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排水口の掃除方法とは?掃除方法や必要なものを場所別にご紹介
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浴室
公開日
2021.04.13
更新日
2023.11.20
汚れが付着して雑菌も繁殖しやすい水回りは、家の中でも汚れやすい傾向にあります。
とくに、排水口は掃除しないとつまってしまったり、悪臭がするようになったりと、トラブルが多い箇所です。
本記事では、そんな排水口の掃除方法を場所別にご紹介していきます。
効果的な掃除方法を理解し、衛生的な水回りをキープしましょう。
目次
排水口の汚れの種類
一口に排水口と言っても、場所によって付着する汚れは全く異なります。
そのため、すべての排水口を同じ方法で掃除しても、汚れをしっかりと取り除くことはできません。
はじめに、排水口の場所別にどんな汚れが付着しやすいのか確認していきましょう。
お風呂の排水口の場合
まずは、お風呂の排水口の汚れについて解説していきます。
お風呂の排水口には、以下の4つの汚れが付着していることが多いです。
- 髪の毛
排水口の汚れで目につくのが、髪の毛ではないでしょうか。
人間は健康な人でも毎日50~100本ほど髪の毛が抜けるといわれており、シャンプーやブラッシングで抜けてしまった毛が、ヘアキャッチャーに蓄積されていきます。
髪の毛汚れは取り除けばすぐキレイになりますが、場合によってはヘアキャッチャーをすり抜けて排水管に入り込んで、つまりの原因になってしまうことがあるため、要注意です。 - 皮脂汚れ
シャワーで体を流すと、私達の皮膚についていた皮脂やアカなどが流されていきます。
体をキレイにするお風呂はとくに皮脂汚れが多く、排水管に溜まることで雑菌の養分となり、ヌメリが生じてしまうことがあります。 - 石鹸カス
石鹸は水道水のマグネシウムやカルシウムと化学反応し、水に溶けにくい「金属石鹸」というものになります。
この金属石鹸が、一般的に言う石鹸カスの正体です。
石鹸カスは水に溶けない性質を持ち、排水口をつまらせてしまう原因になってしまいます。
放置すると危険なので、掃除で取り除く必要があるのです。 - カビ
湿度も温度も高い浴室は、カビにとって絶好の繁殖場所です。
カビの餌となる皮脂や石鹸カスも多いため、放置すると増殖して排水口だけではなく、浴室全体にカビが生えてしまう危険性があります。
健康被害に発展することもあるので、十分に注意する必要があります。
キッチンの排水口の場合
次に、キッチンの排水口に溜まりやすい汚れの種類についてみていきましょう。
キッチンの排水口には、以下の3つの汚れが溜まりやすい傾向にあります。
- 油汚れや食べかす
キッチンでは使用後の食器や調理器具を洗うため、どうしても油や食べカスなどが排水口に侵入してしまいます。
食べカスは水切りネットなどの使用である程度防げますが、油の侵入を防ぐのは非常に難しいです。
目に見える部分はキレイでも、排水口の奥で固まってつまりを引き起こしてしまう可能性があります。 - 水アカ
水アカとは、水道水に含まれるカルシウムなどのミネラル分が固まったもののことを指します。
排水口周りに付着している白い汚れは水アカで、簡単には落とすことができません。
頑固なものになると掃除が非常に大変なので、こまめに掃除する必要があります。 - 雑菌
食べ物を扱っているキッチンは、ほかの部分よりも雑菌が繁殖しやすい傾向にあります。
ヌメリやカビを放っておくのは非常に不衛生なので、キッチンの排水口はほかの箇所よりも高い頻度で掃除するようにしましょう。
排水口の汚れを落とす方法
それでは、ここからは排水口の汚れを落とす掃除方法について解説していきます。
場所ごとの掃除方法を知って、効率的な掃除を行っていきましょう。
お風呂の排水口
お風呂の排水口はカビが繁殖しやすいため、月に2~3回ほどの頻度で掃除をしておくことが理想的です。
ドロドロになってから掃除をするのは心理的にもハードルが高いので、日常的に掃除をして汚れが悪化しないようにキープしておきましょう。
まずは、お風呂の排水口を掃除する方法についてみていきます。
必要なもの
お風呂の排水口掃除で必要なものは、以下の5つです。
- ゴム手袋
- ゴミ袋
- 重曹 1カップ
- クエン酸 2分の1カップ(もしくはお酢)
- スポンジや歯ブラシ
お風呂掃除で役に立つのが、重曹とクエン酸です。
重曹とクエン酸は混ぜると化学反応を起こし、洗浄力が高い炭酸の泡を発生させます。
この泡が石鹸カスやカビ菌を洗浄し、ヌメリやつまりを解消してくれます。
手順
それでは、重曹とクエン酸を使ったお風呂の排水口掃除の方法を解説していきます。
- 排水口の部品をすべて取り外す
排水口のフタを外し、ヘアキャッチャーや排水トラップなどをすべて外しましょう。 - 手で取れるゴミを取り除く
ゴム手袋とゴミ袋を利用し、髪の毛や石鹸カスなどを捨ててください。 - 重曹とクエン酸をふりかける
排水口に重曹とその半量のクエン酸をふりかけ、1カップ程度のぬるま湯をかけます。 - 放置している間、部品を洗う
