30代・男性
壁掛けエアコン(お掃除機能なし)
カビの臭いがひどかったのですが、すっかりキレイになりました。作業前にカビがある箇所を教えていただいたのも良かったです。
エアコン
公開日
2026.04.20
更新日
2026.04.23

エアコンをつけて「なんだかカビ臭い」「なんか変なニオイがする…」と感じたり、吹き出し口を覗いたときに「黒いブツブツとした汚れ」が見えたりしたことはありませんか?
その汚れの正体は、エアコンの奥にある「送風ファン(クロスフローファン)」に付着したカビやホコリによる可能性があります。
エアコンのファン掃除は自分で行うことが可能ですが、非常に難易度が高く、リスクを伴う作業です。
本記事では、エアコンのファン掃除の専門知識に基づき、自分で行う際の詳しい手順や必要な道具、そして失敗して故障させないための重要なポイントを解説します。
この記事で分かること
目次
エアコンのファンが汚れているときに起こる弊害を理解するには、エアコンのファンがどのような役割を担っているか知るといいでしょう。

エアコンは、室内の空気を取り込み、その空気を温かくしたり冷たくしたりすることで室内を快適な温度に保ってくれます。
ファンは、部屋の空気を吸い込んだり、温度調節した空気を部屋に送り出したりして、空気を循環させる役割を担っています。
ファンは、筒のような形をしており、回転することで空気の流れを操作するのです。
ちょうど扇風機が羽をつけて回転することで風を起こすのと同じです。
空気を循環させるファンが、汚れていたらどのような弊害が起こるかはなんとなく想像がつくかもしれません。

エアコンのファンがホコリやカビで汚れていると、エアコンから送り出される空気には、その汚れが含まれてしまいます。
部屋の中にカビの胞子が充満する危険性もあるのです。
そのままエアコンを使い続けていると、以下のような病気になる恐れもあります。
とくに小さなお子さんがいるご家庭では注意が必要です。
大人よりも身体が弱い乳幼児はより危険性が高いのです。
発熱や咳が止まらなくなった場合は、もしかしたらエアコンのカビが原因の可能性が考えられます。
健康的な生活を送るためにも、エアコンのファンは常に清潔に保ちましょう。

エアコンの内部が汚れていると運転効率が悪くなり、余分な電気を使用してしまう場合があります。
汚れがなければ、室内の空気を吸い込み、室内に温度調節された空気を流す役割をスムーズにできます。
しかし、汚れがあるとその働きをホコリやカビが邪魔をしてしまいます。
エアコンのファンが汚れていると空気が上手く吸い込めず、上手く吐き出すこともできず、
風量が低下してしまうため、なかなか室内の温度が調整されずに、いつまでたってもフルパワーで稼働しなければなりません。
そのため、エアコンの汚れは電気代の増加に繋がる可能性があるのです。

エアコンのカビやホコリをそのままにしておくと故障の原因にもなります。
エアコンが故障してしまうと修理代など余計なお金がかかってしまいます。
早めに掃除して余分な電気の使用を抑え、健康で快適な生活を送りましょう。
作業を始める前に、ご自身のエアコンが「自分で掃除できる状態か」を確認しましょう。
エアコンのファンは、自分で掃除することもできますが、何かの拍子に触ってはいけない部分を触ってしまうと故障に繋がります。
「難しいな」と思ったときは無理せず、ハウスクリーニング業者などプロに頼みましょう。
| チェック項目 | 判断の目安 | リスクの度合い | プロのアドバイス・注意点 |
|---|---|---|---|
| エアコンの機種 | 標準タイプ | ★★★☆☆(中) | 「自動お掃除機能付き」は構造が非常に複雑で、ファンに辿り着く前に断念するリスクが高いです。 また、分解しても元に戻せなくなる可能性が高いため、プロに依頼することをおすすめします。 |
| 製造年数 | 10年超 | ★★★★☆(高) | 10年超の機種はプラスチックが劣化しており、分解時に爪が折れやすく、メーカー修理も受けられない恐れがあります。 |
| 洗浄道具の準備 | 専用剤・噴霧器 | ★★☆☆☆(低) | 霧吹きでは水圧が足りず、洗剤成分が内部に残ると、それが新たなカビの栄養源や異音の原因になります。 |
| 養生(保護)の理解 | 電装部の完全封鎖 | ★★★★★(高) | 基板(電装部)に一滴でも水がかかると、ショートして故障や発火の危険があります。最も慎重な作業が求められます。 |
| 汚れの進行度 | 軽度〜中度 | ★★★☆☆(中) | ファンが真っ黒で羽の隙間が埋まっている場合、市販剤では汚れをふやかすだけで、かえって目詰まりを悪化させます。 |
エアコンのファンを掃除するためには、家にある掃除道具だけでは不十分です。
不適切な道具を使用すると、汚れが落ちないだけでなく、故障や水漏れの原因になります。
エアコンのファンを掃除するために必要なアイテムをご紹介します。
それでは、エアコンのファンを掃除する方法を手順通りに説明します。

