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空き家の掃除は何をする?放置は危険?掃除・手入れの方法や注意点を解説

公開日

2024.10.09

更新日

2024.10.10

2024100208

空き家の掃除は何をすればいいかご存知ですか?相続や介護、海外転勤等で空き家を所有することになり、お困りの方もいるのではないでしょうか。空き家は掃除・手入れを怠ると、建物の劣化が進んで倒壊したり、カビや害虫が発生したり、不法侵入が発生したりする恐れがあります。定期的に掃除や換気(通風)や通水、などを行うことが必要です。

本記事では、空き家の掃除・手入れが必要な理由、実際の作業内容や必要なもの、注意点を解説します。

空き家の掃除・手入れが必要な理由

空き家の掃除・手入れが必要な理由は、以下のとおりです。

  • カビや害虫が発生するから
  • 劣化による倒壊リスクが高まるから
  • 不法侵入のリスクが高まるから
  • 近隣住民に迷惑がかかる可能性があるから

※参考:国土交通省「空き家は放置せず、「仕舞う」・「活かす」で住みよい街に。」,(参照 2024-07-02)

カビや害虫が発生するから

空き家は人が出入りしていないため、定期的な換気がなされておらず室内に湿気がたまった状態になります。放置すると、湿気がこもってカビが繁殖する恐れがあります。また害虫のすみかとなり、建物の劣化にもつながる可能性があります。

劣化による倒壊リスクが高まるから

建物の劣化が気付かないうちに進むと、地震や台風によって倒壊するリスクが増します。また老朽化した箇所の一部分が風で飛ばされると、周囲の外壁を傷つけたり、歩行者に当たってケガをさせたりする可能性があるため、定期的な掃除で劣化を防ぐ必要があります。

不法侵入のリスクが高まるから

管理されていない空き家は郵便ポストに郵便物がたまったり、庭木が生い茂ったりするため、周囲から空き家だと認識されて不法侵入者のターゲットになる恐れがあります。

近隣住民に迷惑がかかる可能性があるから

老朽化した箇所が飛ばされて近隣の家を傷つけたり、不法侵入等により地域の治安が悪化したりすることで、近隣住民に迷惑がかかる可能性があります。また庭木が隣の民家に入り込むとトラブルの原因ともなるため、定期的な庭の手入れも必要です。

空き家掃除・手入れでやるべきこととは?

空き家掃除は、主に以下の6つの作業を行いましょう。

  • 換気(通風):室内の空気の入れ替え
  • 掃き掃除:全体的なホコリの除去
  • 水まわりの掃除:通水とシンクの掃除
  • 庭の手入れ:雑草や落ち葉、ゴミの除去
  • 設備点検:ポストや電気・ガスメーターなどの確認
  • 害虫対策:防虫剤や害虫スプレーでの対策

換気(通風):室内の空気の入れ替え

まずは換気で新鮮な空気を取り込みましょう。換気の際は虫の侵入を防ぐため、網戸を閉めてください。

換気中はタンスや本棚の扉も全て開いた状態にします。併せて家具が劣化していないかも確認し、問題があった場合は早めに処分を検討しましょう。
また、カビが生えやすい場所は除湿剤を置いておくことも効果的です。

掃き掃除:全体的なホコリの除去

掃き掃除で床や壁、家具の上のホコリを除去していきます。ホコリは上から落ちるため、掃除する順番は上から下へと覚えておきましょう。先に床掃除をすると、後から床にホコリが落ちて掃除に手間がかかります。

最初にほうきやはたきを使って、エアコンの上や高さのある家具の上のホコリを下に落としていきましょう。手が届かない場合は、持ち手の長さが調節できるハンディワイパーを活用するのがおすすめです。高い位置のホコリを落としたら、次に低い位置のホコリを落としていきます。最後に乾いた雑巾でおおまかにホコリを拭き取ったら、掃除機で細かいホコリを吸い取りましょう。

