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ニット・セーターの正しい洗濯方法|縮まない洗い方・干し方・注意点を徹底解説
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衣類(保管なし)
公開日
2026.04.15
更新日
2026.04.15

ニット・セーターを洗濯したら、生地が縮んだり毛羽立ったりして後悔した経験はありませんか?
ニット・セーターは摩擦・水温・乾燥方法の影響を受けやすいデリケートな衣類です。誤った洗濯方法は、縮みや型崩れ、フェルト化の原因になることもあります。
本記事では、
- ニット・セーターの正しい洗濯方法
- 洗濯機と手洗いの具体的な手順
- 縮まない干し方
- 長持ちさせる収納方法と注意点
をわかりやすく解説します。
【この記事で分かること】
- ニット・セーターが縮む原因
- 自宅で洗えるかどうかの見分け方
- 洗濯機・手洗いそれぞれの正しい方法
- 型崩れを防ぐ干し方
- 洗濯頻度の目安
目次
ニット・セーターを洗濯する前に! 確認すべき3つの項目
ニット・セーターは衣類の中でも特に傷みやすく、慎重に扱わなければ型崩れや色落ちの可能性があります。長く着用するためにも、洗濯する前に以下の3つの項目を確認しましょう。
- 洗濯表示
- 素材
- 色落ちの可能性
1.洗濯表示|自宅で洗濯できるのかどうかを確認しよう
まず確認したいのが、ニット・セーターに縫い付けられている洗濯表示です。
水が入った桶に「30」「40」などの数字があるマークや、手洗い可能を示す手のマークがある場合、自宅で洗濯できます。
一方、桶に×マークが付いている場合は、家庭での洗濯はできません。無理に洗濯すると繊維が傷み、型崩れや縮みの原因になる可能性があるため、クリーニングに出しましょう。
参考:消費者庁「衣類の「取扱表示」(令和6年8月改正)」
2.素材|ウール・カシミヤなど繊維の特性を確認しよう
洗濯前には、ニット・セーターに使われている素材も確認しましょう。
ニット・セーターには、ウールやカシミヤ、モヘアなど、さまざまな素材が使われています。
動物由来のウールやカシミヤは、摩擦や高温によって繊維同士が絡み合い、縮む(フェルト化する)ことがあります。そのため、基本は手洗い、またはクリーニングがおすすめです。
コットン素材は、比較的洗濯機で洗えるものが多いですが、表示は必ず確認しましょう。
シルクは水や摩擦に弱いため、手洗いまたはクリーニングが安心です。
サマーニットによく使われているリネンは基本的には洗濯機で洗えますが、製品によっては手洗い推奨の場合もあるため、洗濯表示をしっかり確認しましょう。
アクリルやポリエステルなどの化学繊維は、比較的丈夫なため、洗濯機で洗えるものが多い傾向にあります。
3.色落ちの可能性|事前のチェックで他の衣類への色移りを防ごう
濃い色のニット・セーターは、洗濯中に染料が落ちることがあります。
色落ちの確認方法
- 少量のおしゃれ着用洗剤をニット・セーターの裾や裏側につける
- 約5分置く
- 白い布で軽く押さえ、布に色が移らないかを確認する
色が移る場合は単独で洗いましょう。同系色でまとめて洗うことも有効です。
ニット・セーターを洗濯する前の準備と洗剤選びのポイント
ニット・セーターなどの繊細な衣類を洗濯するときは、前準備と使用する洗剤選びが重要です。
【準備】ニット・セーターの洗濯に必要なもの
ニット・セーターの洗濯に必要なものは、洗濯機で洗うか、手洗いをするかによって異なります。
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洗濯機で洗う場合 |
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手洗いの場合 |
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洗剤はおしゃれ着用洗剤を使用しよう