まずはエアコンの電源を抜きましょう。
忘れてしまいがちですが、電源を抜いていないとうっかり感電してしまうリスクとエアコンが故障してしまうリスクが高まります。
また、電源以外にも床が汚れないように新聞紙やビニールを貼って準備することをおすすめします。
ファンの掃除は水が垂れ落ちる可能性が高いからです。
より効率的に掃除するために先に掃除機で見えているところのホコリを吸い込んでしまいましょう。
こうすることでファンについている汚れを確認しやすくなります。
コード式の重い掃除機は、エアコンの位置まで持ち上げるのが大変です。
できればハンディタイプでコードレスの掃除機を使用しましょう。
エアコン掃除で掃除機を壊してしまったり、自分がケガをしたりしないよう、無理せず行いましょう。
もし小型で軽量の掃除機がない場合は、ハンディモップや割りばしの先端にティッシュを巻きつけたようなものでも代用することができます。

エアコンのファンを掃除するためのスプレーが発売されています。
専用のものを買うと汚れの落ちがいいため、購入をおすすめします。
ファンを掃除するために、まずは風の向きを調節する役割のルーバーを取り外します。
ルーバーを取り外したら、ファンに向かってエアコン洗浄用スプレーを吹きかけましょう。
なお、エアコン洗浄用スプレーを使用する際は、ファンの周辺にある電子基板に液剤がかからないようにします。
スプレーが電子基板にかかってしまった場合、漏電による火災につながる恐れもあるため、
使用する際はあらかじめ電子基板やコードをビニールで覆うようにしましょう。
[市販の洗浄スプレー使用に関する注意点]
中途半端に溶けた汚れが、結露水の通り道である「ドレンパン」を詰まらせ、水漏れが起こることがあります。
また、最悪の場合、電装部に液がかかり、火災事故に繋がるケースも報告されていますので、ご使用には十分ご注意ください。

手動でファンを回転させます。
ファンを回転させることによってエアコン洗浄用スプレーが全体に行き渡るので、5回転ほどを目安におこないましょう。
全体にエアコン洗浄用スプレーがかかったら、20分ほど放置しましょう。
放置している間に汚れが浮いてきます。
放置したあとは、歯ブラシなどで汚れを落としましょう。
最後に洗剤を流します。
洗剤を流すためのリンスも発売されているため、そちらを使うことをおすすめします。
ない場合は、水で十分にすすぎます。
洗剤が残っていると、ベタつきにより新たな汚れを呼び寄せたり、金属部分を腐食させたりします。
バケツに落ちる水が透明になるまで(黒い汚れが混じらなくなるまで)、すすぎましょう。
しっかりと洗剤を落とすことができたら、タオルで軽く水分をふき取ります。
さらに乾燥させるために1時間ほど送風を行いましょう。

