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空気清浄機のお手入れ方法は?フィルター掃除の正しいやり方や掃除頻度を紹介

公開日

2024.10.09

更新日

2024.10.09

2024100207

空気清浄機は、部屋の空気をキレイにして快適な室内環境を作るのに役立つ家電です。しかしお手入れをしないまま使うと、空気清浄機にホコリがたまって機能性が低下し、本来の効果を発揮できなくなります。空気清浄機で室内の空気をキレイに保ち続けるためには、定期的なお手入れが欠かせません。

本記事では、空気清浄機のパーツ別のお手入れ方法や頻度、お手入れをラクにする方法を解説します。

空気清浄機のお手入れをしないとどうなる?

空気清浄機は、内部のフィルターで汚れをキャッチして新鮮な空気を送り込む仕組みの電化製品です。空気清浄機のお手入れやメンテナンスをせずに使い続けていると、これまでの作動でフィルターに付着したカビやウイルス、ホコリを部屋に撒き散らしてしまいます。空気清浄機を使っているのにもかかわらず、空気をさらに汚してしまう恐れがあるのです。

またフィルターが汚れて詰まると、新鮮な空気を送り込めなくなり、本来の機能の効果を発揮できません。
さらには、汚れがたまると吸引力が低下して故障につながったり、余計な電力を消費して電気代が高くなったりする可能性があります。空気清浄機を長く使うためにも、定期的なお手入れが重要です。

空気清浄機の適切なお手入れ頻度

空気清浄機の適切なお手入れの頻度は、フィルターの種類やパーツによって異なります。加湿機能が付いている空気清浄機は、加湿タンクや加湿トレーのお手入れも必要です。

以下に、パーツ別のお手入れ頻度の目安を明記しました。

パーツ・フィルターの種類 掃除頻度
フロントパネル(本体の表面) 1カ月に1回、または汚れが気になるとき
プレフィルター 2週間に1回
集じんフィルター 1カ月に1回
脱臭フィルター 1カ月に1回
加湿フィルター(加湿機能ありの場合) 1カ月に1回
加湿タンク(加湿機能ありの場合) 毎日(水の取り替え時に同時に行う)
加湿トレー(加湿機能ありの場合) 1カ月に1回

上記はあくまで目安のため、具体的なお手入れの頻度は、お使いの空気清浄機の取扱説明書でご確認ください。

ホコリがたまりやすい場所に空気清浄機を設置している方やペットを飼っている方、同居人に喫煙者がいる方は特にフィルターが汚れやすいため、上記の目安より頻度が増える可能性があります。

【パーツ別】空気清浄機のお手入れ方法

空気清浄機のお手入れ方法は、パーツごとに異なります。お手入れに必要な道具と各パーツのお手入れ方法の一般例を詳しく見ていきましょう。

こちらもご紹介するのはあくまで一般的な内容のため、実際に掃除を行う際は、お使いの空気清浄機の取扱説明書などを確認の上メーカーの推奨する方法で進めてください。

お手入れに必要な道具は、以下のとおりです。

  • 掃除機
  • 新聞紙
  • ゴム手袋
  • バケツ
  • 柔らかい布(タオル)
  • 綿棒
  • ブラシ
  • スポンジ
  • クエン酸
  • 中性洗剤
  • 歯ブラシ

掃除機のヘッドは、T字タイプではなく細いノズルタイプを使うとホコリを吸い取りやすくなります。故障を防ぐために、空気清浄機の電源プラグを抜いてからお手入れを行いましょう。

フロントパネル(本体の表面)

まずは両手でフロントパネルを外し、水を湿らせた柔らかい布(タオル)でパネルの汚れを軽く拭き取ります。素材が固い布だと、表面を傷つける可能性があるため注意が必要です。汚れが気になる場合は、中性洗剤を薄めた水を柔らかい布に含ませて拭き掃除をしてください。

空気の吹き出し口は、掃除機でホコリを吸い取りましょう。電源プラグ付近は発火の危険があるため、湿らせたタオルではなく完全に乾いた布で拭いてください。

フィルター類

フィルター類のお手入れ方法は、種類によって異なります。主なフィルターの種類は、以下の4つです。

  • プレフィルター
  • 集じんフィルター
  • 脱臭フィルター
  • 加湿フィルター

これらフィルターに汚れがたまると、空気清浄機の機能性の低下や故障の原因になります。また水洗いできるものとできないものがあるため、注意が必要です。以下で具体的な掃除方法を紹介しますが、実際のお手入れ方法はお使いの空気清浄機によって異なるため、詳細は取扱説明書をご確認ください。

