつきます。できるだけ速やかに掃除しないと、放置してしまった際に簡単には落とせないほどの頑固な汚れになってしまうため、注意が必要です。

2.焦げ付き

魚焼きグリルを使用する際に気を付けたいのが、焦げ付きです。魚焼きグリルを使用する際は、備え付けの網に魚などの食材を乗せます。魚焼きグリルを使用するとスムーズに食材が焼ける反面、調理の過程で網が焦げ付いてしまうことも多いです。

油汚れと同様、焦げを放置すると洗剤を使用しても落としづらい頑固な汚れになってしまうため、速やかに掃除しましょう。

受け皿と網の掃除方法

使用した魚焼きグリルは、手で触れるくらい冷ましてから受け皿と網を先に取り出し、洗っておきましょう。

ここでは、比較的簡単に掃除ができる受け皿と網の掃除方法を紹介します。

使用後なら簡単に掃除可能

使用してからすぐの魚焼きグリルの汚れは、まだ頑固にこびりついていないので、簡単に落とせます。使用するのは以下の3点です。

  • 中性洗剤(食器用)
  • スポンジ
  • お湯

基本的には、ほかの油汚れを落とす流れと同じです。

手で触れるほどに冷めたら、魚焼きグリルから受け皿と網を取り外して、スポンジを中性洗剤で泡立てて油汚れと焦げ付きをこすり落としていきます。汚れが落ちたら、お湯で洗い流して完了です。

使用後、速やかに掃除に取り掛かっても、焦げ付きが頑固にこびりついている場合があります。その場合は、お湯にしばらく浸けておきましょう。こびりついた焦げ付きがふやけて落としやすくなります。

頑固な油汚れや焦げ付きはアルカリ性で対処

使用後に汚れを放置してしまい、こびりついてしまった油汚れや焦げ付きは、中性洗剤だけで落とすのは難しいかもしれません。魚焼きグリルを使用した際に発生する油汚れや焦げ付きは、酸性の性質を持っています。よって、反対の性質を利用すれば、比較的簡単に汚れを落とせるでしょう。

使用するのは、以下5点です。

  • 重曹あるいはセスキ炭酸ソーダ
  • 桶あるいはビニール袋
  • スポンジ
  • 掃除用歯ブラシ
  • メラミン性スポンジ

アルカリ性の重曹あるいはセスキ炭酸ソーダを使って掃除すると、酸性の汚れが中和され落としやすくなります。ドラッグストアやスーパーなどで入手できるため、事前に購入しておきましょう。

まずは、汚れを落とすために水溶液を作ります。40度程度のぬるま湯を用意し、受け皿や網が入るサイズの桶あるいはビニール袋に入れます。続いて重曹またはセスキ炭酸ソーダを入れましょう。重曹の場合、ぬるま湯100mlに対して重曹小さじ1程度の割合が適量です。セスキ炭酸ソーダを使用するのであれば、ぬるま湯500mlに対しセスキ炭酸ソーダ小さじ1程度の割合を目安に水溶液を作りましょう。

水溶液ができたら、容器のなかに受け皿と網を入れてつけ置きします。つけ置きする時間の目安は30分程度です。30分後、容器から受け皿と網を取り出してスポンジでこすり落とします。スポンジで落とせない汚れは歯ブラシ、さらにそれでも落とせなければメラミン性スポンジを使用しましょう。

汚れがキレイに落とせたら水で洗い流してしっかりと乾燥させます。なお、機種や材質によっては洗剤やスポンジによって表面のコーティングが剥がれてしまう場合がありますので、あらかじめ説明書を読んでおくようにしましょう。

グリル庫内の掃除方法

魚焼きグリ庫内の掃除方法

調理後、汚れがつくのは受け皿や網だけではありません。グリル庫内の掃除も必要です。

グリル庫内は受け皿や網と異なり、丸ごと取り外すことができないため、アルカリ性水溶液につけ置きすることはできません。使用後は放置せず、速やかに掃除するよう心がけましょう。

使用後なら付近で簡単にキレイにできる

使用してからすぐのグリル庫内は、2つのアイテムで簡単に掃除できます。手で触れても熱くないほどに冷めたら速やかに取り掛かりましょう。

用意するのは以下2点です。

  • 中性洗剤(食器用)
  • 掃除用の布巾

まず、布巾を濡らしてから食器用の中性洗剤を含ませます。その後、布巾を用いてグリル庫内の汚れを拭き落としていきます。油汚れが落とせたら、水だけで濡らした布巾で丁寧に水拭きします。