送風運転は、電源を入れ、まずは「送風」で1時間程度運転させ内部に残った水分を完全に飛ばすためです。
※最初は水滴が飛んでくることがあるので、タオルを吹き出し口に当てておきましょう。
これでお掃除は終わりです。
エアコンのファンをご自身で掃除、完了させた直後にトラブルが発生すると、「壊してしまったかも」と不安になりますが、原因は特定のポイントにある場合があります。
以下状況に応じた原因と対処法をご紹介します。
掃除をしたはずなのに「酸っぱい臭い」や「生乾き臭」が残る場合、それは「中途半端な洗浄」が原因である可能性があります。
【考えられる原因】
【解決策】
吹き出し口や本体の隙間から水がポタポタ垂れてくるトラブルは、掃除によって「水の通り道」が変わってしまったことが原因です。
【考えられる原因】
【解決策】
掃除後に「カタカタ」「シュルシュル」といった音がする場合、物理的な干渉やバランスの崩れが考えられます。
【考えられる原因】
【解決策】
【考えられる原因】
【解決策】
エアコン掃除には数多くのメリットがあります。
など、ありがたいものばかりです。
ファンの掃除は慣れれば、1時間以内で終わらせることも可能です。
つい面倒で億劫になるかもしれませんが、無理のない範囲で掃除を行えば、快適な暮らしができるでしょう。
「エアコン ファン 掃除」の手間を減らす最大の方法は、ファンを汚さないための環境作りです。一度ファンに黒カビが根付いてしまうと、個人で完全に除去するのは至難の業です。日々の少しの工夫で、「エアコン掃除 自分で ファン」を行う頻度を下げるメンテナンス術を紹介します。
これらのメンテナンスを習慣化することで、ファンにカビが固着するスピードを大幅に遅らせることができます。
しかし、どんなに気をつけていても、数年使えば微細な汚れは蓄積します。
日々のケアは自分で行い、2〜3年に一度はプロの技術で「リセット」するというサイクルが、エアコンにとっても、健康にとっても理想的です。
「エアコンのファン掃除」は、住まいの空気環境を劇的に改善し、家族の健康を守るための非常に価値のある作業です。
吹き出し口から覗く黒カビや、運転開始時の嫌な臭いは、放置していても決して解決しません。
しかし、本記事で詳しく解説してきた通り、「エアコン掃除 自分で ファン」を成功させるためには、正しい知識と徹底した準備が不可欠です。
「エアコン ファン 掃除」は、決して簡単な作業ではありませんが、正しい手順を踏み、一つ一つの工程を丁寧に進めれば、自分自身の手で最高にクリーンな夏(あるいは冬)を手に入れることができます。
この記事が、あなたのDIYメンテナンスを成功に導く道標となれば幸いです。清潔な風とともに、健やかで快適な毎日をお過ごしください。
ご家庭で簡単にできる室外機の掃除方法と、掃除するメリットについてご紹介します。
→ [エアコンの室外機はどうやって掃除したらいい?掃除方法を徹底解説!]
エアコンの掃除方法や注意点を詳しく解説します。
→ [エアコン掃除は自分でできる?掃除方法と注意点を解説]
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ぜひ、お困りの際はご検討ください。
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カビの臭いがひどかったのですが、すっかりキレイになりました。作業前にカビがある箇所を教えていただいたのも良かったです。
自分ではできない分解清掃なので、仕上がりに非常に満足している。目視できるが手が届かない場所の黒カビも除去されていた。
【コラム監修者】
ハウスクリーニング品質・
教育担当
樫村 侑弥
ハウスクリーニング技能士の資格を保有。
東京ガスのハウスクリーニングにおいて、品質管理とスタッフ教育を統括。
エアコン内部のカビやニオイといった複雑な汚れに対する専門的なお掃除テクニックや、一般の方が見落としがちな隠れた汚れの除去方法にも精通しています。お客さまの快適な暮らしをサポートするため、日々知識と技術の研鑽を重ねています。

東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部
東京ガスのハウスクリーニングでは、ご家庭のお掃除を自分でしてみたい!そんな方のために、プロのノウハウを踏まえたご家庭でできるお掃除方法を発信していきます。
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