プレフィルター

空気清浄機の背面に設置されているプレフィルターは、ホコリやゴミをキャッチする役割を果たすフィルターです。空気中の汚れが最初にぶつかるフィルターのため、汚れやすく小まめなお手入れが必要です。

プレフィルターのお手入れは、以下の手順で進めましょう。

  1. 本体からプレフィルターを取り外す
  2. 新聞紙の上にプレフィルターを置く
  3. 掃除機でフィルターの表面に付着したホコリを吸い取る
  4. 水で洗い流す
  5. 乾いたタオルでフィルターを拭き、日陰で干す
  6. 本体に取り付ける

ホコリが床に散らかるのを防ぐためには、新聞紙の上で掃除機による吸い取りを行うと後片付けの手間が少なくなります。汚れがひどい場合は、水で洗い流す前に中性洗剤を付けたブラシでこすり洗いをするのがおすすめです。

本体に再度取り付けるときは、カビやニオイ防止のためにも完全に乾ききってから設置しましょう。

脱臭フィルター

脱臭フィルターは、空気中の不快なニオイを吸収・除去するフィルターです。一般的には、プレフィルターの内側に設置されており水洗いができません。

脱臭フィルターのお手入れ方法は、以下のとおりです。

  1. 本体から脱臭フィルターを取り外す
  2. 新聞紙の上に脱臭フィルターを置く
  3. 掃除機で、両面に付着したホコリを吸い取る
  4. ニオイが気になる場合は、風通しの良い場所に1日置く
  5. 本体に取り付ける

まずは、ホコリが散らかるのを防ぐために新聞紙を引きましょう。傷が付かないよう、掃除機で吸い取るときは強く押さずに丁寧に吸い取るのがポイントです。

もし水洗いをしてしまった場合、完全に乾かせば再度使用できるケースもありますが、効果が薄れるケースも多いため、新しいフィルターに交換することを推奨します。またお手入れしても黄ばみや汚れ、ニオイが取れない場合は、早めに交換しましょう。

集じんフィルター

集じんフィルターは、微細な粒子やアレルゲンをキャッチするためのフィルターです。一般的には、脱臭フィルターのさらに内側に設置されており水洗いができません。

集じんフィルターのお手入れ方法は、以下のとおりです。

  1. 本体から集じんフィルターを取り外す
  2. 新聞紙の上に集じんフィルターを置く
  3. 掃除機で、表面に付着したホコリを吸い取る
  4. 本体に取り付ける

集塵フィルターは両面ではなく、表側の黒い面のみを掃除機で吸い取りましょう。強く押さずに、端から端まで丁寧に掃除機を掛けていきます。

脱臭フィルターと同様、もし水洗いをしてしまった場合は完全に乾かせば再度使用できるケースもありますが、効果が薄れるケースも多いため、新しいフィルターに交換することを推奨します。お手入れしても黄ばみや汚れ、ニオイが取れない場合も、早めに交換しましょう。

加湿フィルター

加湿機能が付いている空気清浄機は、加湿フィルターのお手入れも必要です。加湿フィルターは、タンクの水を吸い上げるための役割を果たします。お手入れを怠ると、水道水のカルキ成分によってニオイが残ったり加湿量が低下したりするため、定期的に行いましょう。

加湿フィルターのお手入れ方法は、以下のとおりです。

  1. 加湿トレーを引き出して、フィルターを取り外す
  2. バケツにぬるま湯をためる
  3. 押し洗いする(ブラシでこすらない)
  4. すぐに加湿機能を使わない場合は、乾かす
  5. 本体に取り付ける

まずはバケツにぬるま湯をためて、ブラシでこすらず押し洗いしましょう。洗ってもニオイや水アカが取れない場合は、クエン酸水に30分ほど漬け置きするのがおすすめです。クエン酸水は、水200mlに小さじ2分の1のクエン酸を入れれば完成します。また、クエン酸を使用する際は、手荒れ防止にゴム手袋の着用をおすすめします。

なお製品によっては、クエン酸の使用を禁止しているケースもあるため、お手入れ前に取扱説明書をご確認ください。

加湿フィルターは完全に乾かさなくても使用できますが、すぐに加湿機能を使わない場合は湿った状態で取り付けるとニオイのもとになります。基本的には、乾かしてから取り付けましょう。乾かす際は乾燥機を使うとサイズが縮んでしまうため、日陰で自然乾燥させてください。