洗剤はおしゃれ着用洗剤を使用しましょう。一般的な洗剤は弱アルカリ性のものが多く、洗浄力が高いため、ウールやシルクのようなデリケートな素材には負担がかかる場合があります。
中性のおしゃれ着用洗剤は、繊維へのダメージを抑えながら洗えるため、ニット・セーターに適しています。さまざまなメーカーから販売されているため、香りの有無や仕上がりの風合いなど、好みに合わせて選びましょう。
【洗濯機】ニット・セーターの正しい洗い方

ニット・セーターを長持ちさせるには、洗濯機での正しい洗い方を確認しておくことが大切です。洗い方の順番は、以下の通りです。
- 部分的な汚れを落とす
- 裏返して畳み、洗濯ネットに入れる
- 洗剤・柔軟剤を洗濯機に投入する
- 「弱流水」や「おしゃれ着コース」で洗う
1.部分的な汚れを落とす
襟元や袖口などに付いている部分汚れは、洗濯機に入れる前に落としておきましょう。具体的には、汚れている部分に少量の洗剤を直接垂らし、歯ブラシや洗剤のキャップなどを使って裏側からトントンと叩いて汚れを浮き出します。
表側から叩くと繊維の中に汚れが入り込む可能性があるため、裏側から叩くのがポイントです。ブラシで強くこすると毛玉ができやすいため、注意しましょう。
2.裏返して畳み、洗濯ネットに入れる
ニット・セーターを裏返しにして畳み、洗濯ネットに入れましょう。裏返しにするのは、摩擦による繊維へのダメージや型崩れ、毛玉などを防止するためです。汚れが目立つ場合は、汚れている部分が外側になるように畳むのがポイントです。
洗濯ネットに複数枚のニット・セーターを入れると、汚れが十分に落ちないことがあるだけでなく、中で衣類がこすれ合い、生地を傷める原因にもなります。そのため、洗濯ネット1枚につき1着を目安に入れましょう。
また、洗濯ネットは衣類のサイズに合ったものを選ぶことが大切です。大き過ぎる洗濯ネットを使うと、洗濯中に衣類が中で動くことがあり、生地が傷む原因になります。
3.洗剤・柔軟剤を洗濯機に投入する
洗剤と柔軟剤を洗濯機に投入しましょう。
柔軟剤に含まれる陽イオン界面活性剤は、繊維の表面をコーティングし、洗濯時に生じる摩擦を抑えます。ふんわりと仕上がるだけではなく、静電気防止にもつながるため、必要に応じて洗剤と一緒に使いましょう。
4. 「弱流水」や「おしゃれ着コース」で洗う
ニット・セーターを洗う場合は、「弱流水」や「おしゃれ着コース」など、衣類への負担が少ないコースを選ぶことが大切です。標準コースは水流が強く、摩擦によって型崩れや毛羽立ちが起こりやすくなります。
脱水時間は約1分を目安にしましょう。長時間の脱水は型崩れの原因になります。
【手洗い】ニット・セーターの正しい洗い方
手洗いするニット・セーターは、以下の手順で洗いましょう。
- 部分的な汚れを落とす
- 約30度のぬるま湯(人肌よりやや冷たい程度)に洗剤を溶かす
- 畳んだ状態で押し洗いする(5〜6回)
- キレイな水ですすぐ
- バスタオルで包み、洗濯機で約1分間脱水する
もみ洗いや強い絞りは避けましょう。
1.部分的な汚れを落とす
洗濯機で洗う場合と同様に、部分的な汚れが気になるときは、あらかじめ洗剤で落としておきましょう。汚れている部分に洗剤を少量垂らし、裏側からトントンと叩くようになじませることで、繊維への負担を抑えながら汚れを落としやすくなります。
2. 約30度のぬるま湯(人肌よりやや冷たい程度)に洗剤を溶かす
洗濯桶に約30度のぬるま湯を入れ、洗剤を溶かして洗剤液を作ります。温度計を使うと作りやすいですが、用意できない場合は手を入れてぬるいと感じるかどうかを目安にすると良いでしょう。
3.畳んだ状態で押し洗いする(5〜6回)
ニット・セーターを裏返して畳み、洗剤液の中に静かに入れます。洗濯ネットは必須ではありませんが、使用しても構いません。
洗剤液の中に入れたら、約5〜6回を目安に優しく押し洗いをしましょう。
