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放置するとカビの原因に!窓の結露対策について徹底解説
その他(屋外)
公開日
2021.04.12
更新日
2024.04.11
窓の結露は、たかが水滴と放置していると、サッシや巾木、周辺の木材にまで影響を与え、カビや雑菌が発生して家の寿命を縮めてしまいます。
窓の結露対策をして、できる限り結露ができないような工夫をしましょう。
また、結露に気付いたらすぐに拭くだけでも、結露による影響が最小限に抑えられます。
本記事では、窓の結露対策やおすすめの便利アイテムやカビが生えてしまったときの対処法などについてご紹介します。
目次
窓が結露する大きな2つの原因
窓の結露は、部屋の中と部屋の外の温度差が大きいこと、そして部屋の湿度が高いことが主な原因です。
それぞれの原因を詳しく紹介していきます。
1.部屋の中と部屋の外の温度差が大きい
結露ができる1番の原因は、温度差です。
室内の暖かい空気が、窓辺や玄関で外の冷たい空気に冷やされることで水滴となり発生するのです。
2.部屋の湿度が高い
冬は寒いため、窓を開けて換気をすることがあまりありません。
そのため、部屋の湿度が気付かないうちに上昇し、気温に対する飽和水蒸気量が超えると、余った水蒸気が水滴となって結露として現れます。
カビの原因に?窓の結露を放置すると起こること
窓の結露を放置しておくと、さまざまな問題が起こります。
1.窓ガラスやサッシにカビが生える
窓の結露は、放置すると下へ流れて溜まります。
そしてガラス・サッシが常に濡れたままになると、傷んでカビが生えやすくなります。
カビの胞子を吸い込むとアレルギーの原因になる
カビは、人体に悪い影響を与える存在です。
カビが生えている=カビの胞子が常に室内を舞っているということになり、人間がカビの胞子を吸い込んでアレルギーを発症する恐れがあります。
2.窓ガラス周辺の素材が傷む
窓ガラスが濡れたままだと、窓ガラスの周りのサッシや巾木、そして周辺の壁などが傷みやすいです。
さらに、カビがダニを呼んでシロアリを呼ぶ恐れもあります。
木造の家の場合、木材が傷めば家の寿命を縮める恐れもあるのです。
窓にカビを寄せつけない!4つの結露対策
窓の結露は出たら拭き取るという対策もありますが、できる限り結露ができないように対策を行いましょう。
1.換気をこまめにする
寒い冬は換気をすると外気が入ってきて部屋が冷えてしまうと換気をしない家庭が多いですが、実は冬でも換気が必要です。
特に、料理しているときや、お風呂に入っているときなど、湿気が発生しやすい時間帯は換気を心がけましょう。
換気扇を回すだけでも換気の効果はありますが、カーテンがある窓付近は空気が循環しにくいため、窓を開けた方が効率よく換気できます。
寒い冬も室内に外の新鮮な空気を取り込みながら、室内の湿気を逃がしましょう。
部屋の中と外の温度差が減り、結露が軽減します。
2.除湿機やサーキュレーターを使用する
除湿器を使い、室内の湿度が上がりすぎないように調整すると、結露ができにくくなります。
また、サーキュレーターで窓に風を送ると、窓付近の風が動いて空気中の水分が分散されるため、濃縮が防げます。
3.加湿器をこまめに止める
冬は空気が乾燥しやすいため、加湿器を使用しているご家庭も多いですが、つけっぱなしにすると湿度が高まりすぎて結露が発生します。
湿度はおよそ50%あれば十分快適です。
それ以上加湿しないように、タイマーを付けてこまめに止めてください。
4.定期的に窓を掃除する
食器用洗剤を薄めた液で拭くと、結露対策ができます。
食器用の洗剤には水をはじく成分が含まれており、結露を防いでくれるのです。
結露対策と同時に窓掃除もでき、一石二鳥です。
ただし、効果が持続する時間が短いため、定期的に窓を掃除しましょう。
5.部屋の温度を上げすぎない
冬は、部屋の温度が上がれば上がるほど屋外との温度差が大きくなります。
屋内と屋外の温度差は結露が起こる最大の原因です。
部屋の温度が上がりすぎないように、エアコンやストーブの温度調整を行いましょう。
カビを防止できる窓の結露対策におすすめのアイテムを5つ紹介
窓の結露対策に使える、おすすめのアイテムを紹介します。
簡単に結露が防止できるものばかりなので、手間をかけずに結露対策をしたい人におすすめです。
1.結露防止スプレー
結露防止スプレーは、結露の発生を防ぐことができるスプレーです。
使い方はとても簡単で、スプレーを吹きかけて軽く乾拭きをするだけでOKです。
製品によって異なりますが、1回使用すると2週間ほど効果が持続するため、コスパもよく手間もかからない便利アイテムです。
2.結露吸水テープ
結露吸水テープは、窓の下に貼るタイプの吸水テープです。
下に溜まる前に給水してくれるため、サッシや巾木を傷める心配がありません。
結露の根本的な解決はできませんが、貼っておくだけで家が傷むのを防いでくれる、手軽な結露対策アイテムです。
3.結露吸水シート