加湿タンク

加湿機能搭載の空気清浄機に付いている加湿タンクは、水を取り替えるたびに行いましょう。

基本的なお手入れ方法は、タンクに少量の水を入れて縦に大きく振るだけで構いません。

掃除が終わったらタンクに水道水を入れ、空気清浄機に設置しましょう。

加湿トレー

加湿機能搭載の空気清浄器に付いている加湿トレーは、加湿タンクと一体型になっているのが一般的です。まずはトレーごと引き出して、軽く水洗いしましょう。細かい汚れは、綿棒や歯ブラシを使うとキレイに落とせます。ニオイやぬめりが気になる場合は、クエン酸を溶かしたぬるま湯に浸してもよいです。

加湿トレーのお手入れは忘れがちですが、放置すると雑菌が繁殖する恐れがあります。加湿タンクと同じタイミングで水洗いしましょう。

空気清浄機のお手入れをラクにする方法

ここで、「空気清浄機はお手入れが面倒」と感じている方に向け、お手入れをラクにする4つの方法を紹介します。

  • 空気清浄機のお手入れを習慣化させる
  • 加湿タンクには水道水を入れる
  • フィルター掃除の頻度が少ない空気清浄機を購入する
  • 部屋をキレイな状態にしておく

一つずつ見ていきましょう。

空気清浄機のお手入れを習慣化させる

空気清浄機のお手入れを習慣化させれば、1回ごとに蓄積するホコリや汚れの量が少なくて済みます。今回紹介したお手入れ方法でフィルター交換や内部の清掃を月に1回行ったり、気づいたときに表面のホコリを除去したりすることで、毎回のお手入れ自体はラクになるでしょう。

加湿タンクには水道水を入れる(加湿機能付きの場合)

加湿タンクには、塩素が含まれている水道水を入れましょう。塩素には殺菌効果があるため、空気清浄機内の湿気や雑菌を防げます。ミネラルウォーターやアルカリイオン水、浄水器の水には塩素が含まれていないため、空気清浄機では使用しないのがおすすめです。

また加湿タンク内の水は毎日取り替え、新鮮な状態を保つのも重要です。水を入れたままにすると、ぬめりや水アカの原因となります。少なくなった分の水を足すのではなく、残った水は捨て、完全に入れ替えるよう意識しましょう。

フィルター掃除の頻度が少ない空気清浄機を購入する

フィルター掃除の頻度が少ない空気清浄機を購入すれば、掃除の手間を大幅に減らすことができ、家事効率を上げられます。空気清浄機はフィルターで空気中の汚れやゴミをキャッチするのが一般的ですが、製品によってはステンレスの集じん板にホコリを吸着させ、ティッシュで拭き取るだけでよいタイプの空気清浄機もあります。

また製品によっては、純正のプレフィルターや加湿フィルターが、使い捨てタイプになっているものもあります。使い捨てなら、フィルターを毎回掃除するのではなく、新しいフィルターに交換するだけでお手入れが完了します。ホコリやぬめりが付きにくくなり、家事の効率化が期待できるのもメリットです。

部屋をキレイな状態にしておく

冒頭でも触れたとおり、空気清浄機の役割は、空気中の汚れやホコリを吸い取って室内に新鮮な空気を送り届けることです。そのため日頃から部屋の掃除を小まめに行い、ホコリの蓄積を防いでおけば、お手入れがラクになります。定期的に掃除機やモップで床や家具の上のホコリを除去しておきましょう。

家具の上のホコリを除去するときは、天井に近い位置にある家具から始めるのがポイントです。空気中のホコリは下へ舞い落ちるため、床から先に掃除を行い後から天井に近い位置のホコリを落とすと、二度手間になる可能性があります。

定期的に部屋を掃除して、キレイな状態を保ちましょう。

空気清浄機のお手入れをして、キレイな空気を送り届けよう

空気清浄機をお手入れせず放置しておくと、フィルターにたまった汚れやホコリを部屋に撒き散らしてしまいます。各パーツによって頻度は異なりますが、1カ月にⅰ回を目安にフィルター掃除を行いましょう。また加湿タンクの水は毎日取り替え、新鮮な状態にすることが大切です。

毎回のお手入れをラクにするにはさまざまな方法がありますが、中でも部屋をキレイな状態にしてホコリの発生を抑える方法は、根本的な改善策としておすすめです。

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東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部

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