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浴槽汚れの原因は皮脂汚れと水アカ!汚れ別の掃除方法を紹介

公開日

2023.04.05

更新日

2024.03.12

浴槽掃除

毎日使う浴槽は、体についた皮脂が落ちたものや、水道水に含まれるミネラル分が蒸発してできる水アカなどで汚れてしまいます。汚れは、それぞれ反対の性質の洗剤を使うことでキレイにすることが可能です。

本記事では、浴槽が汚れる原因と汚れの性質別の掃除方法、風呂釜やエプロンなど部分別の手入れ方法、日頃からできる汚れ対策をご紹介します。

浴槽の汚れの主な原因は皮脂汚れと水アカ!

浴槽の汚れの主な原因

浴槽が汚れる主な原因は皮脂と水アカによるものですが、汚れの性質が異なります。

  • 酸性汚れ:皮脂汚れ、湯アカ
  • アルカリ性汚れ:水アカ、石鹸カス

掃除をするときは以下のように、汚れの性質と反対の洗剤を使うことで簡単に落とせます。

  • 酸性汚れ:アルカリ性洗剤を使う(重曹、セスキ炭酸ソーダなど)
  • アルカリ性汚れ:酸性洗剤を使う(クエン酸など)

浴槽の掃除では、まず性質の異なる2つの洗剤を用意するのがポイントです。

【汚れ別】浴槽の掃除方法

ここでは、汚れの性質別に浴槽の簡単な掃除方法を解説します。

皮脂汚れの掃除方法

皮脂は油のため水だけではなかなか落ちず、時間が経つと酸化することから余計に掃除が難しくなってしまいます。そのため、汚れが蓄積する前にササッと掃除するのがポイントです。

お風呂に入った後は重曹で漬け置き

お風呂に入ったときは残り湯に重曹を1カップ入れて、ついでに漬け置きするのがオススメです。

  1. 残り湯に1カップの重曹を入れてよく混ぜる
  2. 風呂椅子や洗面器など漬け置きしたいものを入れる
  3. そのまま1晩漬け置く
  4. 翌朝、スポンジでこすり洗いしてから洗い流す

これだけで、浴槽などの皮脂汚れやぬめりを簡単に落とせます。重曹はお湯の温度が高い方が溶けやすいため、お風呂から上がってすぐに入れるのがポイントです。

頑固な汚れは重曹ペーストでこすり洗い

こびりついた皮脂汚れや黒ずみなど、頑固な汚れは重曹ペーストを作ってこすり洗いしましょう。

  1. 重曹と少量の液体石鹸(または少量の水)を混ぜて重曹ペーストを作る
  2. 作ったペーストをスポンジにつけてこすり洗いする(浴槽の隅など細かい部分はブラシを使うと洗いやすい)
  3. 水かぬるま湯でペーストを洗い流す

汚れ落ちが悪いときは、もう一度、重曹ペーストをつけてこすり洗います。なお、重曹は自然由来であるものの肌には刺激となるため、掃除するときはゴム手袋を着用しましょう。

水アカの掃除方法

うろこ状に広がる水アカは、水道水に含まれるミネラル分などが固まってできてしまうものです。そのため浴室のような水回りは、こまめに掃除する以外、防止方法はありません。性質はアルカリ性のため、酸性のクエン酸を使って手間なく掃除しましょう。

しつこい水アカにはクエン酸パック

クエン酸パックでは、先に以下のものを準備します。

【必要なもの】

  • クエン酸スプレー(水100mlに対し小さじ1/2のクエン酸を溶かす)
  • キッチンペーパー
  • 食品用ラップフィルム
  • スポンジ(必要に応じて歯ブラシなど)

クエン酸スプレーは汚れの濃度に応じて配合量を変えても問題ありません。
道具が揃ったら、以下の手順で掃除します。

  1. 水アカの気になる部分にクエン酸スプレーをかける
  2. スプレーした部分にキッチンペーパーを貼り付けパックする
  3. キッチンペーパーの上からラップを貼り付け、乾かないようにする
  4. 30~40分程度放置する
  5. ラップとキッチンペーパーを剥がしスポンジでこすり洗いする
  6. 汚れが落ちたら水で洗い流す

キッチンペーパーでパックをするときは、ひたひたになるくらいクエン酸スプレーを染み込ませるのがポイントです。なお上記の掃除方法は、浴槽以外の水回りでも応用できます。

