60代・男性
浴室(鏡のウロコ取りあり)
予想よりも、全体的にきれいに仕上がっている。特に、床に付いて自分では取れなかった皮脂汚れが全て取れきれいになった。また、ドア下部の汚れについてもほぼ奇麗になっている。鏡についても、自分で洗うより仕上がりがきれい。
浴室
公開日
2026.07.14
更新日
2026.07.14

浴槽に浸かってリラックスしているとき、ふと見上げた天井に黒いカビを見つけたらショックですよね。
実は浴室の天井は「最もカビが繁殖しやすく、最も見落とされやすい場所」です。
天井のカビを放置すると、浴室全体への拡散や健康被害につながるおそれもあります。
本記事では、浴室の天井にカビが生える原因から、安全なカビ取り方法、冬場の注意点、再発を防ぐ予防策までを専門的に解説します。
この記事で分かること
目次
浴室はカビが好む条件が全て揃った空間です。
特に天井は、次の理由からカビが繁殖しやすくなります。
<カビが繁殖する4つの条件>
浴室はこの全てを満たしており、天井は湯気が溜まりやすいため湿度が特に高くなります。
シャワーの強い水圧による微細な水しぶき(飛沫)とともに天井まで飛散し、付着することもあります。
こうして浴室の天井には、カビにとって最高の環境となっているのです。
浴室はしっかり掃除するようにしていても、「なかなか天井は掃除できていない」という方は多いのではないでしょうか。
天井は簡単に手が届きにくく、ついつい後回しにしてしまいがちですが、天井の掃除は非常に重要です。
天井は目を凝らさないと汚れがわかりづらい場所です。
浴室はカビが繁殖しやすい条件が揃った場所のため、一見カビが生えていないように見えてもすでにカビが繁殖している可能性があります。
見た目にはわからなくても、普段天井を掃除していないのであればカビの繁殖を疑ってみたほうがいいでしょう。
浴室内をキレイにしているのに、すぐカビが生えてしまうと悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その原因は天井に繁殖したカビかもしれません。
カビは胞子になって浮遊しますが、上から下に移動しやすいため、天井にカビが生えていると浴室全体にカビ胞子がばらまかれているような状態になってしまいます。
いくら他の箇所をキレイにしても天井にカビがあれば、そこからカビが増殖してしまうのです。
最近の浴室には浴室乾燥機能が付いていることが多いですよね。
便利な機能ですが、万が一天井にカビが繁殖しているとカビ菌は衣類にも付着してしまいます。
せっかく洗濯をして清潔にしたのに、カビ菌がついていたとしたら…あまり想像したくありませんよね。
カビが繁殖しているということは、空気中にもカビ胞子が漂っているということです。
カビ胞子を大量に吸い込んでしまうと、重大な健康被害を招く可能性もあります。
家族の健康のためにも浴室天井のカビ掃除は重要です。
「カビは梅雨や夏のもの」と思われがちですが実は、浴室の天井カビは冬に増えやすい傾向があります。
なぜ冬に天井がカビるのか、その理由と正しい対策を解説します。
冬は外気温が低く、天井裏が冷えています。
そこに入浴で暖かく湿った空気が触れると、結露が発生します。
この結露が一晩中続くことで、カビにとって最高の繁殖環境となってしまうのです。
夏場のカビ対策として推奨される「入浴後の冷水シャワー」ですが、冬場の天井には逆効果になる場合があります。
天井を冷やしすぎることで、かえって結露が増える恐れがあるため、注意が必要です。
浴室の天井掃除において、注意点があります。
それは、「良かれと思ってやった掃除で素材を傷めてしまうこと」です。
「カビ取り剤を使おう」と紹介されていても、実は天井の素材によって適した掃除方法は異なります。
素材に合わない方法を選んでしまうと、変色や劣化の原因になるため注意が必要です。
現在よく使われているシステムバスの多くはこのタイプです。
築年数が長い住宅やデザイン性の高い浴室で見られます。
高級感がありますが、カビ対策は最も難易度が高い素材です。
