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エアコンのファンは自分で掃除できる!詳しい手順を解説
エアコン
公開日
2025.06.02
更新日
2025.06.09

エアコンのファンは自分で掃除できる!詳しい手順を解説
エアコン(クーラー)をつけて「なんか変なニオイ(臭い)がする…」と感じたら、原因はエアコンのファンが汚れているからかもしれません。
エアコンのファンが汚れていると、健康にもあまりよくなく、電気代や運転効率にも悪影響がでてしまう可能性があります。
本記事では、エアコンのファンをどのように掃除するのか手順をお伝えしていきますので、是非参考にしてください。
目次
エアコンのファンが汚れたときに起こる弊害
エアコンのファンが汚れているときに起こる弊害を理解するには、エアコンのファンがどのような役割を担っているか知るといいでしょう。
1.エアコンのファンは空気を循環する役割がある
エアコンは、室内の空気を取り込み、その空気を温かくしたり冷たくしたりすることで室内を快適な温度に保ってくれます。
ファンは、部屋の空気を吸い込んだり、温度調節した空気を部屋に送りだしたりして、空気を循環させる役割を担っています。
ファンは、筒のような形をしており、回転することで空気の流れを操作するのです。
ちょうど扇風機が羽をつけて回転することで風を起こすのと同じです。
空気を循環させるファンが、汚れていたらどのような弊害が起こるかはなんとなく想像がつくかもしれません。
2.汚れたファンが身体に及ぼす影響
エアコンのファンがホコリやカビで汚れていると、エアコンから送り出される空気には、その汚れが含まれてしまいます。
部屋の中にカビの胞子が充満する危険性もあるのです。
そのままエアコンを使い続けていると、以下のような病気になる恐れもあります。
- 喘息
- 肺炎
- アレルギー性鼻炎
- アトピー性皮膚炎
とくに小さなお子さんがいるご家庭では注意が必要です。
大人よりも身体が弱い乳幼児はより危険性が高いのです。
発熱や咳が止まらなくなった場合は、もしかしたらエアコンのカビが原因の可能性が考えられます。
健康的な生活を送るためにも、エアコンのファンは常に清潔に保ちましょう。
3.エアコンが汚れていると余分な電気を使用することにつながることも
エアコンの内部が汚れていると運転効率が悪くなり、余分な電気を使用してしまう場合があります。
汚れがなければ、室内の空気を吸い込み、室内に温度調節された空気を流す役割をスムーズにできます。
しかし、汚れがあるとその働きをホコリやカビが邪魔をしてしまいます。
エアコンのファンが汚れていると空気が上手く吸い込めず、上手く吐き出すこともできず、
風量が低下してしまうため、なかなか室内の温度が調整されずに、いつまでたってもフルパワーで稼働しなければなりません。
そのため、エアコンの汚れは電気代の増加に繋がる可能性があるのです。
4.最悪の場合はエアコンが故障してしまうことも
エアコンのカビやホコリをそのままにしておくと故障の原因にもなります。
エアコンが故障してしまうと修理代など余計なお金がかかってしまいます。
早めに掃除して余分な電気の使用を抑え、健康で快適な生活を送りましょう。
エアコンのファンの掃除に必要な道具
エアコンのファンをご自分で掃除するために必要な物は以下のとおりです。
- 脚立やイス、スツールなど台になるもの
- 新聞紙やビニール
- 掃除機(軽量なハンディタイプがおすすめ)
- エアコン洗浄用スプレー
- 歯ブラシ
- タオル
- スプレーボトル・霧吹き(クリーナーの洗い流し用)
エアコンのファンの掃除手順
エアコンのファンの掃除手順は次の通りです。
エアコンのファンは、自分で掃除することもできますが、触ってはいけない部分を触ってしまうと故障に繋がりますので、作業は慎重に行いましょう。
また、「難しいな」と思ったときは無理せず、ハウスクリーニング業者などプロに頼みましょう。
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それでは、エアコンのファンを掃除する方法を手順通りに説明します。
1.エアコンの電源を抜く
まずはエアコンの電源を抜きましょう。
忘れてしまいがちですが、電源を抜いていないとうっかり感電してしまうリスクとエアコンが故障してしまうリスクが高まります。
また、電源以外にも床が汚れないように新聞紙やビニールを貼って準備することをおすすめします。
ファンの掃除は水が垂れ落ちたり、ホコリやファンについたカビが落ちてくる可能性が高いからです。
