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エアコン室外機の異音原因と自分でできる対処法

公開日

2026.04.10

更新日

2026.04.10

エアコン室外機

エアコンの室外機から、「ブーン」「カサカサ」という異音が聞こえることがあります。
室外機は、置き方や汚れにより、部品が異常をきたして異音を発することがあります。
異音を放っておくと、うるさいだけではなくご近所迷惑になってしまうこともあるため注意が必要です。

本記事では、室外機から音がする原因や対処法についてご紹介します。

■ この記事のポイント

  • 異音の判別:音の種類から「故障」か「正常」かを即座に診断
  • 即効・対策:防振ゴムや掃除など、自分でできる5つの騒音解消法
  • 寿命とメンテ:買い替え時期の目安と、電気代を抑える季節別ケア

エアコンの室外機の仕組みとは

音の原因や対処法を見ていく前に、まずはエアコン室外機の仕組みや役割をみていきましょう。
エアコンというと室内機が注目されがちですが、実は室外機も、室内から運ばれた熱を屋外に排出するという大切な役割を担っています。

さらに室外機には、室内機と室外機を結ぶパイプ内に充填された、「冷媒ガス」を循環させるための「圧縮機」が搭載されています。
室外機は空気の温度調整をする、いわば「エアコンの心臓部」のような働きを持っているのです。

エアコンの室外機がうるさい原因

それでは、室外機がうるさいときはどのような原因が考えられるのでしょうか。ここからは、異音の原因をみていきましょう。
室外機の音のせいでご近所トラブルへと発展してしまう可能性があります。
特にマンションやアパートにお住いの方にとって、エアコンの室外機から発生する騒音は、深刻なご近所トラブルへと発展しかねない問題です。
一戸建てとは異なり、集合住宅では壁・床・天井を隣室や上下階と共有しているため、室外機の振動や異音が建物全体に伝わりやすい構造になっています。
「うるさくて眠れない」「子どもが昼寝できない」といった苦情が積み重なると、管理組合や管理会社を巻き込んだトラブルに発展することも珍しくありません。
また、窓を開ける季節や夜間は音が響きやすく、ちょっとした異音でもご近所に大きなストレスを与えてしまいます。
異音は放っておかず、原因を明らかにしてきちんと対処することが、快適な集合住宅生活を守るうえで非常に重要です。

室外機の設置方法が悪い

エアコンの室外機がうるさい原因として、設置方法が悪くて室外機が地面に固定されていないことが考えられます。
不安定な状態のまま置いてしまうと、振動で室外機が壁や床に当たって「ガタガタ」と音を立ててしまいます。
マンションやアパートのベランダでは特に注意が必要です。

ベランダの床材と室外機が「共振」を起こすと、振動が床スラブを伝って階下の住戸にまで響き渡ることがあります。
「上の階の音がうるさい」というご近所トラブルの原因が、実はエアコンの室外機だったというケースも少なくありません。
まずは室外機が地面・架台にしっかりと固定されているか、壁との距離が近すぎないかを確認しましょう。
防振ゴムや防振パッドを設置するだけで、振動音が大幅に軽減されることがあります。

経年劣化によるコンプレッサーの摩耗

室外機の心臓部である「コンプレッサー(圧縮機)」は、長年の使用により内部のピストンやベアリングが摩耗します。
これにより、以前よりも振動が大きくなり、「ブーン」という重低音が増大します。
この重低音は壁を伝わりやすく、マンション・アパートでは隣室や上下階に響きやすいため、ご近所トラブルの火種になりがちです。また、これは故障の予兆である可能性もあります。10年以上使用している場合は、修理よりも買い替えを検討されることをおすすめします。

室外機の部品が汚れている

次に考えられるのが、室外機の汚れです。

室外機は屋外に置かれているため、常に雨風にさらされています。
そのため砂埃や枯れ葉などのゴミが詰まりやすく、ゴミが付着してバランスが崩れると、回転時に大きな振動が発生し、「カラカラ」という異音に繋がります。
また、ファンの軸を支える「モーター」の潤滑油が切れると、「キュルキュル」といった金属音が発生します。