風呂釜と浴槽エプロンの掃除方法

風呂釜と浴槽エプロンも汚れが溜まりやすいので、ある程度頻度を決めて掃除しましょう。それぞれ、掃除方法を紹介します。

風呂釜の掃除方法

風呂釜の配管の掃除では、1つ穴か2つ穴かにより方法が異なります。また、掃除のときは風呂釜用洗剤を事前に準備しましょう。掃除中は常にゴム手袋を着用します。

1つ穴の風呂釜

1つ穴専用の風呂釜洗剤を用意して、以下の手順で掃除します。製品によっては残り湯での掃除にも対応しています。

  1. 給水口の5cm程度上まで蛇口から水を溜める
  2. 風呂釜専用洗剤を投入する
  3. よく混ぜて洗剤を溶かす
  4. 2~3分程度追い焚きする
  5. 漬け置く
  6. 追い焚きをして、一度排水して浴槽をすすぐ
  7. 再度蛇口から給水口の5cm程度上まで水を溜める
  8. 5分程度追い焚きした後排水し、シャワーで洗い流す

すすぎの工程があるため、若干時間はかかるものの、上記の手順で簡単に掃除できます。漬け置き時間は洗剤により異なるため事前に確認しましょう。

2つ穴の風呂釜

2つ穴の風呂釜掃除では、先に以下の道具を準備します。

【必要なもの】

  • 2つ穴専用の洗剤
  • タオルや雑巾
  • ホースまたはやかん
  • ゴム手袋

下の穴を塞ぎ、上の穴にお湯を注ぎ込む作業があるため、やかんなどがあると便利です。

  1. 上下の穴のフィルターを外し清掃する
  2. タオルで下の穴を塞ぐ
  3. 上の穴に洗剤を入れる
  4. 上の穴に40~50度程度のお湯を注ぐ
  5. 2時間ほどそのままにしておく
  6. 下の穴のタオルを外す
  7. シャワーを使い上下の穴の汚れを落とす

2つ穴の風呂窯では最後のシャワーの水圧で汚れを落とすため、水は全開で出すようにしてください。

浴槽エプロンの掃除方法

浴槽の側面についている「エプロン」には、外せるタイプと外せないタイプがあります。外せるタイプでは、内部でカビが繁殖しやすいので定期的な掃除が必要です。中性洗剤では落ちきらないカビには、塩素系漂白剤を用意し、ゴム手袋とゴーグルをつけて作業しましょう。

  1. エプロン部分を外して50度前後のシャワーで汚れを洗い流す
  2. 軽い汚れは先に中性洗剤をつけたスポンジでこすり洗いする
  3. 塩素系漂白剤を全体に吹きかけ30分程度放置する
  4. シャワーで洗剤を洗い流す
  5. 落ちない汚れはこすり洗いする
  6. エプロンとエプロン内部を乾かし元に戻す

最後にしっかり乾燥させないと、カビが発生する原因となるため注意が必要です。
また、塩素系漂白剤を使用する際は、酸性の浴室用洗剤と同時に使用することは避けて、十分に換気をしてから実施してください。

浴槽の掃除頻度の目安

浴槽の掃除は週に2~3回などこまめに行うことで、汚れを防止できます。1回の掃除時間は5分程度で問題なく、汚れを溜めないことがポイントです。

また風呂釜は月に1回、エプロン部分は年に2回程度が掃除の目安です。

毎日の手入れ方法

浴室の掃除を簡単にするためには、普段から汚れを予防することが大切です。毎日簡単にできる手入れ方法を紹介します。

入浴後はサッと浴槽を洗う

入浴後に重曹で漬け置きをしないときは、お湯を抜いた後、洗剤をつけてサッと洗い流しましょう。スポンジでこするのが面倒なら、中性洗剤を満遍なく吹きかけた後、少し放置し熱湯で洗い流すだけでも効果的です。

浴室から出る前に全体にシャワーをかける

浴室から出るときは、全体に熱いシャワーをかけて皮脂汚れを洗い流しましょう。

換気をして水分が残らないようにする

最後に浴室全体の換気をして、できるだけ水分が残らないようにしましょう。

壁や床に残っている水滴は、水切りワイパーやタオルを使って取り除いておくと、水アカやカビが発生しづらくなり効果的です。

浴槽の汚れは日々の手入れで対策できる

浴槽は酸性とアルカリ性の2つの性質の異なる汚れが生じるため、放っておくと掃除がしづらくなってしまいます。そのため、浴室から出るときにサッと洗い流すなど、日頃から汚れが溜まらないようにしていきましょう。

浴室の汚れは日々の対策や掃除で対処できますが、それでも落ちない場合はプロに相談してみましょう。プロであれば落ちづらい汚れにも対応してくれますよ。

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東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部

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