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トイレノズルが汚れる原因とは?掃除方法や頻度を解説

公開日

2023.04.05

更新日

2024.08.13

トイレノズル

用を足した後にお尻をキレイにしてくれるトイレノズルは、水が跳ねるため、カビや水アカで汚れやすい部分です。掃除するときはノズルを引き出し、お掃除シートやブラシで洗いましょう。

本記事では、トイレノズルが汚れる原因と掃除方法や頻度、ノズルの汚れを放置する危険性をご紹介します。

トイレノズルが汚れる原因

トイレノズルが汚れる原因には水アカとカビがあります。自動洗浄機能付きの製品もあるものの、収納部分に湿度が溜まりやすいため、定期的な掃除は必要です。

水アカ

水アカとは、水道水に含まれるミネラル分などが結晶化してできる汚れです。トイレノズルは水分に触れる時間が長く、使用時には便器の水が跳ねることから水アカ汚れができてしまいます。

カビ

トイレノズルの収納部分は湿度が高いため、水分がついたままにしておくとカビや雑菌が繁殖することも。カビが生えてしまうと掃除が大変になるだけでなく、不衛生なトイレノズルでお尻を洗うことになってしまいます。

トイレノズルの掃除方法

トイレノズルの掃除方法
トイレノズルを掃除するときは、ノズルを引き出して準備するところからスタートします。その後、汚れの程度に応じて掃除を進めます。ここでは簡単な掃除方法と、念入りな掃除方法、触らずにできる掃除方法の3つを紹介します。

まずはトイレノズルを引き出して準備する

掃除を始める前に、トイレノズルを引き出して準備を行います。トイレノズルを引き出すときは製品に合わせて以下のいずれかの方法で行ってください。なお、難しいときは無理に引き出さず、製品の取り扱い説明書を確認してください。

ボタンを押して引き出す

操作パネルに「ノズルそうじ」や「ノズルおそうじ入 / 切」などのボタンがあれば、押すだけでノズルが出てきます。最近のトイレノズルはこのタイプが主流です。

手で引き出す

操作パネルにボタンがないときは、手を使ってノズルを引き出す必要がありますが、カビなどで汚れているのでゴム手袋を着用しましょう。突起部分があるので力を入れず、引くだけで簡単に出てきます。

トイレノズルの簡単な掃除方法

トイレノズルが引き出せたら掃除を開始します。まずは、お掃除シートを使った簡単な方法です。

  1. トレイノズルを引き出す
  2. トイレ用お掃除シートで上下に汚れを拭き取る

汚れが落ちづらいときは、中性洗剤をシートに染み込ませると掃除しやすくなります。また専用のスプレー洗剤を使えば、かけて放置するだけでも汚れを落とすことができます。

トイレノズルの念入りな掃除方法

念入りに掃除をする場合はトイレ用お掃除シートのほかに、中性洗剤と歯ブラシを用意します。

  1. トイレノズルを引き出して中性洗剤をかける
  2. ノズル穴の汚れを歯ブラシで優しく掻き出す
  3. トイレ用お掃除シートでノズル全体の汚れを落とす

ノズルを強くこすると傷める恐れがあるので、優しく掃除しましょう。

触らずにできるトイレノズルの掃除方法

ゴム手袋をした上からでも、トイレノズルに触らずに掃除したい方は、専用のスプレー洗剤を使うのがオススメです。泡タイプのクリーナーなら、ノズルにスプレーするだけで泡と一緒に汚れを落としてくれるので、簡単に掃除できます。

トイレノズル周りの掃除も忘れず行う

トイレノズルを使うと、便器内の水や排泄物が飛散しやすくなるので、壁や床など周りの掃除も忘れてはいけません。それぞれ、掃除方法を解説します。

便器とフチ

便器の中とフチ部分は、中性洗剤をかけた後、トイレブラシを使ってこすり洗いします。汚れが酷いときは、酸性洗剤を使うとよいでしょう。

蓋や便座

不要な布に薄めた中性洗剤を浸して固く絞ったもの、またはトイレ用お掃除シートで蓋と便座部分を拭き掃除します。便座の裏側は汚れていることが多いので、最後に拭きましょう。水気が残っているときは、乾いた布で拭き取ります。