特に室外機の裏側のフィルターは、室外機を構成する部品のなかでも汚れやすい部品です。
フィルターが砂やホコリによって目詰まりを起こすと、異音を発するだけではなく、空気循環ができずにエアコンの効きが悪くなってしまう危険性もあります。

フィン(熱交換器)の目詰まり

室外機背面にあるアルミフィンが目詰まりすると、空気を取り込む効率が落ち、必要以上にファンを高速回転させなければならなくなります。
その結果、風切り音が大きくなり、電気代の増大にも繋がります。
マンション・アパートの限られたベランダスペースでは、室外機の周囲に物が置かれて通気が妨げられやすい環境にありますので、物の置きすぎにも注意が必要です。

霜取り(デフロスト)運転」によるもの

冬場の暖房使用時、室外機の熱交換器に霜が付着します。
これを溶かすために行われる「霜取り運転」中は、四方弁の切り替え音(プシュー)や、コンプレッサーのフル回転による大きな稼働音が発生します。
これは故障ではなく、エアコンの正常な機能です。

エアコン自体が故障している

置き方にも室外機の汚れにも問題がないときは、エアコンが壊れてしまっている可能性があります。
特にエアコンを長年使い続けている場合は、寿命が来てしまって音が出ているかもしれません。

エアコンの室外機はモーターやファン、フィルターなどさまざまな部品で構成されています。
これらの部品のどれか一つが故障すると、大きな音を発してしまうことがあります。
エアコンの平均寿命は約10年といわれているので、それ以上使っているのであれば買い替えを検討したほうがいいかもしれません。

室外機がうるさい、異音から判別するトラブル診断

室外機から聞こえる「うるさい音」には、それぞれ明確な原因があります。
まずは、今聞こえている音がどれに該当するか確認しましょう。

異音の種類 主な原因 緊急度・対処法
ブーン、ブーン 室外機自体の振動、コンプレッサーの稼働音 【低】防音マットや防振ゴムの設置で改善が見込めます。
ガラガラ、カラカラ プロペラファンへの異物(枯れ葉など)混入・破損 【中】内部の清掃、またはファン自体の部品交換が必要です。
キュルキュル、キーン ファンモーターの軸受け摩耗(経年劣化・寿命) 【高】放置すると止まる恐れあり。修理・買い替えを推奨。
ガタガタ、カタカタ 外装パネルのネジの緩み、不安定な設置場所 【低】ネジの増し締め、土台の水平調整で解決します。
プシュー、シャー 冷媒ガスの流動音、または暖房時の「霜取り運転」 【不要】故障ではありません。室外機が正常に動作している音です。

エアコンクリーニングはこちら
東京ガスのエアコンクリーニング一覧はこちら

【参考】室外機がうるさい、異音に関するメーカー情報

「室外機がうるさい」と感じたとき、それが故障のサインなのか、あるいは最新の機能が動いているだけの正常な音なのか、判断に迷うことは多いですよね。
実は、エアコンの異音にはメーカー独自の機能(自動掃除など)に起因する「正常な動作音」が多く存在します。
焦って修理を依頼する前に、まずはご使用中のメーカーがどのような音を「正常」と定義しているかを確認することが、余計な出費を抑える近道です。
ここでは、メーカー各社の公式サイト関連リンクをご案内します(2026年1月現在)。参考にしてみてください。

メーカー各社の公式サイト関連リンク
メーカー名 タイトル 公式FAQリンク
ダイキン 室外機から変わった音がする(ルームエアコン) 確認する
パナソニック エアコン室外機の音がうるさい、振動するときは 確認する
三菱電機 室外機の音が気になる 確認する
日立 室外機の音が気になります。 確認する
東芝 エアコンの使用中に変な音がしますが、故障ですか 確認する
シャープ エアコンの音が気になる 確認する
ゼネラル 室外機から異音がする 確認する

