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コインランドリーで布団は洗濯できる?メリットや注意点も併せて解説!

公開日

2023.10.12

更新日

2023.10.12

寝具

コインランドリーで布団は洗濯できる?メリットや注意点も併せて解説!

普段使っている布団を最後に洗濯したのはいつでしょうか。布団は見た目以上に汚れていることが多いため、定期的に洗濯することが大切です。自宅では大変な布団の洗濯も、コインランドリーを使えば簡単に洗濯できます。

そこで本記事では、定期的に布団を洗う必要がある理由やコインランドリーで洗うのがNGな布団の種類、コインランドリーで洗濯するメリットや注意点をご紹介します。本記事を参考にして、ご自宅の布団を清潔に保ちましょう。

目次

定期的に布団を洗ったほうがいい理由

洗濯に手間がかかってしまう布団ですが、快適に眠り、体の健康を維持するためには定期的に布団を洗う必要があります。布団を洗ったほうがいい3つの理由をご紹介します。

理由①睡眠時の汗や皮脂汚れの蓄積

お風呂に入ってキレイな状態で布団に入ったとしても、布団には汗や皮脂が付き、日に日に蓄積していきます。眠っている間に汗をかいている意識はないかもしれませんが、人は一晩にコップ1杯程度の汗をかくともいわれており、それを布団が吸収しています。汗に伴って皮脂も大量に付着し、布団は見た目には分からなくてもかなり汚れている状態となります。

汗や皮脂が蓄積してしまうと、布団が劣化しやすくなる原因にもなります。長く布団を使い続けるためにも、布団の洗濯は欠かせません。

理由②ダニが繁殖しやすくなる

汗や皮脂が付着したままの布団を使い続けていると、ダニがそれらをエサにして繁殖しやすくなってしまいます。汗に含まれる塩分・アンモニア・タンパク質や、皮脂や髪の毛、フケなどはダニの好物です。

布団1㎡あたりには10万匹ものダニがいるといわれています。ダニが大量に潜む布団で寝ていると、アトピー性皮膚炎などを引き起こす原因となることがあるため、健康を守るという意味でも、布団の洗濯は大切です。

理由③カビが繁殖しやすくなる

布団を洗濯しないでいると、カビが繁殖しやすい状態にもなってしまいます。カビが繁殖しやすいのは、高温多湿でエサがある場所です。布団は人の汗で湿気を含んでおり、体温によって温まってしまう上、カビがエサにする皮脂・髪の毛・ホコリなどもあるため、カビが好む場所の条件を満たしています。

布団にカビが繁殖すると見た目が悪くなるだけでなく、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状の他、肌荒れなどを引き起こしてしまうかもしれません。布団が高温多湿になるのを防ぐことは難しいため、カビが発生しないようにするには、布団を洗濯してカビのエサがない清潔な状態にしておくことが大切です。

コインランドリーで布団は洗濯できるのか?

布団を洗濯する必要があるといっても、たびたびクリーニングに出すのは大変です。布団はコインランドリーで洗濯可能なのでしょうか。コインランドリーで洗濯できない布団の種類をみていきましょう。

NG例①洗濯・乾燥不可の表示がある布団

洗濯・乾燥不可の表示が付いている布団はコインランドリーでは洗濯できません。桶のようなイラストにバツが描かれているマークが洗濯不可、四角の中に丸があるイラストにバツが書かれているマークが乾燥不可のマークです。

コインランドリーに持っていく前に、まずは布団の洗濯表示を確認しましょう。またコインランドリーでの洗濯を考えていて、今後布団を買い替える際は、洗濯表示をチェックした上で購入すると良いでしょう。

NG例②キルティング加工がされていない布団

キルティング加工がされていない布団も、コインランドリーで洗濯はできません。キルティング加工は、2枚の布の間に中綿を入れ、縫い合わせることで中綿を固定して偏らないようにする役割があります。

キルティング加工されていない布団をコインランドリーで洗濯してしまうと、中綿に偏りが出てしまいます。

NG例③羊毛布団

羊毛を100%使った布団も、コインランドリーで洗濯できません。羊毛は水に濡れると縮んでしまう性質があり、摩擦にも弱いです。洗濯してしまうと布団の劣化につながるので、布団の素材も確認しましょう。