押し洗いとは、手の平で衣類を軽く押し、その後離す動作を繰り返す洗い方です。もみ洗いやこすり洗いは、繊維を傷める原因になるため、押し洗いで汚れを落としましょう。
4.キレイな水ですすぐ
押し洗いで汚れを浮かせたら、桶の中の洗剤液を捨て、キレイな水に入れ替えてすすぎます。手の平で優しく押しながら、泡が出なくなるまで数回すすぎましょう。柔軟剤は、最後のすすぎのタイミングで入れるのがポイントです。
すすぐときは、雑巾のように強く絞ったり、もみ洗いをしたりしないようにしましょう。
5.バスタオルで包み、洗濯機で約1分間脱水する
すすぎ終わったら、軽く絞ってバスタオルで包み、そのまま洗濯ネットに入れて洗濯機で脱水にかけましょう。
バスタオルで包むことで、生地へのダメージを抑えながら水気を落としやすくなります。包むときは、バスタオルの上に洗濯したニット・セーターを乗せ、くるくると巻くのがポイントです。
脱水時間は約1分を目安にし、長時間回さないようにしましょう。
【洗濯後】ニット・セーターの正しい干し方と型崩れ対策

ニット・セーターはデリケートな衣類のため、間違った干し方をすると型崩れや伸びの原因になります。以下で正しい干し方をご紹介するため、ぜひ実践してみてください。
陰干しする
洗濯したニット・セーターは、陰干しで乾かしましょう。多くのニット・セーターには、ウールやカシミヤなどの動物由来素材が使われています。これらの素材は紫外線の影響を受けやすく、直射日光に当たると色あせや変色が起こりやすくなります。洗濯表示によって干し方は異なりますが、基本的には風通しの良い日陰で干しましょう。
また、日陰に干しても、時間がたつと日が差し込むことがあります。そのため、干す場所は一日中直射日光が当たらない場所を選ぶことがポイントです。
平干しで型崩れ防止
ニット・セーターは、ハンガー干しではなく平干しで乾かしましょう。ハンガー干しは肩の部分が伸び、型崩れの原因になります。平干しは衣類を平らな状態で乾かす方法のため、型崩れを防止できます。
平干しには平干し用ネットの使用がおすすめです。100円ショップやホームセンターなどで購入できます。一つ持っておくと便利なため、ぜひ購入を検討してみてください。
平干し用ネットが用意できない場合は、物干し竿に二つ折りで掛ける、またはハンガー2本で重さを分散させて乾かしましょう。具体的には、ニット・セーターをハンガーに掛け、裾をもう一つのハンガーに掛けると、重さが分散されます。
ニット・セーターの収納方法のポイント
お気に入りのニット・セーターを長持ちさせるなら、収納方法のポイントも確認しておきましょう。
畳んで収納する
ニット・セーターは、ハンガーではなく畳んで収納するのが基本です。ハンガーに掛けたまま保管すると、肩部分に重さがかかり、伸びや型崩れの原因になります。
収納する際は、重ねるよりも立てて収納する方法がおすすめです。立てて収納すると、必要なニット・セーターをすぐに取り出せます。詰め込み過ぎるとしわができやすくなるため、引き出しの中は多少ゆとりを持たせて収納しましょう。
防虫剤は衣類の上に置く
引き出しに収納する際は、カバータイプの防虫剤を入れて虫食い対策を行いましょう。ニット・セーターは長期間保管している間に虫食いが発生しやすく、気付かないうちに穴が開く場合があります。
防虫剤は衣類の上に置くのがポイントです。防虫成分は上から下に広がる性質があるため、衣類の上に置くと全体に効果が行きわたりやすくなります。
ニット・セーターを洗濯するときの注意点
ニット・セーターを洗濯するときの注意点を3つ紹介します。
1.洗濯頻度は1シーズンに約1~3回が目安
ニット・セーターは、頻繁に洗濯するとかえって生地へのダメージが大きくなります。着用のたびに洗うのではなく、1シーズンに約1~3回を目安に洗濯すると、風合いや形を保ちやすくなります。ただし、汗や汚れの程度によって調整しましょう。
さらに長持ちさせるには、着用後にブラッシングをしてホコリを落としたり、連日の着用を避けて休ませたりするのも大切です。シミや汚れがあれば、放置せずにすぐに落としましょう。