エアコンの室外機から異音がするときの対処法


それでは、エアコンの異音を防ぐための対処法としてはどのようなものがあるのでしょうか。最後に、室外機の異音を防ぐ方法についてみていきましょう。

室外機の土台をしっかり固定する

室外機の振動で異音がするときは、室外機の土台をきちんと地面に固定してください。
室外機はブロックや強化プラスチックなどの土台の上に固定することが一般的です。土台は、硬くて重量がある物を選ぶと固定効果が高くなります。
室外機の内部では、コンプレッサーが冷媒を圧縮するために常に振動しながら稼働しています。
土台が不安定だと、このコンプレッサーの振動がそのまま床面に伝わり、「ブーン」「ガタガタ」といった騒音が増幅されてしまいます。
土台をしっかり固定することは、コンプレッサー由来の振動音を根本から抑える基本対策でもあります。

室外機を掃除する

室外機が汚れてしまっているときは、できる範囲で掃除してください。
室外機は屋外に置かれていることが多いため、ホコリや砂が溜まりやすい傾向にあります。
汚れを取り除くことで、異音が軽減されるケースも非常に多いです。

掃除の際は、特に以下の部品に注目しましょう。

●プロペラファン
室外機の内部で空気を循環させているプロペラファンは、砂埃や枯れ葉が付着するとバランスが崩れ、「カラカラ」「ガタガタ」という異音が発生します。
外側から確認できる範囲でブラシや掃除機を使って丁寧に汚れを取り除きましょう。
ただし羽根は薄く変形しやすいため、強い力をかけないよう注意が必要です。

●フィン(熱交換器)
室外機の背面に並ぶ無数の薄いアルミ板、フィン(熱交換器)は、外気と冷媒の熱交換を行う重要な部品です。
砂埃や綿ゴミが目詰まりすると空気の吸い込み効率が低下し、プロペラファンが必要以上に高速回転することになります。
結果、風切り音が大きくなるだけでなく、コンプレッサーにも過剰な負荷がかかります。
フィンは非常に曲がりやすいため、力を入れすぎないよう注意してください。

●ドレンホース
見落とされがちですが、ドレンホースの状態確認も忘れずに行いましょう。
ドレンホースとは、室内機で発生した結露水を屋外へ排出するための管で、室外機の周辺に出口があります。
泥や虫の巣などでホースの出口が詰まったり、ホース自体が折れ曲がったりすると、排水がうまくいかず「ポコポコ」「ゴボゴボ」といった異音の原因になります。
掃除のついでにホースの出口が塞がれていないか、折れ曲がっていないかを目視で確認しましょう。

ただし、一般の方が室外機の内部まで掃除することは難しいです。
また、フィンは非常に曲がりやすいため、力を入れすぎないよう注意してください。
知識のない方が分解しようとすると、部品を傷つけてしまい故障させてしまうこともあります。
不安な方は、業者を呼んでプロに掃除してもらったほうが安心でしょう。

【関連コラム】
ご家庭で簡単にできる室外機の掃除方法と、掃除するメリットについてご紹介します。
→ [エアコンの室外機はどうやって掃除したらいい?掃除方法を徹底解説!]

室外機の周囲に物を置かない

室外機の周りに鉢植えや荷物をおいている場合は、その荷物を整理することで異音がなくなるケースもあります。
室外機の周りに荷物があると、エアコン内部の空気がうまく排気されなくなってしまいます。
また、室外機の吹き出し口の前に障害物があると、吐き出した熱風を自分で吸い込んでしまう「ショートサーキット(現象)」が起きます。
これによりコンプレッサーに異常な負荷がかかり(余計にモーターを稼働させ)、うなり音が激増させてしまうことがあります。

さらに、ドレンホースが荷物の重みで折れ曲がっていないかも合わせて確認しましょう。
排水不良が起きると異音だけでなく、室内への水漏れリスクも高まります。
室外機の近くにはできるだけ物を置かないようにして、プロペラファンの吸気口・排気口をしっかり確保することが重要です。

防音マット・防振ゴムを設置する

ホームセンターなどで販売されている「エアコン用防振ゴム」を、室外機の脚の下に敷くだけで、床に伝わる振動音を軽減できます。
特にマンションのベランダ設置の場合、コンプレッサーの振動が床スラブを通じて階下に伝わりやすいため、この対策だけで苦情が解決することもあります。

