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洗濯表示マークの一覧と正しい見方! 基本ルールや守らない場合のリスクも解説
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公開日
2026.11.05
更新日
2026.11.05

衣類を長く大切に着るためには、それぞれに合った方法でお手入れすることが大切です。洗濯機で洗えるのか、乾燥機やアイロンを使えるのかなど、判断の手掛かりになるのが洗濯表示です。
洗濯表示は2016年に変更され、現在は国際規格に整合した記号が使われています。一見すると種類が多く複雑ですが、基本記号や線、点などには共通したルールがあります。
本記事では、洗濯表示の一覧とそれぞれの意味、記号を読み解く基本的なルールを解説します。洗濯表示を確認する際や、大切な衣類のお手入れ時にお役立てください。
この記事で分かること
- 洗濯表示マークの種類と、それぞれの意味
- 洗濯・漂白・乾燥・アイロン・クリーニングの表示の見方
- 洗濯表示の温度や処理の強さが示す上限
- 洗濯表示を守らない場合に起こりうる縮み・型崩れ・色移りなどのリスク
洗濯表示で何が分かる? 衣類のタグに洗濯表示が付いている理由

洗濯表示は、洗濯や乾燥、アイロンなどの方法を判断するための重要な情報です。ここでは、現在の表示に変更された背景も含め、洗濯表示の役割や基本的な考え方を解説します。
衣類の適切なケア方法を示す「取扱説明書」
洗濯表示は、衣類を適切にお手入れするための「取扱説明書」のような役割を持っています。タグは、衣類の脇や腰付近など、内側に付いていることが一般的です。
表示からは、洗濯や乾燥、アイロンなどの取扱方法を確認できます。同じように見える衣類でも、素材や加工などによって適した方法は異なります。
表示を確認せずに洗うと、縮みや型崩れ、色落ちなどにつながる可能性があるため注意が必要です。洗濯機に入れる前にタグを確認する習慣を付けると、衣類を長く大切に着ることにつながるでしょう。
2016年以降の変更で国際規格に整合した表示へ
日本の洗濯表示は2016年12月1日に変更されました。従来のJIS L 0217から、国際規格ISO 3758に整合したJIS L 0001へ移行しています。衣類の生産や流通のグローバル化を背景に、国内外で共通した表示を使いやすくすることが変更の目的です。
2016年の変更で、洗濯表示の記号が従来の22種類から41種類に増えました。
その後、2024年8月の改正では、液温30℃を限度とする手洗いの表示と、底面温度120℃を限度としスチームを使用しないアイロン仕上げの表示の2種類が新たに追加されました。アイロンの形に×印が重ねられた記号は、アイロン仕上げができないことを示します。記号の形や×印の位置を確認し、表示に合った方法でアイロンをかけましょう。
衣類には、2016年11月30日までの旧表示や、2016年12月1日から2024年8月19日までの表示が付いている場合もあります。特にアイロン仕上げの温度上限は表示の規格によって異なるため、記号の意味を確認してからお手入れしましょう。
※参考:消費者庁「家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規程の改正について」(2016-11-04)
※参考:消費者庁「家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規程の改正について」(2024-08-20)
表示が示しているのは「衣類を傷めないための処理の上限」
現在の洗濯表示は、おすすめの方法ではなく、衣類を取り扱う際の上限を示しています。衣類に回復できない損傷を与えないための、処理や操作に関する情報です。
例えば、洗濯おけに「40」とある場合、液温40℃を限度として洗濯できます。「40℃で洗わなければならない」という意味ではありません。
表示された範囲を超える温度や強さで処理すると、衣類を傷める可能性があります。洗濯表示を見るときは、記載された温度や処理の強さが上限であると理解しておきましょう。
洗濯表示マークの一覧と正しい見方