コンクリートの上に防水塗装を施しているタイプです。
家族が安心して過ごすために、浴室をキレイで快適な状態にする天井掃除は大切ですが、天井を掃除するときには安全にも十分注意しなければなりません。
これから紹介する内容を参考に、安全に気をつけて掃除ができるよう準備をしましょう。
浴室天井の掃除をするときは以下のものを用意しましょう。
なお、複数のカビ取り用洗剤を使用した場合、洗剤に含まれている成分同士が化学反応を起こし、有毒なガスが発生する危険があります。
掃除に使用する洗剤は一種類のみとしましょう。
【参考】カビ取り用洗剤の種類と特徴
| 洗剤の種類 | メリット | デメリット | おすすめのケース |
|---|---|---|---|
| 塩素系漂白剤 (カビキラー等) |
殺菌力が最強。黒カビの色素を白く漂白できる。 | 刺激臭が強い。液だれのリスクが高く、素材を傷めやすい。 | 根深く定着した頑固な黒カビを根絶したい時。 |
| 消毒用エタノール (アルコール) |
揮発性が高く二度拭き不要。素材へのダメージが少ない。 | 漂白効果がないため、黒い跡が残ることがある。 | 軽微なカビ、色落ちが心配な天井、掃除後の予防。 |
| 乳酸系カビ取り剤 | 非塩素系でツンとした臭いがない。手肌や環境に優しい。 | 塩素系に比べると殺菌・漂白スピードが緩やか。 | 小さなお子様、高齢者、ペットがいるご家庭。 |
| 酸素系漂白剤 (オキシクリーン等) |
塩素系より刺激が少なく、時間をかければ漂白も可能。 | お湯で溶かす手間が必要。ペースト状にする工夫が要る。 | 強い薬剤は使いたくないが、色も落としたい時。 |
カビ取り用洗剤は通常カビに直接吹きかけて使いますが、天井に吹きかけると洗剤が垂れて目や口に入る恐れがあります。
特に塩素系洗剤をスプレーするのは危険ですので絶対にやってはいけません。
そのため、天井のカビ取りを行う際は、マスクや手袋、保護メガネを着用したうえで、フロアワイパーとドライシートを使用し、慎重にカビ取り用洗剤を塗布しましょう。
服装や装備品は、下記を参考に用意しましょう。
<保護装備チェックリスト>
| 用意するもの | 役割 | 備考 |
|---|---|---|
| 保護メガネ(ゴーグル) | 液だれから目を守る | 隙間のない密着タイプがベスト |
| マスク | 胞子と薬剤の吸入防止 | できれば防塵・防毒機能付き |
| ゴム手袋(ロング) | 手肌の保護 | 袖口を外側に折ると腕への液だれを防げます |
| シャワーキャップ | 髪への薬剤付着防止 | 使い捨てのビニール製のもの |
| 長袖・長ズボン | 皮膚の露出を最小限にする | 漂白されても構わない、古い服がおすすめ |
カビ取り用洗剤は、衣類に付着すると色落ちの原因となります。
色落ちしてもよい服か、色落ちが目立ちにくい服を着用しましょう。
ポリエステル100%の衣類はカビ取り用洗剤がついても色落ちしづらいです。
綿が少しでも含まれていると色落ちしてしまうので気をつけましょう。
カビ取り用洗剤が肌につかないように長袖を着用したり、手袋をつけたりするなど、十分に注意してください。
フロアワイパーを使っても天井まで届かない場合は足場が必要です。
不安定な足場は転倒の恐れがありますので、必ず安定した足場を用意し、両手で押さえてみても動かないか確認しましょう。
マスクをしていても有毒ガスを吸い込んでしまう恐れはあります。
換気扇を回し、窓があれば開けて十分に換気をしてください。

では浴室天井のカビ取り方法の手順を紹介していきます。
まずフロアワイパーにドライシートをつけます。
天井が濡れているようであれば、一度ドライシートで水気を切りましょう。
水気を切ったらドライシートを付け替え、ドライシートにカビ取り用洗剤を吹きかけます。
天井に直接カビ取り用洗剤を吹きかけると垂れて大変危険ですので、以下の方法でカビ取り用洗剤を塗布しましょう。
ドライシートにカビ取り用洗剤を染み込ませたら、フロアワイパーを使って天井全体にカビ取り用洗剤をつけていきます。