最近は洗浄時の水や汚れの飛び散りを防ぐためのエアコン洗浄のためのカバーも販売されていますので、そうしたグッズを使うのもおすすめです。
2.部品を取り外す
エアコンの電源を抜いたあとは、ファンを掃除するために、フロント(前面)カバーと風の向きを調節する役割のルーバーを取り外します。
メーカーや機種によって外し方が異なりますので、説明書を確認しながら外してください。
また、製造から年数が経過したエアコンの場合、経年劣化で部品が壊れやすくなっていますので、十分ご注意ください。
3.ホコリを掃除機で吸い取る
より効率的に掃除するため、先に掃除機で見えているエアコンのファンについた汚れを吸い込んでしまいましょう。
こうすることでファンについている汚れを確認しやすくなります。
コード式の重い掃除機は、エアコンの位置まで持ち上げるのが大変です。
できればハンディタイプでコードレスの掃除機を使用しましょう。
エアコン掃除で掃除機を壊してしまったり、自分がケガをしたりしないよう、無理せず行いましょう。
もし小型で軽量の掃除機がない場合は、ハンディモップや割りばしの先端にティッシュを巻きつけたようなものでも代用することができます。
4.ファンにエアコン洗浄用スプレーを吹きかける
エアコンのファンを掃除するためには、専用の洗浄スプレーが発売されています。
専用のものを買うと汚れの落ちがいいため、購入をおすすめします。
手動でファンを回転させながら、ファンに向かってエアコン洗浄用スプレーを吹きかけましょう。
ファンを回転させることによってエアコン洗浄用スプレーが全体に行き渡るので、5回転ほどを目安におこないましょう。
なお、エアコン洗浄用スプレーを使用する際は、ファンの周辺にある電子基板に液剤がかからないようにします。
スプレーが電子基板にかかってしまった場合、漏電による火災につながる恐れもあるため、使用する際はあらかじめ電子基板やコードをビニールで覆うようにしましょう。
5.ファン全体にスプレーを吹きかけたあと放置する
全体にエアコン洗浄用スプレーがかかったら、20分ほど放置しましょう。
放置している間に汚れが浮いてきます。
放置したあとは、歯ブラシなどで汚れを落としましょう。
6.洗剤を流し乾燥させる
最後にスプレーボトルや霧吹きに水をいれたものを使用して、洗剤を流します。
洗浄液が内部に残ると固まってしまい、フィルターやフィンで目詰まりを引き起こすこともあります。さらに最悪の場合、本体が故障することもあるかもしれませんので、洗剤はしっかり流します。
しっかりと洗剤を落とすことができたら、タオルで軽く水分をふき取ります。
さらに乾燥させるために1時間ほど送風を行いましょう。
これでお掃除は終わりです。
ファンの掃除は慣れれば、1時間以内で終わらせることも可能です。
つい面倒で億劫になるかもしれませんが、無理のない範囲で掃除を行えば、快適な暮らしができるでしょう。
ファンの汚れ予防には冷房の送風運転が最適
エアコンの冷房機能を使うと、エアコン内で水が発生し、湿度がとても高くなります。
カビは湿度が高いところに繁殖しやすく、ホコリを栄養源として生きています。
そのため、使用直後のエアコン内部はカビにとって住みやすく、繁殖しやすい場所なのです。
カビを防ぐには、冷房を使い終わったあとに「送風」の機能を使いましょう。
そうすることによってエアコン内部を乾燥させ、湿度を下げることができます。
エアコンを使用したあとは1時間程度、送風運転を行いましょう。
エアコンのファン掃除はプロに依頼して清潔さを保とう
今まで、エアコンのファンが汚れていることをあまり気にせず、何年も掃除せずに使用し続けている方もいることでしょう。
また試してみたけど、思うようにできずに断念してしまった人もいるでしょう。
そんな方たちにおすすめなのが、エアコンのファン掃除をプロに依頼するサービスです。
何年もエアコン掃除をせず放置しておくと、カビなども繁殖しているかもしれません。
汚れも自力で落とせないくらい頑固なものになっているかもしれません。
そのような場合はプロに依頼するのも1つの手です。
エアコン掃除には数多くのメリットがあります。
- 余分な電気を使わなくなる
- 部屋の空気を清潔に保つことができる
など、ありがたいものばかりです。
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東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部
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