NG例④真綿布団

真綿は水に弱い性質を持っているため、真綿の布団もコインランドリーでの洗濯はNGです。洗濯すると型崩れを起こしてしまい、一度型崩れすると元に戻せなくなってしまいます。真綿布団を傷めずに洗うには、プロのテクニックが必要です。

コインランドリーで布団を洗濯することで得られる5つのメリット

前述した布団以外は、基本的にコインランドリーで洗濯が可能です。コインランドリーで布団を洗濯するとどのようなメリットが得られるのでしょうか。5つのメリットをご紹介します。

メリット①敷布団も丸洗い可能

掛け布団であればサイズによっては自宅での洗濯ができるケースもありますが、一般的に敷布団は自宅の洗濯機で洗えません。しかし、大型の洗濯機・乾燥機が設置されているコインランドリーなら、敷布団も丸洗いできます。

メリット②ダニ対策、除菌消臭が可能

前述したとおり、布団には大量のダニが潜んでいます。ダニは50℃の熱で20〜30分、60℃以上の熱で一瞬で死滅します。コインランドリーの乾燥機は、標準で70度の温度設定されていることが多いため、乾燥機で高温乾燥させれば、ダニを死滅させることができ、布団を清潔な状態にできます。
また、カビも50℃以上の熱にさらされるとほとんど死滅するため、カビ対策にもなります。また生乾きのイヤなニオイの原因になる雑菌にも効果的なので、消臭効果も得られます。

メリット③仕上がりがふわふわ

最初はふわふわだった布団も、長い間使用しているとふわふわ感がなくなり、ぺたんこになりやすいです。コインランドリーに設置されている大型の乾燥機は、ドラム内で布団を回転させながら、高温の熱を与えてくれます。そうすることで繊維がふんわりして、ふわふわの仕上がりになります。

メリット④天候に左右されずに洗濯ができる

大きな布団を自宅の洗濯機で洗濯する際は、天気が大きく影響します。雨の日に外へ干せないのはもちろんですが、晴れていても湿気が多い時期はうまく乾かすことができず、一日では乾かない可能性もあります。しかしコインランドリーであれば、天候に関係なくいつでも洗濯できます。数時間で洗濯から乾燥まで完了するのもメリットです。

メリット⑤クリーニングよりも料金が安い

布団を洗濯する場合、自宅での洗濯やコインランドリーでの洗濯以外にクリーニングという選択肢があります。クリーニングに出せばプロの技術で布団を洗ってもらえますが、クリーニングの料金は布団1枚だけでもそれなりの金額がかかってしまいます。コインランドリーの方がコスパ良く洗濯できることが多いので、頻繁に洗濯しやすいでしょう。

コインランドリーで布団を洗濯することのデメリット

布団を洗濯するのに便利なコインランドリーですが、コインランドリーで布団を洗濯する場合は、デメリットもあります。まず先ほどもご紹介したとおり、全ての布団がコインランドリーで洗濯できるわけではありません。

また車を持っていない方で自宅近くにコインランドリーがない場合、ご自分の力で布団を運ぶのは簡単ではありません。さらにはコインランドリーで洗濯する際、洗濯と乾燥がそれぞれ完了するまである程度の時間がかかりますから、コインランドリー内で待つか、時間を空けて再びコインランドリーを訪問する必要があります。

その他、コインランドリーに布団を持って行っても、洗濯機や乾燥機が埋まっている場合は、すぐに洗濯が始められません。特に梅雨時などは混み合うことが少なくありません。空きが出るまで待たなければならないことも多く、結果的にほぼ半日コインランドリーでの布団の洗濯に時間を使ってしまう可能性もあります。

なおエリアにもよりますが、コインランドリーは朝早い時間や夕方以降は比較的空いていることが多いです。土日や祝日、雨の日よりも、平日や晴れの日の方が空いている傾向にあります。

コインランドリーでの布団の洗い方

コインランドリーで洗濯可能な布団でも、正しく洗わなければキレイに洗えなかったり、劣化したりしてしまう可能性があります。この機会に、コインランドリーでの正しい布団の洗い方をマスターしておきましょう。

洗い方①布団の大きさに応じた洗濯機を選ぶ

コインランドリーにはさまざまなサイズの洗濯機があります。布団をしっかり洗うために、サイズの合った洗濯機を選びましょう。布団を入れた際に洗濯槽の8割程度が埋まるサイズが目安です。

