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お風呂掃除の決定版!場所別のお掃除方法を徹底解説

公開日

2021.05.04

更新日

2024.10.11

浴槽を掃除する人

毎日、体の汚れを落とすお風呂(浴室)はカビやヌメリ、水アカなどで非常に汚れやすく、掃除が面倒な場所のひとつです。
くわえて、蛇口には水アカ、排水口にはヌメリと、場所別に付着する汚れが異なるため、汚れに合わせた掃除方法を知っておく必要があります。

お風呂汚れの種類とその原因

そもそも、お風呂はどうして汚れてしまうのでしょうか。
お風呂に発生する汚れの種類を知ることで、正しい掃除方法がわかるようになります。

1.ピンク色のヌメリ(赤カビ)

浴室の隅やシャンプーの裏側に、ピンク色のヌメリが発生しているのを見たことはありますか?このヌメリの正体は赤カビで、「ロドトルラ」と呼ばれる酵母菌の一種です。

黒カビのようにこびりつくことはないため、スポンジなどでこすれば簡単に落とせる汚れです。

2.黒カビ

浴室や浴室ドアのパッキンの部分によく見られるのが、黒カビです。

赤カビとは違って素材の奥まで根を張ってしまうカビなので、こすっただけでは落とすことはできません。
塩素系漂白剤などを使い、根本からしっかりと除去・除菌をする必要があります。

3.水アカ

鏡や蛇口付近につく白いポツポツとした汚れは、水道水の中に含まれるミネラルが固まってできてしまう水アカです。
スポンジなどでこすってもなかなか取れず、掃除に苦労したことがある方もいるかと思います。

水アカはアルカリ性のため、酸性のアイテムで掃除すると中和されてすぐに汚れが取れます。

4.皮脂汚れ・石鹸カス

体の汚れを落としたときに出る皮脂や体を洗う石鹸も、汚れとして浴室に蓄積されていきます。
これらの汚れは雑菌やカビの養分となってしまうため、しっかりと落としておく必要があります。

皮脂汚れは弱酸性、石鹸カスはアルカリ性です。
それぞれ反対の性質を持つアイテムで簡単に分解することができます。

お風呂掃除で準備するもの

それでは、さっそくお風呂掃除をする準備をしていきましょう。
お風呂掃除で必要になる基本アイテムは、以下の5つです。

  • お風呂用中性洗剤
  • 重曹
  • クエン酸(もしくはお酢)
  • カビ用塩素系漂白剤
  • スポンジや歯ブラシ
  • 汚れごとに必要となるアイテムは異なるため、掃除でこすり洗いしたい場所に合わせて必要なアイテムを揃えてください。
    また、必ずゴム手袋をして作業をするようにしてください。

    場所別!お風呂のお掃除方法

    お風呂の場所別お掃除方法

    今回は、お風呂を5箇所に分けて掃除方法を解説していきます。

    1.浴槽

    浴槽につくのは、主に体から出た皮脂汚れです。
    軽い汚れが多いため、アルカリ性の重曹とスポンジを使うだけで簡単に掃除ができます。

    1. 浴槽にお湯を張り、重曹を1カップ入れる
    2. 軽く混ぜ、1晩放置する
    3. お湯を流し、スポンジでこすり洗いする
    4. 重曹と汚れをよく洗い流す

    掃除をするタイミングとしては、残り湯を使える入浴後がおすすめです。
    浴槽掃除のついでに、椅子や風呂桶なども浸けておけば一緒に掃除ができます。

    また、掃除のあとに浴槽をタオルで乾拭きすると、水アカやピンク色のヌメリを防止できます。

    2.鏡・蛇口

    鏡や蛇口には、石鹸カスや水アカが付着しやすい傾向にあります。
    基本的には、スポンジとお風呂用中性洗剤でこすり洗いをすれば問題ありませんが、頑固な水アカがついてしまったときは、クエン酸で中和して掃除をする必要があります。

    1. 洗面器に水を張り、100mlに対して小さじ1/2杯のクエン酸を混ぜる
    2. クエン酸水にキッチンペーパーを浸す
    3. キッチンペーパーを鏡や蛇口に貼り付ける
    4. ラップをのせて2時間ほど待つ
    5. スポンジで汚れをこする
    6. 水でよく洗い流す

    数時間置いても取り切れない水アカは、メラニンスポンジで軽くこすると取れることがあります。
    力を入れすぎると材質を傷めてしまうため、できる範囲で掃除を行うようにしましょう。

