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温水洗浄便座をキレイに掃除する方法を解説!

公開日

2021.04.12

更新日

2024.08.13

温水洗浄便座

多くのトイレには、暖房機能のある便座や温水洗浄便座が搭載されています。
格段に便利な温水洗浄便座ですが、使い続けているうちに汚れが溜まっていきます。
トイレは頻繁に使用する場所なので、汚れたまま放置せず、こまめにお掃除するようにしましょう。

本記事では、温水洗浄便座をキレイに掃除する方法について解説します。

温水洗浄便座には汚れが付いている

温水洗浄便座には汚れが付いている

温水洗浄便座からは温水が出てきますし、使用するときだけ稼働するため、汚れは溜まりづらいと思われている方もいるでしょう。
ですが、実際には水が原因となった汚れが発生しています。

もっともよく見られる汚れが、水アカです。
温水洗浄便座が稼働することで、便器内に水が飛び散ります。
水が飛び散ることで水滴がさらに跳ねてしまい、温水洗浄便座自体が濡れることで、水アカが発生します。
それだけでなく、温水洗浄便座のノズル部分は水に触れている部分が多いため、自然と水アカが溜まりやすい状態となっています。
水アカは、水道水に含まれるミネラルやカルシウムといった成分が白く固まったものです。

また、温水洗浄便座のノズルが格納されている部分は、多湿な状態となっています。
そのため、水アカを放置した結果カビへと発展する恐れがあります。
水アカならともかく、カビまで発生してしまうと落とすのに一苦労です。
その他、温水洗浄便座の勢いを強めにしていると、便が跳ね返り、便器内ではなくノズルなどに付着してしまうかもしれません。

放置するとニオイの原因にも

放置するとニオイの原因にも

温水洗浄便座のノズルに発生した水アカがカビにまで発展してしまうと、見た目が汚くなるだけでなく、悪臭の原因にもなります。
また、表面だけキレイに掃除したとしても、温水洗浄便座便座の裏面や接合部には、汚れがびっしり残っている場合があります。
丁寧に掃除していたとしても、普段は見えづらく手が届きにくい裏面や接合部分には、飛び散った尿汚れが黄色く固まった状態で蓄積されています。
この汚れは尿石と呼ばれており、トイレで発生する悪臭の原因のひとつです。

脱臭フィルターにも要注意

温水洗浄便座には、悪臭を防止するためにあらかじめ脱臭フィルターが備わっています。
しかし、脱臭フィルターのお手入れをせずに長期間使用していると、ホコリなどがフィルター部分に溜まってしまい、悪臭をうまく吸収できなくなってしまうのです。
本来の脱臭機能を発揮させるためにも、1ヵ月に1回を目安にお手入れするようにしましょう。

温水洗浄便座の掃除方法

温水洗浄便座を掃除する際は、まず、ノズルを引き出す必要があります。
メーカーによってノズルの引き出し方が異なります。
近年、登場している多くの温水洗浄便座には、操作パネルにノズル掃除ボタンがあります。
まずは、お使いのトイレの操作パネルにノズル掃除ボタンがないか確認しましょう。
ノズル掃除ボタンがない場合、手動で引き出す必要があります。
ゴム手袋を装着したりトイレットペーパーなどを添えたりして、ノズルの突起部分を引き出します。
ノズルを引き出したら、あとはお掃除していくだけです。
以下、3つのパターンに分けて掃除方法をご紹介します。

  • 日頃からこまめにお掃除したい方
  • なかなか時間が確保できないのでしっかりとお掃除したい方
  • 今までに洗ったことがないのでさらにしっかりお掃除したい方

それぞれ詳しく説明しますので、ぜひ実践してみてください。

日頃のお掃除

日頃のお掃除
日頃からこまめにお掃除できる場合、作業は比較的簡単に行えます。
まずは、以下3つの掃除道具を用意しましょう。

  • 掃除用のティッシュ
  • 中性洗剤
  • ゴム手袋

掃除用のティッシュの代わりに、使わなくなった布を温水洗浄便座専用の雑巾として使用しても構いません。
また、1日に1回など頻繁にお掃除できるのであれば、中性洗剤はなくてもOKです。
ゴム手袋などを装着してノズルを引き出したら、掃除用のティッシュや雑巾で汚れを拭き取ります。
落ちにくい汚れがあった場合、中性洗剤を掃除用のティッシュや雑巾に少量つけてこすりましょう。
強めにこするとノズルが故障する恐れがあるので、注意してください。
ティッシュやゴム手袋を使用するのが苦手な方は、直接触ることなく洗浄できる専用のスプレークリーナーを使用しましょう。
ノズル部分にスプレーを吹きかけたら、あとは泡が自然と落ちるまで待つだけです。