外装パネルのネジ確認

意外と多いのが、室外機のカバー(パネル)を止めているネジが緩み、コンプレッサーやプロペラファンの振動に共鳴して「カタカタ」と鳴っているケースです。
プラスドライバー1本で増し締めするだけで解消します。

ただし、金属が擦れるような「キーン」という高音がする場合は、ファンモーターのベアリング故障の可能性もありますので、すぐに点検・修理を依頼しましょう。

【参考】季節別のメンテナンスカレンダー

「うるさくなってから」より「うるさくさせない」工夫を
エアコン室外機のトラブルの多くは、汚れや設置環境の悪化による「過負荷」から始まります。
下記季節別のメンテナンスカレンダーに沿って、季節ごとにわずかなケアを行うだけで、静かな運転音を維持できるだけでなく、エアコン自体の寿命を数年延ばし、電気代の節約にも大きく貢献します。

【季節別のメンテナンスカレンダー】
時期 メンテナンス項目 「うるさくさせない」ための効果
5月
(冷房シーズン前)
・アルミフィンのホコリ除去
・周囲の草むしり、片付け
風通しを良くすることでコンプレッサーの負荷を減らし、過負荷による「うなり音」を防止します。
8月
(冷房ピーク期)
・日よけパネルの設置
(吹き出し口は塞がない)
直射日光による本体温度の上昇を抑え、フルパワー運転による激しい稼働音を抑制します。
10月
(暖房シーズン前)
・防振ゴムの劣化確認
・固定ネジの増し締め
冬の寒さで硬化する前にゴムの弾力をチェック。カタカタ音や床への振動伝達を未然に防ぎます。
2月
(厳冬期)
・積雪や落氷の除去
・ドレンホースの凍結確認
ファンに氷が接触して発生する「ガラガラ音」や、凍結による異常振動・破損を防止します。
通年 ・室外機周辺のスペース確保
(周囲30cm以上)
ショートサーキット(熱の籠り)を防ぎ、常に安定した低騒音運転を維持します。

室外機の設置場所・設置状況も確認

エアコンの故障ではなく、「置き方」や「場所」が原因で「うるさい」と感じるケースがあります。

家の壁と隣家の壁に挟まれた狭い通路に室外機を置いている場合、音が壁に跳ね返り、実際の稼働音よりも大きく聞こえる「反響」が起きます。
吸音パネルを壁側に設置するか、室外機の向きを45度ずらすだけでも効果があります。

まとめ:静かな室内環境と良好な近隣関係のために

エアコンの室外機から異音が聞こえたら、それは「SOS」のサインかもしれません。

  1. まずは音の種類を確認する。
  2. 清掃や防振ゴムなど、自分でできる対策を試す。
  3. 改善しない場合や、古い機種の場合はプロに点検・修理・買い替えを相談する。

室外機のメンテナンスを怠ると、騒音問題だけでなく、電気代の跳ね上がりやエアコンの寿命を縮めることにも直結します。
定期的な点検と適切な対処で、快適な夏・冬を過ごしましょう。

室外機異音解決のチェックリスト

最後に、ユーザーが今すぐ行動できるリストを提示します。

  1. [ ] 室外機の周囲30cmに荷物がないか確認した
  2. [ ] 吹き出し口の前に障害物がないか確認した
  3. [ ] 室外機を揺らしたとき、ガタつきがないか確認した
  4. [ ] 本体のネジが緩んでいないか確認した
  5. [ ] フィルターや背面フィンにホコリが詰まっていないか確認した

エアコンの室外機がうるさい場合は専門業者に依頼しよう

エアコンの室外機がうるさいときは、故障だけではなく置き方や内部の汚れなどが原因として考えられます。まずはご自分でも試せる対処法を実践してみてください。
室外機の固定や掃除を行っても異音が改善しないときは、修理業者に相談しましょう。
また、購入から10年以上経過している場合、一部の部品交換をしても他の箇所が次々に故障するリスクがあるため、買い替えた方が、結果的にコストパフォーマンスに優れます。
また、室外機の汚れによる異音で悩まされることのないよう、定期的なプロのクリーニングをおすすめします。

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