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洗面台をピカピカにするお掃除方法まとめ!

公開日

2021.04.05

更新日

2023.12.06

洗面台を掃除する人

洗面台の気になる汚れは、放置しておくとどんどん頑固になっていきます。
家族全員が毎日使う場所だからこそ、普段から清潔を保っておきたいものです。
毎日ちょっとしたお掃除で清潔を保ちつつ、それでも付着する汚れは月に1回のお掃除でキレイに落としましょう。

本記事では、洗面台をピカピカにするお掃除方法を紹介します。

洗面台の汚れの種類

洗面台の汚れの種類

洗面台は使用頻度が高いからこそ、家の中でも汚れやすいポイントの一つ。
洗面台に付着する汚れの種類は主に以下の4つです。

黒ずみ

洗面台と壁をつないでいるコーキング材やタイルの目地などにつきやすく、掃除を怠ると洗面台全体に黒ずみが広がります。
空気中に浮遊するカビ菌が洗面台に落ち、洗面台の石鹸カスや皮脂を栄養源に増殖して発生するのが黒ずみ。

水アカと結合している場合も多いため、一度こびりつくとなかなか落とせない、とても厄介な汚れです。

赤カビ

赤カビは、お風呂でもよく見かける汚れです。
ピンク色のヌメリはこの赤カビが原因となっています。
ロドトルラと呼ばれている酵母で、繁殖スピードがとても早いのが特徴です。

赤カビは掃除をしてもすぐに発生する厄介な汚れですが、スポンジで擦ると簡単に落とせる汚れでもあるため、見つけ次第すぐに掃除することで、壁面や蛇口付近にこびりついてしまうことを防ぎます。

手アカや化粧品の油汚れ

洗面台で手を洗うと、蛇口や鏡には手アカがつきます。
また、化粧品や整髪料を洗面台で使用していると、使用時に飛ぶ細かな飛沫が汚れの元になるのです。

水アカ

蛇口や鏡によく付着している、白いうろこ状の汚れが水アカ。
洗面台の陶器がざらついていると感じるときは、堆積した水アカが石化している可能性が高いです。
水アカは、水道水に含まれるミネラルやカルシウムが残り、固まって発生するため、きちんと掃除をしていても、付着していた水道水が蒸発し、水アカになってしまうのです。

洗面所の適切な掃除頻度とは

洗面所は、家族全員が1日に1度は必ず使用する場所なので、汚れやすい場所です。
清潔に保つには、やはり毎日の掃除が必要です。
毎日掃除している時間がない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、毎日の掃除といっても、ほんの数分で終わります。
洗面ボウルや排水口の髪の毛を取り、スポンジや雑巾を使ってさっと掃除するだけでOKです。
まだ汚れが発生して時間が浅ければ、簡単な掃除で落とせます。

ただし、毎日の掃除だけでは取りきれない汚れもあります。
カビや水アカの汚れが発生したら、汚れ別の掃除を月に1回は行いましょう。
簡単な掃除は毎日、念入りな掃除は月に1回が、洗面所掃除の適切な頻度です。

洗面台は汚れ別に掃除する

洗面台の汚れ別の掃除方法

洗面台は汚れ別に掃除すると、より効率よく落とせます。
それぞれの汚れに対して効果がある3つの洗剤を紹介します。

重曹

手アカや化粧品の油分など、酸性の油汚れに使用するのがアルカリ性の重曹です。
水100mlに対して小さじ1杯程度の重曹を入れた重曹水を作り、スプレーボトルに入れて汚れに向かって吹きかけます。
軽い汚れの場合はそのまますぐスポンジで擦って落とせますが、ひどい汚れの場合は10分ほど放置し、中和させましょう。
重曹と汚れが十分中和されたらスポンジや歯ブラシを使って洗い流し、乾いた雑巾を使って水気を拭き取ります。
このとき、気を付けなくてはいけないのが、重曹の洗い残しです。
重曹が残っていると、乾いたときに白くなってしまうため、十分に洗い流してください。