使用後すぐのタイミングなら、これだけの作業でもかなりキレイになるでしょう。

放置したり見逃したりした頑固汚れを落とす方法

グリル庫内は取り外しができないため、布巾などで掃除することになります。そのため、見逃してしまった汚れが後から頑固にこびりついてしまっている場合があります。

この場合でも、アルカリ性の重曹やセスキソーダを利用して油汚れを落としましょう。

用意するのは以下の4点です。

  • 重曹あるいはセスキ炭酸ソーダ
  • キッチンペーパー
  • 食品用ラップ
  • 掃除用の布巾

まずは、受け皿や網を掃除したときと同じように水溶液を作りましょう。カップに水と重曹あるいはセスキ炭酸ソーダを入れて作成します。水250mlであれば重曹が大さじ1杯、セスキ炭酸ソーダを使用する場合は小さじ半分を比率の目安としましょう。

受け皿と網を取り外したグリル庫内の汚れに、水溶液を浸したキッチンペーパーを貼り付けます。このとき、グリル庫内にあるバーナーや電子部品には触れないよう、注意しましょう。

キッチンペーパーを貼り付けたら、その上に食品用ラップで覆うように貼り付けます。この状態で30分ほど放置しましょう。30分経ったら、食品用ラップとキッチンペーパーを取り出して、布巾を用いて汚れを拭き取ります。拭き残しがないように、丁寧に行いましょう。

しっかりと乾かして受け皿と網を内部に戻したら掃除は完了です。

掃除の注意点

魚焼きグリルには、どうしても頑固な油汚れや焦げ付きといった汚れがこびりついてしまいがちです。落としにくい頑固な汚れがあると、スチールたわしなどを用いて力づくで掃除してしまいたくなるかもしれませんが、やめておきましょう。

魚焼きグリルの受け皿や網の表面には、汚れ・キズつき防止のコーティングが施されていることが多いです。しかし、スチールたわしなどを使って強くこすると、コーティングが剥がれてしまう恐れがあります。

頑固にこびりついてしまった魚焼きグリル内の汚れは、重曹やセスキ炭酸ソーダを用いて時間をかけて丁寧に落としてください。

グリルをキレイに保つコツ

魚焼きグリルをキレイな状態で保ち続けるためのコツは、使用後できるだけ速やかに掃除することだけではありません。以下で紹介することを心がければ、魚焼きグリルの掃除の手間を軽減できます。

比較的簡単なことばかりなので、ぜひ日頃から意識しておきましょう。

網編1. 予熱する

魚焼きグリルは、使用前に何も入れていない状態で、あらかじめ温めておきましょう。こうすることで、焦げ付きをある程度防ぐことができます。予熱の目安は、3分程度です。

また、予熱してから魚焼きグリルを使用することで、食材も美味しく焼き上がるでしょう。

網編2. アルミホイルを使用する

網の焦げ付きを防ぐためには、アルミホイルを使用する方法もおすすめです。受け皿に油が落ちにくくなり、汚れの箇所が少なくなります。

ただし、アルミホイルを使用する際は引火に気を付けてください。とくに、油が多い魚などの食材を焼く際にアルミホイルを使用すると、溜まった油から火がつく恐れがあります。

アルミホイルの使用に関する注意書きが記されている魚焼きグリルもありますので、使用前に説明書などを確認しておくとよいでしょう。

魚焼きグリルは洗剤を使わなくてもキレイな状態で保つことが可能

魚焼きグリルは、簡単に美味しく魚や肉などの食材をグリル調理できるところが便利です。しかし、どうしても油汚れや焦げ付きなどが気になってしまう…というケースも多いでしょう。

魚焼きグリルは使用後の速やかな掃除によって、キレイに保つことができます。食器用中性洗剤やアルカリ性の水溶液などを使って、汚れがこびりつく前にお手入れしましょう。また、使用する前に予熱するなどの一工夫を加えるのもおすすめです。

キッチンにこびりついてしまった頑固な汚れを落とすには、東京ガスのハウスクリーニングのご利用をぜひご検討ください。専用の道具を用いたプロの技術で普段手が届かないところまでキレイにできます。

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東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部

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