壁と床

壁と床の掃除はトイレ用お掃除シートを使うと簡単です。なお、掃除する範囲が広いときは、フローリングワイパーにお掃除シートを取り付けると立ったままでもキレイにできます。

手洗い器

手洗い器はホコリが積もりやすく、水を流すため水アカも溜まりやすい場所なので定期的な掃除が必要です。普段の掃除では、トイレ用お掃除シートなどを使い、ホコリを取り除いて水跳ねを拭き取るだけで問題ありません。

汚れが酷いときは、水100mlに対し小さじ1/2のクエン酸を溶かした「クエン酸スプレー」を活用しましょう。

手洗い器の水アカが気になる部分にクエン酸スプレーを吹きかけ、その上からキッチンペーパーでパックし、さらにラップをかけて水分が蒸発しないようにします。2~3時間放置した後、スポンジなどで汚れを落とし、よく絞った布巾でクエン酸を落とせば完了です。

操作パネルやリモコン

便座についたリモコンや、壁側にある操作パネルはホコリが積もっていたり、手アカがついていたりして意外と汚れています。こちらも、お掃除シートで軽く拭き掃除しましょう。

脱臭フィルター

トイレノズルのある便器には、発生したニオイを吸収する「脱臭フィルター」がついている製品が多くあります。フィルターも掃除をしないとホコリがつまり、トイレの嫌なニオイの原因になるため定期的に掃除しましょう。

不要な歯ブラシなどでホコリを取り除き、水洗いできるものは洗浄して細部の汚れまで落とします。

なお、脱臭フィルターはメーカーにより、便座の横についているタイプと、裏側に組み込まれているタイプにわかれます。見当たらないときは、製品説明書を確認しましょう。

トイレノズルの掃除をしないことによるリスク

トイレノズルは定期的に掃除しないと、ノズル穴から水が出なかったり、ノズル自体が出せなくなったりします。また、水道水をタンクに入れて加熱する貯湯式のトイレノズルの場合、タンク内で雑菌が繁殖する可能性も高いです。

1. ノズル穴から水が出なくなる

水アカなどが溜まってノズル穴を塞がれると、リモコンで操作しても水が出ない原因になってしまいます。穴が完全に塞がったときは、歯間ブラシや、つまようじなどで汚れを取り除きましょう。

2. ノズルが出てこなくなる

汚れの程度によっては、ノズル本体が出てこなかったり、収納できなかったりすることもあります。

なお、上記のノズルの動作トラブルは汚れ以外に、電源が入っていない、センサーが汚れて故障しているなどの可能性もあります。掃除しても改善しないときは、故障していないかも確認しましょう。

3. タンク内に雑菌が繁殖する可能性も

トイレノズルの中でもタンク内に水を溜めて、加熱してから噴出するタイプの場合、ノズルの汚れがタンク内に入ってしまう可能性があるとされています。そうなると汚染された水でお尻を洗うこととなるため、衛生上よくありません。カビなどが発生する前にお手入れしましょう。

トイレノズルの掃除頻度とタイミング

トイレノズルは汚れが溜まりやすいため、自動洗浄機能がある製品でも、簡単な掃除は週に1回、念入りな掃除は月に1度を目安に行うのがオススメです。

とはいえ、トイレノズルのみ掃除するのは億劫になるため、便器の掃除などのタイミングに合わせて行うのがオススメです。

また簡単な掃除も難しい場合は、泡タイプのトイレノズル用洗剤などを使い、手間なく汚れを落としましょう。

トイレノズルはこまめに掃除して清潔に保とう

トイレノズルは水アカやカビ、雑菌などで汚れやすいため、週に1回程度簡単な掃除をするのがオススメです。
また掃除をしないと、トイレノズル自体の故障にもつながりやすいため注意しましょう。ほかのトイレ掃除のタイミングと合わせてすれば、手間もかからず簡単です。

こまめな掃除でトイレをキレイに保とう

トイレは毎日使う場所でもあり、どうしても汚れてしまう部分です。細かい部分も多いため掃除も億劫に感じますが、こまめな掃除を心がけましょう。

掃除ができない場合や落ちない汚れにお困りの際は、掃除の専門業者に依頼するのがオススメです。隅々までキレイにして、気持ちよい環境を取り戻せます。

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東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部

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