クエン酸

クエン酸は、黒ずみ・水アカの掃除に向いています。
水100mlに対し、クエン酸を小さじ1/2入れてクエン酸水を作り、スプレーボトルに入れます。
汚れに吹きかけ、5~10分ほど時間を置いたら、スポンジで汚れを擦り落してください。
キレイに洗い流したら、乾いた雑巾で水気を切って完了です。
黒ずみや水アカはタイルの目地、洗面台のフチなどの細かい部分に付着していることもあります。
細かい部分は歯ブラシを使って擦ると落としやすいでしょう。

塩素系漂白剤

赤カビは比較的簡単に落とせる汚れですが、スポンジで擦ってもなかなか落ちない、もしくは広範囲に広がっていて細かく擦るのが大変という場合は、市販の塩素系漂白剤を使用しましょう。
気になる赤カビに吹きかけ、少し時間を置いたら洗い流します。
乾いた雑巾で水気を切ったら完了です。

塩素系漂白剤は使用すると塩素ガスが発生するので、必ず換気を十分にした状態で使用してください。
また、洗い残しがないように気を付けましょう。

部品別の掃除方法

部品別におすすめの掃除方法を紹介します。

洗面ボウル

洗面ボウル

洗面ボウルは、水アカや黒ずみ、カビなどさまざまな汚れが付着しています。
水アカや黒ずみには、クエン酸スプレーを使用しましょう。
スプレーしてからラップをして、2分ほど置いたら洗い流し、乾拭きをします。
また、カビやサビには、重曹の使用がおすすめです。
重曹には研磨作用もあるため、サビも削り落とすことができます。
ただし、あまり強い力で擦ると洗面台にキズが入る恐れがあります。
優しい力でゆっくりと擦りましょう。

排水口

排水口には、髪の毛やカビ汚れを中心として、さまざまな汚れが付着しています。
アルカリ性の重曹と酸性重曹とクエン酸を使って掃除しましょう。
まずは、髪の毛などの大きな汚れを取り除き、排水口に重曹を振りかけます。
その後、クエン酸水を流し入れ、歯ブラシを使って擦るとキレイになります。
アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸を混ぜると、化学反応で発泡します。
泡には付着している汚れを柔らかくして浮かす作用があるため、見える部分の汚れはもちろん、排水口の奥にこびりついた汚れも落とせるでしょう。

重曹とクエン酸には消臭効果もあり、排水口から発生する気になるニオイの予防効果も期待できます。

鏡には、水アカ汚れを中心とした汚れが付着しています。
水アカ汚れにはクエン酸を使いましょう。
クエン酸水スプレーを鏡全体に吹きかけ、15分ほど放置します。
こまかい汚れは歯ブラシを使って取り除き、水拭きをした後にマイクロファイバーの布で拭きあげたら完成です。

長年蓄積した頑固な汚れがなかなか落ちない場合は、何度か繰り返しましょう。
最後に曇り止めや撥水剤をスプレーすると、水アカのこびりつきが防げます。

周囲の壁など

周囲の壁など

洗面台の周りの壁は、水や歯磨き粉が飛んでいたり、ホコリが溜まっていたりします。
洗面台付近の壁は、重曹を使った掃除が効果的です。
重曹を溶かした水をスプレーボトルに入れ、壁に直接スプレーを吹きかけます。
落ちない頑固な汚れは、重曹スプレーを吹き付けた後、雑巾で水拭きすると落ちやすいです。
最後に乾いた雑巾で乾拭きをし、水分を除去したら完了です。

壁は素材によって使える洗剤と使えない洗剤があります。
色落ちする恐れもあるため、頑固な汚れが付着していて重曹以外を使用する場合は、目立たないところで試してから掃除しましょう。

床の掃除は、まず掃除機やフロアモップなどで全体のゴミを取ります。
次に、雑巾を水に濡らして固く絞ったら、床全体を水拭きしましょう。
最後にもう一度乾拭きをして水気がなくなったら掃除終了です。
汚れがひどい部分があるようなら、床専用の洗剤を使って水拭きしましょう。