結露吸水シートは、窓に直接貼り付けて結露を防止できるシートです。
おしゃれなシートも多く販売されており、インテリアとして柄や模様を楽しみながら結露を防止できます。
接着剤は不要なので、静電気だけで簡単に貼り付け可能です。
剥がすときも簡単で、貼り跡も残らず、賃貸の方でも安心して使用できるでしょう。
4.断熱シート
窓の結露は、根本的な原因の温度・湿度管理が原因です。
断熱シートは、外の温度が窓に伝わりづらくなるため、結露防止効果があります。
水で貼るタイプ、剥離紙を剥がしてそのまま貼るタイプがあり、簡単に使える便利アイテムです。
5.結露取りワイパー
結露取りワイパーとは、持ち手がタンク状になっており、水が溜められるワイパーのことです。
下から上に動かすだけで、結露の水がタンクに溜まっていきます。
水が溜まっているのが見てわかるため、効果を実感しながら結露取りができます。
カビが発生する前に!窓に結露ができた際に行う2つのこと
日頃から結露対策を行っていても、気がついたら結露がおきてしまうこともあるでしょう。
そんなときに、まずするべきことは以下の2つです。
1.すぐにふき取る
窓の結露は、長く放置して下に溜まることで、さまざまな問題を招きます。
したたっている水滴に気付いたら、すぐにふき取りましょう。
ここでポイントなのは、下から上に向かって拭くことです。
すぐにふき取れば結露によって発生するカビや雑菌、汚れが予防できます。
2.アルコール除菌スプレーでカビの発生を抑えることができる
カビの最大の弱点であるアルコールを使うと、カビが予防できます。
数日に1回程度、気付いたときに窓にかけておくだけでOKです。
また、カビは窓に触れているカーテンにできることもあるため、アルコール除菌スプレーをカーテンにも吹きかけておくと、より効果的です。
結露をふき取ってアルコールで除菌しておけば、しばらくはカビが生えません。
結露でカビが生えてしまったときの2つの対処法
結露を完全に防ぐのは難しく、掃除がなかなかできなくてカビが生えてしまったというときは、まずカビを取り除きましょう。
ここでは、おすすめの対処法を2つ紹介します。
1.カビ取り剤を使って殺菌する
最も簡単にカビを落とせる方法は、カビ取り剤の使用です。
特にパッキンについたカビに効果があります。
スプレータイプだと、液だれしてカビに密着しにくいため、ジェル状のカビ取り剤がおすすめです。
とても強力な殺菌・漂白効果がありますが、その分刺激も強い洗浄剤です。
使用するときはゴム手袋を着用し、必ず換気をして空気がこもらないように気を付けてください。
2.アルコールで除菌する
アルコールはカビ予防だけでなく、カビができてしまった際の除菌対策としても効果が期待できます。
カビ取り剤よりはパワーが弱く漂白はできませんが、カビ菌をしっかり除菌してくれます。
木材の窓枠や塗装部など、カビ取り剤では傷んでしまう箇所やデリケートな場所におすすめです。
3.カーテンを洗う
窓の結露によって発生した水分がカーテンに付着し、長期間放置しているとカビが生えます。
黒カビは繊維の奥まで根を張る厄介なカビです。
ただ洗濯するだけではキレイに取り除けません。
洗濯ネットと酸素系漂白剤を使ってカビを落としましょう。
手順は以下のとおりです。
- カーテンを外す
カビのついたカーテンを取り外します。
この際、フックはつけたままでOKです。 - 洗面所のシンク・お風呂の浴槽で洗浄液を作る
洗面所のシンクかお風呂の浴槽に、40度ほどのお湯を張ります。
その中に漂白剤を溶かすと、洗浄液の完成です。 - 30分ほどつけおきする
畳んで洗濯ネットに入れたら、30分ほどつけおき洗いをします。 - 洗濯機で洗う
洗濯機に移動させ、手洗いコースなど優しく洗えるコースで洗います。 - 干す
洗濯が終わったらカーテンレールに取り付け、乾燥するまで放置したら完了です。
窓の結露対策はプロに依頼するのがおすすめ
窓の結露対策をしっかりしていても、完全に防ぐのは難しいのが現実です。
結露が原因でできてしまったシミやカビ、汚れなどがあるというご家庭は、ぜひ一度窓の結露対策をプロに依頼しましょう。
結露によって発生した汚れやカビなどをしっかり落とし、殺菌して清潔な状態を取り戻せます。
カビを発生させないためにも日頃から窓の結露対策をしよう
窓の結露は冬場を中心に発生しやすく、放置しているとカビの原因になります。
できるだけ窓の結露が発生しないように対策をしながら、便利アイテムも使って手軽な方法を見つけてください。
それでも完全に窓の結露を防ぐことはできないため、こまめに拭いたりアルコールを吹きつけたりして、できる限り結露によるダメージを防ぎましょう。
すでに結露の影響でカビが生えてしまった、なかなか落ちない汚れが付着しているという場合は、1度プロの業者にハウスクリーニングを依頼して、カビや汚れを徹底的に落とす方法もおすすめです。
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