炭酸泡が洗浄している間、取り外した部品をスポンジや歯ブラシで洗っておきます。 - お湯で十分に洗い流す
15分程度放置したら、お湯で泡を洗い流してください。
残った汚れがある場合は、スポンジや歯ブラで軽くこすると簡単に落ちます。 - 部品をもとに戻す
重曹とクエン酸はどちらも自然由来の成分なので、この方法なら子どもやペットのいるご家庭でも安全に掃除ができます。
ふりかけて放置するだけで汚れが落ちるので、非常に手軽でおすすめの掃除方法です。
キッチンの排水口
次に、キッチンの排水口掃除の方法を見ていきましょう。
キッチンは汚れやすい上に食べ物を扱う場所なので、週に1回程度の頻度で掃除をしておくことが理想です。
必要なもの
- キッチンの排水口掃除で必要なものは、以下の4つです。
- ゴム手袋
- ゴミ袋
- キッチン用の液体塩素系漂白剤
- 高粘度タイプのパイプクリーナー(ない場合は液体塩素系漂白剤でもOK)
- スポンジや歯ブラシ
キッチンは衛生面が気になるため、今回は除菌力が高い塩素系漂白剤を使った掃除方法をご紹介していきます。
薬剤を使いたくない場合は、さきほどご紹介した重曹とクエン酸でも排水口が掃除できます。
お風呂掃除と同じ手順で、キッチンの排水口も掃除してみてください。
手順
塩素系漂白剤を使ったキッチンの排水口の掃除方法をみていきましょう。
- 排水口の部品をすべて取り外す
ゴム手袋をつけ、排水口のフタやゴミ受け、排水トラップ(ワントラップ、椀ともいいます)を取り外してください。
ゴミがある場合は、ゴミ袋に捨てておきます。 - 排水口の内部を塩素系漂白剤で洗浄する
パイプクリーナーを排水口に流し込みましょう。
より効果を高めたい場合は、スポンジやタオルなどで水分を拭き取ってから流し込んでください。 - キッチン用液体塩素系漂白剤を薄めた水に部品を浸ける
バケツなどに液体塩素系漂白剤を薄め、排水口の部品を浸けて除菌していきます。 - 部品を洗う
30分ほどしたら部品を取り出し、スポンジや歯ブラシで細かい汚れを取り除きます。 - 排水口を掃除する
部品を洗い終わったら排水口を流し、残った汚れがあればスポンジや歯ブラシで掃除していきます。 - 部品をもとに戻す
洗浄力が高いパイプクリーナーであれば、しっかりと除菌して排水口のつまりも予防することができます。
排水口のお手入れという意味でも、週に1度は使用しておくことをおすすめします。
ただし、酸性の洗剤と混ぜると有毒なガスが発生するため、使用時はほかの洗剤と混ぜないように注意してください。
排水口を清潔に保つためには
定期的に排水口を掃除することも大切ですが、掃除の手間を減らすためにも排水口に汚れが溜まらないように使うことが大切です。
それでは、排水口を清潔に保つためにはどんな工夫をしたらよいのでしょうか。
簡単に実践できる、排水口をキレイに保つコツについてご紹介していきます。
髪の毛は発見次第すぐに捨てる
お風呂の排水口を清潔に保ちたいなら、髪の毛をこまめに捨てることが一番大切です。
髪の毛が排水口に溜まっていると、そこに皮脂や石鹸カスが絡みついてヌメリやカビが発生してしまいます。
ゴミ袋を浴室の外に常備しておき、毎日最後にお風呂に入った人が排水口の髪の毛を捨てるだけでも、排水口の汚れは防止できます。
排水口に溜まった髪の毛の掃除が面倒という場合は、キッチン用の水切りネットや、水が流れる渦の力で髪の毛をまとめてくれるヘアキャッチャーの使用がおすすめです。
毎日の髪の毛掃除を簡単にしてくれます。
キッチンの生ゴミはすぐに捨てる
普段、ついついキッチンに生ゴミを放置しがちだという方は要注意です。
生ゴミを放置すると雑菌が繁殖し、ヌメリの原因となってしまいます。
生ゴミは料理のたびにすぐ捨てるようにしてください。
最近は、100円ショップなどで水切り付きの袋が販売されています。
こういった便利アイテムを使えば、キッチンに生ゴミを溜めてしまいがちな方でも手軽に掃除ができるでしょう。
排水口のヌメヌメ汚れは専門業者に依頼して解決
毎日使う排水口は、汚れが溜まりやすく雑菌も繁殖しやすい場所です。
汚れを放置するとつまりが発生して高い修理代を払うことになってしまうこともあるため、日常的にしっかりと掃除をしておくようにしてください。
自分で掃除しても排水口のヌメヌメが取れない場合や、自分で掃除をしたくない場合は、専門業者に依頼してプロに掃除してもらうのもひとつの手です。
ヌメリだけではなく、パッキンなどに発生したカビや一般の方では取りにくい水アカもキレイに取り除いてくれます。
日常的に掃除を行っている方も、水アカやウロコなどの水回りの汚れを完全に取りきることは難しいです。
1年に1回は専門業者に依頼して、汚れをリセットしましょう。
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東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部
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