2.乾燥機は避ける
ニット・セーターを乾燥機にかけると、高温と強い回転によって繊維が傷み、縮みや型崩れの原因になります。特にウールやカシミヤ、シルクなどの素材は熱に弱く、傷みやすい傾向にあります。陰干しで自然乾燥させましょう。
3.アイロンは直接当てない
ニット・セーターにアイロンをかける際は、アイロンを直接当てず、少し浮かせた状態でスチームを当ててしわを伸ばしましょう。直接当てると繊維がつぶれ、ニット特有のふんわりとした風合いが失われるためです。
アイロンの適切な温度は、洗濯表示で確認できます。アイロンマークに×が付いている場合は「アイロンNG」を意味するため、使用は避けましょう。
参考:消費者庁「衣類の「取扱表示」(令和6年8月改正)」
ニット・セーターは他の衣類よりも繊細! 正しい洗濯方法で劣化を防ごう
ニット・セーターは少しの摩擦で繊維が傷みやすいため、洗濯方法だけではなく、干し方や収納方法までしっかり確認する必要があります。洗濯表示や色落ちのチェック、おしゃれ着用洗剤の使用など、正しい方法で洗濯すれば、型崩れや毛羽立ちを防止できます。ステップごとのポイントを押さえ、お気に入りのニット・セーターを長持ちさせましょう。
自宅でのニット・セーターの洗濯に不安がある場合は、クリーニング店への依頼を検討しましょう。
また、クリーニング店に持っていく時間がない、まとめてクリーニングしたい場合は、宅配クリーニングを利用する方法もあります。
東京ガスでは、セーター・ニットを含む衣類の宅配クリーニングサービスを提供しており、集荷から受け取りまで自宅にいながらご利用いただけます。
・東京ガスの衣類クリーニング(保管なし)の詳細はこちら
・東京ガスの衣類クリーニング(保管付き)の詳細はこちら
よくある質問(FAQ)
Q1. ニット・セーターは毎回洗濯したほうがいいですか?
いいえ、毎回洗濯する必要はありません。
ニット・セーターは摩擦に弱いため、洗い過ぎは縮みや毛羽立ちの原因になります。
基本的には1シーズンに1~3回程度を目安にし、着用後はブラッシングや陰干しで湿気を飛ばすなどのケアを行いましょう。
ただし、汗や汚れが目立つ場合は早めに洗濯してください。
Q2. ニット・セーターが縮んでしまった場合、元に戻せますか?
軽度の縮みであれば、完全ではありませんが改善できる可能性があります。
ぬるま湯にトリートメントや柔軟剤を少量溶かし、繊維をほぐしてから形を整えて平干しすると、多少伸びる場合があります。
ただし、フェルト化して硬くなったものは元に戻りにくいため、予防が重要です。
Q3. ニット・セーターは洗濯ネットなしでも洗えますか?
基本的には洗濯ネットを使用することをおすすめします。
ネットに入れずに洗濯すると、摩擦が強くなり、毛玉や型崩れの原因になります。
特に洗濯機で洗う場合は、1着につき1枚のネット使用が安心です。
Q4. 柔軟剤は必ず使ったほうがいいですか?
必須ではありません。
柔軟剤には静電気防止や摩擦軽減の効果が期待できますが、使用しなくても問題はありません。素材や仕上がりの好みに応じて使い分けましょう。
Q5. ニット・セーターは部屋干ししても大丈夫ですか?
風通しが良ければ問題ありません。
ただし、湿度が高い環境では乾きにくく、生乾き臭の原因になることがあります。エアコンや除湿機、サーキュレーターなどを活用し、しっかり乾燥させることが大切です。
Q6. 乾燥機の低温設定なら使えますか?
基本的には使用を避けるのが安心です。
低温設定でも回転による摩擦が発生するため、縮みや型崩れのリスクがあります。洗濯表示に乾燥機可のマークがある場合のみ使用しましょう。

東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部
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