洗濯表示は、5つの基本記号と付加記号を組み合わせて読み取ります。基本的なルールを押さえると、全てのマークを個別に覚えなくても意味を判断しやすくなるでしょう。ここからは、各記号の見方をご紹介します。
※参考:消費者庁「衣類の取扱表示(リーフレット)」
記号を構成する「基本記号」と「付加記号」の仕組み
洗濯表示は、5つの基本記号に付加記号を組み合わせて表します。基本記号は、家庭洗濯の「洗濯おけ」、漂白の「三角形」、乾燥の「正方形」です。さらに、アイロン仕上げの「アイロン」と商業クリーニングの「円」があります。
洗濯おけや商業クリーニングの記号の下にある横線は、処理の強さを示すものです。線がない場合は通常の処理、1本の場合は弱い処理、2本の場合は非常に弱い処理を意味します。一方、乾燥の正方形の中にある線は、つり干しや平干しなどの乾燥方法を示します。
また、点はタンブル乾燥やアイロン仕上げの温度上限を示します。タンブル乾燥とは、衣類を回転させながら温風で乾かす方法です。点が多いほど高い温度に対応でき、「×」はその処理ができないことを表します。
家庭洗濯(洗濯おけのマーク)
家庭洗濯の方法は、洗濯おけの中の数字や下にある横線などで確認できます。数字は「30」「40」「50」などがあり、洗濯時の液温の上限を示します。
例えば「40」とあれば、40℃を限度として洗濯できるという意味です。横線が増えるほど、より弱い力での洗濯が求められます。洗濯機のコース名は製品によって異なるため、取扱説明書も確認してください。
洗濯おけに手が描かれている場合は、手洗いができます。現在は、液温40℃を限度とする表示と、30℃を限度とする表示があります。一方、「×」が付いている場合は家庭での洗濯ができません。洗剤についても衣類と製品の表示を確認し、適したものを選びましょう。
漂白処理(三角形のマーク)
漂白処理は、三角形のマークから判断できます。現在の洗濯表示では、塩素系と酸素系の漂白剤について使用できるかを3種類の記号で示しています。
何も描かれていない三角形は、塩素系・酸素系漂白剤の使用が可能です。三角形の中に斜線がある場合は、酸素系漂白剤は使用できますが、塩素系漂白剤は使用できません。
三角形に「×」が付いている衣類では、塩素系・酸素系ともに漂白処理ができません。漂白剤を使うときは洗濯表示に加え、漂白剤の商品表示や使用方法も確認しましょう。
乾燥処理(正方形のマーク)
乾燥処理は正方形のマークで示されます。種類は「タンブル乾燥」と「自然乾燥」の2つです。
タンブル乾燥は、正方形の中に円があるマークで確認できます。点2つは排気温度80℃、点1つは60℃が上限です。「×」がある場合は、タンブル乾燥ができません。
自然乾燥では、縦線が「つり干し」、横線が「平干し」を示します。線が2本なら「ぬれ干し」、斜線があれば日陰干しです。線の向きや本数を組み合わせて、適した干し方を判断しましょう。
アイロン仕上げ(アイロンの形のマーク)
アイロン仕上げは、アイロンの形をしたマークで確認できます。中にある点の数によって、底面温度の上限が異なります。
現在の洗濯表示では、点3つは210℃、点2つは160℃が上限です。点1つの場合は120℃を限度としてアイロン仕上げができます。なお、2024年8月の改正前の規格では、点3つは200℃、点2つは150℃、点1つは110℃が上限で、点1つはスチームを使用できません。改正前の表示が付いた衣類は、それぞれの表示が示す上限に従ってください。新旧どちらの規格の表示か分からない場合は、低い方の温度を上限と考えると安心です。
また、2024年8月からは、底面温度120℃を限度とし、スチームを使用しないアイロン仕上げを示す記号も追加されています。「×」が付いていれば、アイロン仕上げはできません。衣類の表示とアイロン本体の設定を確認し、上限を超えない温度で使用しましょう。
商業クリーニング(円のマーク)
商業クリーニングは、円の中にあるアルファベットで処理方法を確認します。「P」と「F」はドライクリーニングに関する表示です。
「P」はパークロロエチレンなどを使う処理に対応します。「F」は石油系溶剤などを使う処理を示すものです。円の下に横線がある場合は、より弱い処理が必要となります。
「W」は、クリーニング店などで行うウェットクリーニングの表示です。家庭洗濯とは異なり、専門的に管理された水洗い処理を指します。「×」が付いている場合は、該当する商業クリーニング処理ができません。
洗濯表示を守らない場合のリスク
洗濯表示は、衣類を取り扱う際の上限を示しています。表示を守らずに洗濯やアイロン仕上げをすると、縮みや型崩れなどにつながる可能性があります。ここでは、代表的なトラブルを見ていきましょう。
お気に入りの洋服が縮む・型崩れする
「家庭での洗濯禁止」の表示がある衣類を水洗いすると、縮みや型崩れが起こる可能性があります。特にウールなどは、水分や摩擦の影響で収縮やフェルト化が生じる場合があるため注意が必要です。
また、レーヨンやアセテートなども、水分の影響で縮みや変形が起こることがあります。ジャケットやコートは、内部の芯地などによって形状が保たれている衣類です。不適切な水洗いによって、シルエットが崩れる場合もあるでしょう。
一度生じた縮みや型崩れは、元に戻すことが難しいケースがあります。素材だけで判断せず、衣類ごとの洗濯表示を確認してください。
染料が流れ出し色落ちや色移りが起こる
衣類によっては、水洗いや高い温度での洗濯によって、染料が洗濯液へ流れ出す場合があります。その結果、衣類の色が薄くなったり、くすんで見えたりすることがあります。
また、流れ出した染料が他の衣類に付着し、色移りにつながる可能性もあるため注意が必要です。特に濃色や鮮やかな色の衣類は、表示や注意書きも確認しましょう。
色落ちが心配な衣類は、他の衣類と分けて洗うとよいでしょう。洗剤や漂白剤を使う場合も、それぞれの製品表示を確認してください。
アイロンの温度超過により生地がテカる・焦げる
洗濯表示には、アイロン仕上げにおける底面温度の上限が示されています。上限を超えた温度でアイロンをかけると、生地を傷める可能性があります。
ポリエステルやナイロンなどの化学繊維では、熱の影響で表面が変化することがあります。その結果、テカリや変形が生じる場合もあるでしょう。綿や麻などでも、過度な熱を長時間加えると、変色や焦げにつながる可能性があります。
アイロンを使う前に、洗濯表示と本体の温度設定を確認してください。「×」が付いている場合は、アイロン仕上げを行わないようにしましょう。
まとめ:洗濯表示を確認して衣類に合ったお手入れをしよう
洗濯表示は、洗濯や乾燥、アイロンなどの処理における上限を示しています。表示の範囲内でお手入れすることが、衣類への負担を抑える基本です。
家庭での洗濯ができない衣類や、デリケートな衣類は、表示に対応したクリーニング処理が可能か、クリーニング店に相談しましょう。衣類に合った方法を選ぶことが、縮みや型崩れなどのリスクを抑え、長く大切に着ることにつながります。
東京ガスの「衣類クリーニング(保管付き)」は、スマートフォンから24時間注文できます。指定日に自宅まで集荷に伺うため、かさばる衣類を店舗へ持ち運ぶ必要がありません。
クリーニングした衣類は最大11ヶ月間無料で保管でき、職人が1点ずつ丁寧にプレスして仕上げます。コートやダウンなどをまとめてお手入れしたい方は、東京ガスの「衣類クリーニング(保管付き)」をぜひご利用ください。
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