    3.壁・天井

    浴室の壁や天井は石鹸カスと皮脂がつきやすく、汚れやすい場所です。
    とくに腰より下の位置はシャワーによって石鹸や皮脂汚れがはねやすいため、スポンジとお風呂用中性洗剤を使って念入りに掃除をしていきましょう。

    1. 気になる黒カビがある場合は、水分をよく拭き取っておく
    2. カビ用塩素系漂白剤をつけたキッチンペーパーを黒カビに貼り付ける
    3. ラップでパックし、30分ほど放置する
    4. 漂白剤をよく流し、壁・天井全体を濡らす
    5. 洗剤をかけてスポンジや歯ブラシでこする
    6. 水でよく洗い流す

    壁や天井の掃除も浴槽同様、入浴後がおすすめです。
    入浴後であれば浴室は、高温・多湿の状態となっています。
    このような環境は汚れを浮かびあがらせます。
    カビの増殖を抑えるために、掃除のあとは乾いたタオルなどで水分を拭き取っておくといいでしょう。

    天井に手が届かない場合は、床の掃除に使うフロアワイパーを使って天井をこすると掃除しやすいです。
    仕上げに消毒用のアルコールをふきかけると、カビの増殖を抑えられます。

    4.床

    浴室の床はピンクヌメリや皮脂、石鹸カスが発生しやすい部分です。
    週に1回はお風呂用中性洗剤とスポンジで掃除し、汚れが目につくようになったら重曹を使った念入りな掃除を行いましょう。

    1. 床を濡らし、洗剤を全体にかける
    2. 重曹を粉のまま床にふりかける
    3. スポンジやブラシでこする
    4. しばらく置いて洗剤をなじませる
    5. 水でよく洗い流す

    気になる汚れやカビがある場合は、掃除前にカビ用塩素系漂白剤をかけてラップパックをしていきましょう。

    5.排水口

    髪の毛や石鹸カス、ヌメリが蓄積しやすい排水口は、掃除をしないとつまりやニオイの原因となってしまうことがあります。
    衛生面が気になってなるべく触りたくないという方には、重曹とクエン酸を使った掃除方法がおすすめです。

    1. 歯ブラシなどで排水口の髪の毛を取る
    2. 重曹とクエン酸を1:1の割合でかける
    3. お湯を少量かけて泡を5分放置する
    4. 水を流して残った汚れを歯ブラシでこすり取る

    重曹とクエン酸は、混ぜると洗浄力の高い泡を発生させます。
    自然由来の成分で非常に安全なので、子どもやペットが居るご家庭でも安心してできる掃除方法です。

    お風呂のキレイを保つコツとは?

    お風呂をせっかく掃除しても、使い方に気をつけないとまたすぐに汚れてしまいます。
    お風呂掃除をラクにするためにも、お風呂をキレイに保つ使い方を知っておきましょう。

    • 使用後は浴室全体にお湯をかけて洗剤や皮脂を洗い流し、タオルで軽く壁や鏡を拭いておく
    • 排水口の髪の毛は毎日捨てる
    • シャンプーボトルなどは脱衣所もしくは水切れのいい金属ラックで保管する
    • 換気扇を24時間回す

    どれも簡単にできるものばかりですが、汚れの蓄積を防いでお風呂掃除をラクにしてくれる工夫ばかりです。
    ぜひ今日から実践してみてください。

    お風呂掃除の頻度は?

    お風呂は体の汚れが付着しやすい場所のため、掃除の頻度としては毎日が理想的です。
    とはいえ、毎日しっかりと掃除をするのは難しいので、掃除の種類によって頻度を変えるのがおすすめです。

    • 毎日の掃除:浴槽を流すときなどに汚れを軽くこすっておく・入浴後は壁や鏡の水分を拭き取り、排水口のゴミを捨てる
    • 週に1度の掃除:洗剤を全体にかけてササッとこすり洗いをする
    • 月に1度の掃除:鏡や天井、排水口などをしっかりと掃除する

    この頻度で掃除ができれば、カビやピンクヌメリをしっかりと予防することができます。

    定期的なお風呂掃除をプロに依頼しよう

    お風呂の汚れはご自分で落とせるものも多いですが、頑固な水アカやカビになると一般の方が完全に掃除することは難しいです。
    また、仕事や育児が忙しくて、お風呂掃除に時間が割けない方もいるかと思います。
    そんな方は無理をせず、プロに依頼してお風呂掃除をしてもらいましょう。
    定期的に利用することで、快適なお風呂をキープできます。

    東京ガスのハウスクリーニングなら、お風呂(浴室)のなかなか取れないカビや水アカ、ぬめりなどを、徹底除去します。
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    東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部

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