水まわりの掃除:通水とシンクの掃除

下水のニオイが室内に上がるのを防ぐためには、水まわりの掃除も必要です。水道を止めていない場合はキッチンと洗面所の蛇口を開けて通水し、排水管に新しい水を流し込みましょう。30秒~1分間程度が目安です。特に冬場は、排水管が凍結して破裂する恐れがあるため、通水が大切です。同時にシンクや洗面ボウルの清掃も行い、清潔な状態にしておきましょう。

水道を止めている場合は、排水口にフタをしてニオイや害虫の侵入を防いでおきます。

庭の手入れ:雑草や落ち葉、ゴミの除去

室内清掃がある程度完了したら、庭の手入れを行います。確認すべきは以下の点です。

  • 庭木が道路や近隣住民の敷地にはみ出していないか
  • 雑草が伸び過ぎていないか
  • 庭にゴミが落ちていないか

庭木が道路や近隣住民の敷地にはみ出していると、交通の妨げとなって周囲とのトラブルが起こりやすくなります。自分で対処しにくい高さの庭木がある場合は、専門知識や技術を伴う剪定作業が必要な場合があります。

また伸びたままの雑草を放置しておくと、動物のすみかとなる可能性があります。ふん尿など衛生面での問題が発生するケースも考えられるため、早めに対処しましょう。

その他、敷地内に落ちているゴミは、拾って袋に入れ処分しましょう。

設備点検:ポストや電気・ガスメーターなどの確認

空き家の設備の点検も忘れずに行いましょう。具体的には、以下の箇所の点検を行います。

  • 郵便ポスト:郵便物がたまっていないか
  • ガス・電気・水道メーター:栓が勝手に開かれていないか
  • 外壁・塀:ひび割れや塗装のはがれはないか

放火や空き巣のターゲットにならないよう、郵便ポストは定期的に空にしましょう。

またガスや電気、水道メーターの栓も確認が必要です。使用しないので閉栓している場合は、メーターが勝手に開かれていないかご確認ください。使用していないはずなのにもかかわらず料金が発生していたら、故障もしくは不法侵入の可能性も考えられます。

同時に、倒壊リスクの軽減と雨漏り防止のために、外壁や塀にひび割れや塗装のはがれがないかも要チェックです。

害虫対策:防虫剤や害虫スプレーでの対策

空き家内外の害虫対策は、清潔な環境を保つためにも必要不可欠です。特にシロアリが発生すると建物の劣化にもつながるため、清掃時に防虫剤や害虫スプレーで対策をしておきましょう。なお害虫が大量発生しているときは、専門知識や技術を伴う駆除作業が必要な場合があります。

空き家掃除の服装と必要なもの

空き家掃除は、汚れても大丈夫な動きやすい服装で行いましょう。虫刺され対策なども考慮して、長袖と長ズボンを着用するのをおすすめします。

空き家掃除で一般的に必要なものは、以下のとおりです。

  • ゴミ袋
  • 軍手
  • 室内用スリッパ
  • 懐中電灯(電気が止まっている場合)
  • ほうき・チリ取り
  • はたき
  • 雑巾・モップ
  • 掃除機(電気が止まっていればバッテリータイプ)
  • スポンジ
  • 住居用洗剤など
  • 草刈り機やカマ
  • 紙(トラブル箇所をチェックするため)
  • ペン
  • バインダー
  • 水分 など

ゴミ袋は大・小サイズを用意すれば、幅広いゴミの大きさに対応できます。もし草刈り機を持っていれば、庭の手入れの手間を省くためにも持って行きましょう。

また夏場に掃除をする場合は、暑さで体調不良にならないよう水分を忘れずに持って行きましょう。小まめに水分補給を行い適度に休憩しながら行うのが、脱水症状を防ぐポイントです。

空き家掃除の頻度は? 定期的な手入れが必要?

空き家掃除の理想的な頻度は、月に一回です。掃除の間隔が1カ月以上空くと汚れが蓄積しやすくなり、かえって掃除に手間がかかります。

一度の掃除で時間を取られ過ぎては身体の負担にもなるでしょう。負担を減らすためにも、掃除は月に一回行いましょう。

空き家掃除で知っておきたい豆知識

最後に、空き家掃除で知っておきたい豆知識を3つ紹介します。

近隣住民に挨拶は必要?