小さすぎると布団をしっかり回転させることができませんし、大きすぎると布団の型崩れの原因となってしまいます。大きすぎて隙間が空いてしまう場合は、シーツなどをネットに入れて一緒に洗うのがおすすめです。何枚・何キロまでに適した洗濯機か記載されていることも多いので、チェックしてみてください。

洗い方②カバーを外して紐で縛って洗濯開始

布団を洗濯機に入れる前に、カバーを外し、じゃばら折りにしてからロール状に丸め、紐で数カ所縛っておきましょう。カバーをつけたままだと汚れが十分に落ちません。丸めて紐で縛っておくと、布団の型崩れを防げます。麻素材の紐を使えば洗濯しても解けにくいです。洗濯槽に余裕があれば、カバーはネットに入れて一緒に洗濯すると良いでしょう。

洗い方③脱水後は乾燥機へ

脱水が完了したら布団を乾燥機に移します。しっかり乾燥させ、布団をふっくらと仕上げるために、大きめの乾燥機を選びましょう。布団を入れたときにドラムの3分の1以下になるサイズの乾燥機がおすすめです。

洗い方④粗熱を冷まして状態の確認

乾燥が終わったらその場で一度布団を広げて、中綿や羽毛が偏っていないか布団の状態を確かめてみてください。粗熱を冷ましても、完全に布団の熱気が抜けているとは限りません。帰宅してからも熱が残っているようなら、熱がなくなるまでしっかり冷ましてから収納するようにしましょう。

洗い方⑤場合によっては乾燥機だけの利用も

時間がないときは、乾燥機だけを使用して、ボリュームのなくなった布団をふわふわに仕上げてみるのもおすすめです。ダニやカビは熱に弱いため、高温で乾燥させる乾燥機を使うだけでも、ダニ・カビ対策になります。

乾燥機にテニスボールを入れて仕上がりをふわふわに

布団を乾燥機にかける際は、テニスボールを1・2個入れてみましょう。ドラムが回るときにテニスボールが布団を叩く役割をしてくれるため、乾燥時間の短縮につながります。ふわふわに仕上がる効果もあるので、ぜひ試してみてください。

洗い方⑥大切な布団や高価な布団はクリーニングを利用する

前述した洗濯NGの布団でなければ、基本的に布団はコインランドリーで洗えるものですが、必ずしもキレイに仕上がるとは限りません。大切な布団や高価な布団などは、クリーニングを利用した方が良いでしょう。

コインランドリーで布団を乾燥させる際の2つの注意点

コインランドリーで布団を乾燥させる際は、キレイに仕上げるために注意しておきたいことがあります。3つのポイントを押さえておきましょう。

注意点①乾燥機にかけてしっかりと乾燥をさせる

布団は厚みがあるため、表面が乾いたように感じられても、内部は十分に乾いていない可能性もあります。先ほど解説したように布団を入れたときにドラムの3分の1以下になるサイズの乾燥機を選び、しっかり乾燥させるようにしましょう。

注意点②1時間は乾燥機にかける

乾燥機にかけるときは、最初に30分かけて、裏返しにして30分かけることを基本にして、1時間は乾燥させるようにしましょう。内部が完全に乾いていなければ、せっかく洗濯してもカビやイヤなニオイの原因となる雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。乾いたと思っても少し長めの時間乾燥機にかけた方が良いでしょう。

コインランドリーで布団を洗う際の料金相場

コインランドリーで布団を洗う際にかかる料金は、布団の種類や乾燥機にかける時間によっても異なりますが、相場を確認しておきましょう。

洗濯だけの場合、羽毛布団や毛布1枚あたり500〜600円ほどかかります。羽毛布団を2枚同時に洗濯する場合は大型洗濯機を使用しなければならないため、700〜900円程度かかることが多いです。乾燥機を使用する場合、羽毛布団や毛布1枚あたり400〜500円、羽毛布団2枚の場合で800〜1,000円程度かかります。

コインランドリーを活用して布団を清潔に保とう

コインランドリーを使うことで、誰でも布団を簡単に洗濯できます。コインランドリーでの洗濯がNGな布団もありますが、洗濯可能な布団なら快適な眠りのためにも定期的に洗濯して布団を清潔な状態に保ちましょう。

健康的に生活するためには、布団だけでなく家中のダニ・カビ対策をしておくことも大切です。徹底的に家の中をキレイにしたい方は、東京ガスのハウスクリーニングをご活用ください。マットレスクリーニングに加え、プロのテクニックで、お家の中を丸ごとキレイに掃除します。

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東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部

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