この際、作業に時間がかかるようであれば、こまめに浴室から出て新鮮な空気を吸ってください。
カビ取り用洗剤を天井全体にしっかりとつけたら10〜15分放置しましょう。
時間がたったら、水で濡らして固く絞ったクロス(やウェットシート)をフロアワイパーに取り付け、洗剤の成分が残らなくなるまで複数回水拭きをしましょう。
汚れが残っているところあれば、ドライシートを付け替えたフロアワイパーでこすります。
最後に乾燥したドライシートで天井全体の水気を拭き取ったら掃除完了です。
換気扇は回しっぱなしにして、しばらくは換気を続けてください。
一度天井のカビをキレイにしたら、また生えてこないように予防しましょう。
おすすめの予防方法を紹介します。
カビの菌糸は50度以上の熱に弱いです。
週に2回、床や壁には50度のシャワーをかけ、天井はアルコールを含ませたワイパー等で拭き掃除をするだけで、カビの発生率を劇的に下げられます。
浴室の天井に一度カビが繁殖してしまうと厄介です。
またカビが生えてしまわないように、普段から予防をしておきましょう。
カビを生やさないためには、
を用意します。
フロアワイパーにドライシートをつけたらアルコール消毒液を染み込ませそれを使って天井を拭きます。
月に1回程度行ってカビを予防してください。
普段から天井の水気を切る習慣をつけましょう。
何もつけてないドライシートを使って天井全体を拭き、1日の最後には換気扇を回します。
さらに、浴室のドアを開けて常に乾燥させておきましょう。
お風呂のカビを予防できるカビ防止剤というものが市販されています。
くん煙剤・スプレータイプ・置き型タイプとさまざまな種類がありますが、天井のカビ予防には、くん煙剤がおすすめです。
くん煙剤だとニオイが気になるという方には、置き型タイプがおすすめです。
使用方法を守り、注意事項に気をつけて使用するようにしてください。
天井に繁殖したカビは、カビが増える原因になり、重大な健康被害につながる恐れがあります。
今回紹介した方法で、まずはカビ取りしてみてください。
ただ天井は掃除しづらい場所ですし、頑固なカビはなかなか落ちない可能性もあります。
もしご自分で掃除するのが難しければ、プロに依頼してキレイにしてもらうのも一つの手段です。
プロならではの経験と道具と洗剤を上手に使って、キレイになったら紹介した予防方法で、カビが生えないようにメンテナンスしてくださいね。
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浴室は湿度が高くなりがちなため、どうしてもカビが発生しがち。毎日浴室掃除に時間をかけることができない場合もあるのではないでしょうか。
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バスタブ縁のザラザラが気になっていたので、きれいになり良かったです。また、普段のお手入れ方法も教えてもらえました。
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【コラム監修者】
ハウスクリーニング品質・
教育担当
樫村 侑弥
ハウスクリーニング技能士の資格を保有。
東京ガスのハウスクリーニングにおいて、品質管理とスタッフ教育を統括。
浴室の水アカや皮脂汚れ、カビなどの種類の違う汚れに対する専門的なお掃除テクニックや、一般の方が見落としがちな隠れた汚れの除去方法にも精通しています。お客さまの快適な暮らしをサポートするため、日々知識と技術の研鑽を重ねています。

東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部
東京ガスのハウスクリーニングでは、ご家庭のお掃除を自分でしてみたい!そんな方のために、プロのノウハウを踏まえたご家庭でできるお掃除方法を発信していきます。
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