空き家掃除に入る前には、近隣住民に掃除する旨を伝えておくと丁寧です。普段は誰も出入りしていない空き家に人が居たら、近隣住民を驚かせる可能性があります。

挨拶の際は、近頃の治安や空き家に関する意見などを聞いておくと良いでしょう。積極的なコミュニケーションを取ることで、良好な信頼関係を築ける可能性もあります。また異常時の際は連絡をもらえるよう、連絡先を共有しておくのも良いでしょう。

空き家の換気扇は付けっ放しにする?

空き家の換気扇は付けっ放しにしておくと良いです。換気扇を回して空気の流れを作れば、空き家の湿気を防ぎカビの繁殖を抑えられます。ホコリもたまりにくくなり毎回の掃除が少しラクになるだけでなく、害虫発生のリスクも防げるでしょう。

その他、排水管から発生するニオイを外に出してくれる効果もあるため、可能な状況であれば換気扇は回しておきましょう。

空き家のハウスクリーニングはどこまで対応してくれる?

空き家のハウスクリーニング対応範囲は業者によって異なります。基本的な掃除のみを行うところもあれば、エアコンの内部を高圧洗浄機を用いてクリーニングを行う業者もあります。ただし、ハウスクリーニングは、電気やお湯を使用することが多いため、これらが使えない場合は、対応していない業者もありますので、事前に確認することをお勧めします。

空き家の掃除・手入れはプロにお任せ!

空き家の放置は倒壊や不法侵入等の原因となる恐れがあるため、月に一回の定期的な掃除・手入れが必要です。まずは換気を行い、その後掃き掃除や通水、庭の手入れなどに移りましょう。空き家掃除は自力でも行えますが、空き家へ通う時間や清掃・点検にかかる時間など労力がかかりますので、労力を軽減したい場合は、プロの専門業者へ依頼するのもおすすめです。

空き家掃除で困ったら東京ガスの空き家管理サービスにご相談ください

空き家掃除は月に一回必要と言われても、遠方だったり仕事が忙しかったり、自分で毎月掃除に行くのは大変ですよね。

東京ガスでは空き家管理サービス「実家のお守り」をご提供しています。実家のお守りでは、介護や相続、海外赴任などで住まなくなった家の掃除に加え、換気や通水、点検、草木の確認や草むしり、郵便物の回収などを、月に一回あなたに代わって行い、清潔な状態を保ちます。掃除の手間が省けて時間の節約にもつながるため、ぜひお気軽にご相談ください。

<東京ガスの空き家管理サービスの作業内容>

  • 換気
  • 草木の確認
  • 通水
  • 郵便物回収
  • 家の中やお庭の簡易清掃
  • 屋内外のカビやひび割れなどの目視チェック
  • 写真報告
  • 草むしり(庭・玄関周り)

「長期不在で空き家の空気が悪くなりがち」「空き家を放置したくないけれど定期的に通うのは大変」とお悩みの方は、ぜひ無料の現地カウンセリングにてご相談ください。
東京ガスの空き家管理サービスはこちら

なお、東京ガスの空き家管理サービスでは、お客さまのご要望に合わせてお選びいただけるよう、ベーシック、スタンダード、プレミアムの3つの料金メニューを用意しております。上記のサービスのうち、草むしりはスタンダードとプレミアムのみのサービスです。以下、3つのメニューの料金です。

  • ベーシック / 9,900円(税込)
  • スタンダード / 11,000円(税込)
  • プレミアム / 14,300円(税込)

一回の作業時間は、ベーシックが50分、スタンダードが60分、プレミアムが90分です。家の基本的な管理を任せたい方はベーシック、庭や玄関周りもキレイにしたい方は、スタンダードをお選びいただくのがおすすめです。家の管理に加えて庭の草をしっかり抜いて欲しい方は、プレミアムプランをご検討ください。

東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部

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東京ガスのハウスクリーニングでは、ご家庭のお掃除を自分でしてみたい!そんな方のために、プロのノウハウを踏まえたご家庭でできるお掃除方法を発信していきます。

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