しっかりお掃除

1週間に1回程度の頻度でしっかりとお掃除したい方向けのお掃除方法をご紹介します。
まずは、以下のものを用意してください。

  • 掃除用のティッシュ
  • 使用していない古歯ブラシ
  • 綿棒または布を巻いた割り箸
  • 中性洗剤
  • クエン酸スプレー
  • ゴム手袋

ノズル部分に水アカが目立つのであれば、中性洗剤ではなくクエン酸を水に溶かしたクエン酸スプレーを使用しましょう。
水アカはアルカリ性の性質を持っているため、酸性の性質を合わせることで効率よく分解できます。
クエン酸スプレーは、100mlの水に対して粉末状のクエン酸小さじ1/2の割合で作成します。

中性洗剤またはクエン酸スプレーを、引き出したノズルにかけます。
続けて、ノズルの水が出てくる部分を古歯ブラシでこすります。
力加減を間違えると、故障の原因になる恐れがありますので、注意してください。
汚れを十分にこすり落としたら、掃除用のティッシュで拭き取ります。
続けて、リモコン部分や操作パネル部分などもお掃除します。
基本的には、濡らした布でさっと拭き取るだけで構いません。
操作パネルの手が届かない細かい箇所は、綿棒または布を巻いた割り箸でキレイにします。
脱臭フィルターも忘れずにお掃除しましょう。
脱臭フィルターは、便座の裏に備わっています。
取り外したら、古歯ブラシで汚れをこすり落としていきます。
ホコリが酷いのであれば、水洗いを行います。
水洗いをする場合は、しっかりと水気を取ってから再度、装着しましょう。

さらにしっかりお掃除

さらにしっかりお掃除

ノズル部分のお掃除は、中性洗剤やクエン酸スプレー、掃除用のティッシュ、古歯ブラシなどで十分に行えます。
ですが、汚れが溜まっているのはノズル部分ばかりではありません。
見えづらい部分や手が届きにくい部分にも汚れが溜まっているため、最低でも1年に1〜2回程度の頻度で徹底的なお掃除を行いましょう。

手が届きにくい便座・便ふた部分を徹底的にお掃除

使用するものは、以下のとおりです。

  • 濡らした布
  • 中性洗剤
  • 綿棒または布を巻いた割り箸

まずは、便座・便ふた部分を取り外します。
本体と便座・便ふたの間は、ホコリが溜まりやすい部分です。
布を水で濡らして、中性洗剤をつけてから間の部分を拭いていきます。
そのままでは届かない箇所には、綿棒あるいは布を巻いた割り箸などを使用して、隅々までキレイにします。
ほかにも便ふたのふちは、とくにホコリが溜まりやすいので念入りに拭き取りましょう。
なお、便座・便フタ部分が取り外せる温水洗浄便座のみで行える作業です。
説明書を確認して、取り外せない場合は無理に行わないようにしましょう。

温水洗浄便座本体と便器の間には頑固な尿石が潜んでいるかも

使用するものは、以下のとおりです。

  • 濡らした布
  • 中性洗剤
  • クエン酸スプレー

温水洗浄便座そのものと便器の隙間の汚れをお掃除しましょう。
温水洗浄便座は本体の着脱ボタンを押せば簡単に取り外せます。
ワンタッチで着脱できるものであれば、ボタンを押して手前に引いてください。
本体と便器の隙間部分の汚れを、濡らした布と中性洗剤で拭き取っていきます。
とくに、接合部分には尿が入り込んで尿石がこびりついている場合があります。
尿石にはクエン酸スプレーが有効です。

日頃のお掃除

プロのサービスなら細かいところもピカピカに

トイレは用を足す場所であるため、こまめにお掃除しないと汚れが溜まっていき、悪臭の原因となってしまいます。
温水洗浄便座も同様です。
水を放出するノズルは、繊細でありながらとくに汚れが溜まりやすいとされています。
ちょっとした汚れであれば、洗剤を必要とせずにティッシュなどで拭き取るだけでもキレイになります。
頻繁にお掃除ができないと、水アカが発生してさらに放置しているとカビへと発展してしまうかもしれません。
1日に1回の頻度で行うのが難しければ、1週間に1度はお掃除するようにしましょう。
温水洗浄便座を一度も洗ったことがない場合、使用期間によっては大変な汚れが溜まっていることも考えられます。
そのような場合には、ご自分で解決しようとせず、専門としているプロの業者に依頼するとよいでしょう。
プロの技術で徹底的にキレイに掃除してもらえます。

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