雑巾がけは最低でも週に1回、汚れが多く出るようなら週に2~3回を目安に行うと、清潔な状態が保てます。

キレイに保つ日頃のお掃除

毎日使用する洗面所は、こまめな掃除をしてキレイを維持することも大切です。
水アカ・皮脂汚れ・石鹸カスを溜めないようにしましょう。

できるだけ水気を残さない

1日の終わりに、拭き掃除をして水気をできるだけ残さないようにするだけで、洗面所の清潔が保たれます。
水を使う洗面所で水気を残さないようにすることは大変かもしれませんが、お風呂から上がったタイミングで拭き掃除をする習慣をつけましょう。
乾いた布巾や雑巾をさっと取れる場所に置いておくと、すぐに掃除ができます。

週に1回はスポンジで掃除をする

毎日スポンジ掃除をするのは大変ですが、週に1度だけスポンジ掃除を行いましょう。
この時、蛇口や洗面ボウルなど水アカが気になる部分は、重曹を使うのも効果的です。
軽い汚れの段階なら、重曹でも十分落とせます。

サビには重曹を使う

洗面所は水気が多いため、サビやすい場所です。
サビが気になるところには、重曹と水を混ぜてペースト状にしたものを、歯ブラシなどを使って擦ると落とせます。
重曹には研磨作用があり、あまり強い力で擦ると洗面台が傷ついてしまうため、優しい力で擦るように心がけてください。

赤カビの発生は1日1回の作業で減らせる

赤カビはこまめに掃除をしても発生する憎き存在です。
発生してから掃除するより、日ごろから発生しないように気を付けましょう。
1日1回、洗面台を50度以上のお湯で洗い流し、残った水分はなるべく拭き取ってから洗面所の換気をします。

赤カビは、汚れと湿気と適度な温度で増殖するため、温度が高い温度で赤カビの菌を不活性化させ、湿気が溜まらないように水分をなくすと、赤カビの発生を防ぐことができます。

洗面台掃除で気を付けるポイント

洗面台を掃除する際、気を付けて欲しいポイントが2点あります。

無理に擦ったり削ったりしない

汚れがなかなか落ちないからと、ヘラやカードで削ったり、メラニンスポンジで擦りすぎたりすると、洗面台にキズがつきます。
あまり削りすぎない、擦りすぎないように気を付けましょう。

酸性洗剤(クエン酸等)と塩素系洗剤は一緒に使わない

酸性洗剤と塩素系洗剤を混ぜると、有毒な物質が発生します。
体調不良の原因にもなるため、酸性洗剤と塩素系洗剤を混ぜて使うことは絶対にやめましょう。
同じ場所で使う場合は、使用していた洗剤をきちんと落としてから次の洗剤を使ってください。

プロに依頼すると洗面所まるごとキレイに

洗面所の汚れがひどかったり、忙しくてこまめな掃除ができず汚れが蓄積したりしている場合は、プロに掃除を依頼する方法もおすすめです。
洗面所をまるごとキレイにしてくれるため、さまざまな汚れが一度で落とせます。
手アカや赤カビ、黒カビ、水アカなど洗面所で溜まりやすい汚れを、専用の洗剤と道具を使って落とします。

キレイになった洗面所なら、これからこまめに掃除をしよう、という気力もわいてくるはずです。

日頃からこまめな洗面台掃除を

洗面所は毎日使う場所だからこそ、常に清潔を保っていたいものです。
しかし、毎日使うからこそ汚れも目立ちます。
頑固な汚れになると簡単に落とせなくなり、大がかりな掃除が必要です。
簡単な掃除だけで済むように、日ごろから掃除を心がけましょう。

もし、頑固な汚れがある場合やご自分では手に負えない場合は、洗面所掃除をプロに依頼するのもおすすめです。

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東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部

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