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マットレスの汗は黄ばみの原因に!日頃のお手入れ方法を解説
マットレス
公開日
2022.05.26
更新日
2024.07.18
睡眠中の汗や皮脂は、放置しておくとマットレスの黄ばみの原因となってしまう厄介なものです。
しかし、洗濯をするのが難しいマットレスでは、日頃どのようなお手入れ方法をしたらよいか迷うという人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、マットレスに発生する黄ばみの影響と日頃からやっておきたいお手入れ方法をご紹介します。
目次
汗のマットレスへの影響
私たちは睡眠中、知らない間に多くの汗をかいています。
その量はコップ1杯分になるともいわれ、マットレスにも吸収されています。
マットレスに吸収された汗を放置しておくと、時間が経過するごとに汗の酸化がはじまり、結果として黄ばみが発生します。
黄ばみは、シーツや敷パッドを使うことである程度防止できますが、完全に変色を防ぐことはできません。
汗で黄ばんだマットレスを放置しておくと、さまざまな悪影響が出るため、日頃からのお手入れが重要となります。
汗で黄ばんだマットレスをお手入れせずに放置しておくと、次の3つの悪影響が及ぼされます。
1. ニオイ
睡眠中に発生する汗には、水分や塩分だけでなく、成長ホルモンや男性・女性ホルモンなどの尿素やホルモン、重金属などが含まれます。
この中でも、尿素やホルモンは、空気中の微生物と結びつき、ニオイの原因となります。
2. カビ
アレルギーや喘息の原因となるカビは、マットレスに染み込んだ汗が栄養となり、湿気と結びつくことで発生します。
日頃からマットレスに染み込んだ汗をこまめにお手入れし、湿気対策を行っておくと、カビが発生することはありません。
3. 保温力の低下
マットレスに染み込んだ汗を放置しておくと、湿気がたまり、マットレスの保温力も低下してしまいます。
保温力が低下すると冷えの原因となり、眠りを妨げることで病気になりやすくなってしまいます。
汗が染み込んだマットレスのお手入れ方法
健康な生活を送るためにも、汗が染み込んだマットレスは日々のお手入れが必要となります。
こまめな日々のお手入れで、早めにマットレスの黄ばみを予防できます。
もし汗が染み込んで時間が経過し、マットレスの黄ばみが発生した場合には、なるべく早めに以下の手順でマットレスの掃除を行いましょう。
基本のマットレスお手入れ方法
家庭で掃除するには、次の手順でお手入れを行っていきましょう。
◇汗が染み込んだマットレスの基本のお手入れ手順
- 水で濡らし、固く絞ったタオルを汗ジミの黄ばみ部分に押し当てる
- 黄ばみが取れるまで、タオルでたたきながら、汚れを取り除く
- 汚れが取れたら、乾いたタオルで水気を拭き取る
ちょっとした黄ばみであれば、基本のお手入れ方法で汚れを落とすことができます。
ただし、ある程度時間が経過した黄ばみには、対処できない可能性がありますので注意が必要となります。
なかなか取れない黄ばみには、次に紹介する中性洗剤や酸素系漂白剤を使用した方法でお手入れしましょう。
中性洗剤を使用したお手入れ方法
中性洗剤を使用したマットレスのお手入れ方法は以下のとおりとなります。
◇中性洗剤を使用したお手入れ手順
- 湯に中性洗剤を溶かし、タオルを浸して固く絞る
- タオルで黄ばみ部分をたたいて中性洗剤を染み込ませる
- 蒸しタオルを置き、冷めたら新しい蒸しタオルと交換する
- 黄ばみが落ちたらしっかりと乾燥させる
生乾きのニオイを防ぐためにも、お手入れ後のマットレスはしっかりと乾燥させましょう。
酸素系漂白剤を使用したお手入れ方法
頑固な黄ばみ落としにぴったりな酸素系漂白剤を使用したお手入れ方法は、以下のとおりとなります。
◇酸素系漂白剤を使用したお手入れ手順
- 湯で湿らせたタオルに酸素系漂白剤を少し付けて固く絞る
- 黄ばみ部分をたたき、黄ばみが落ちるまで繰り返す
- タオルを水ですすぎ、固く絞った後、マットレスをたたいて拭く
- 乾いたタオルで水分を取り除き、しっかりと乾燥させる
なお、黄ばみが発生して時間が経過したひどい汚れの場合には、酸素系漂白剤での使用でも汚れが落ちない可能性もあります。
また、身体への影響から、酸素系漂白剤の使用に不安を感じる場合には、重曹やセスキ炭酸ソーダをスプレーボトルに入れたものを作って汚れ落としを行いましょう。
黄ばみに吹き付けてタオルでたたきなじませたあと、水拭きしてしっかり乾燥させておきます。
マットレスの黄ばみを防ぐには湿気予防を意識した対策を
マットレスに黄ばみを作らないようにするには、日頃から湿気予防を意識した対策が必要となります。
具体的には、次の3つの対策をとっておきましょう。
◇マットレスの黄ばみを防ぐ3つの対策
- 朝起きた段階で掛け布団をめくる
- マットレスを立て掛けておく
- マットレスの上下を入れ替える
1. 朝起きた段階で掛け布団をめくる
マットレスにたまった湿気を逃がすためにも、朝起きた段階で、即掛け布団をめくっておくようにしましょう。
掛け布団だけでなく、マットレスの上の枕なども取り除いて何も置かない状態にしておきましょう。
汗で湿ってしまったマットレスを空気にさらす状態にしておくことで通気をよくし、余分な水分を逃せます。
2. マットレスを立て掛けておく
マットレスを起こして壁に立て掛け、日陰などに干しておくと、マットレスに風が通って湿気を逃すことができます。
毎日のお手入れでは難しいので、月に1回くらいの頻度で行いましょう。
3. マットレスの上下を入れ替える
シーツを取り替えるタイミングなどで、定期的にマットレスの上下を入れ替えましょう。
マットレスでは、どうしても上半身側に湿気がこもりやすいため、入れ替えることなく同じ向きばかりで使っていると、特定の場所に湿気がたまってしまいます。
黄ばみの原因にもなりやすいため、日頃から意識して向きを変えましょう。
マットレスの黄ばみ防止に役立つ商品
マットレスの黄ばみを防止するには、ここで紹介する商品を使用してマットレスを保護しましょう。
1. 汗取りパット
マットレスの上に置く汗取りパッドにはさまざまな素材のものが出ていますが、季節にあったものを使用するとより快適に過ごせます。
汗取りパットはこまめに洗濯できますので、賢く使用して、マットレスに汗が染み込むのを防止するとよいでしょう。
2. すのこ床板ベッドフレーム
床板がすのこになっているベッドフレームは、通気性に富んでおり、余分な湿気が残りません。
また、高さ調整ができるベッドフレームを使用すれば、ベッドの下に湿気がたまりにくくなります。
マットレスの黄ばみ防止には日々のお手入れが重要
睡眠中の汗や皮脂が原因となっているマットレスの黄ばみは、放置しておくとますます取れにくくなってしまいます。
それだけでなく、マットレスからのニオイやカビの発生、保温力の低下などさまざまな悪影響も及ぼすため、日々のお手入れが重要となります。
マットレスの黄ばみに気付いた段階で早めにシミを取り除く対処を行っておくと、簡単に汚れを落とせます。
朝起きた段階で掛け布団をめくっておいたり、マットレスの上下入れ替えを行っておいたりすると、黄ばみ防止にも有効となります。
他にも、黄ばみを防止するグッズを有効活用して、マットレスの保護に役立てましょう。
東京ガスのハウスクリーニングなら、表面の汗の汚れだけでなくダニの死骸などもプロの技術と専用の洗剤で徹底的に除去します。
お手入れがしにくいマットレスは、定期的にプロのクリーニングを利用するのもおすすめです。キレイなマットレスで快適な睡眠ライフをお過ごしください。
東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部
東京ガスのハウスクリーニングでは、ご家庭のお掃除を自分でしてみたい!そんな方のために、プロのノウハウを踏まえたご家庭でできるお掃除方法を発信していきます。
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