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意外と簡単!エアコンをラクに掃除する方法を徹底解説
エアコン
公開日
2022.03.02
更新日
2024.03.22
エアコンは冷房・暖房と1年中通して使うものですが、使っているうちにカビ臭いと感じることもあるでしょう。
そうした状態でエアコンを使用し続ければ、部屋中に汚い空気をまき散らすことになります。
業者に頼めばキレイにしてもらえますが、ある程度の汚れであればご自分でも掃除できます。
本記事では、今回は、ご自分でもラクにできるエアコンの掃除方法について解説します。
目次
エアコンの掃除頻度は1~2年に1度がベスト
エアコンは冷房・暖房と年中使うもので、こまめなメンテナンスが必要です。
「最近は10年近くお掃除不要」などとうたっているエアコンもあるようですが、エアコン外側やフィルターの掃除はこまめにしておきたいものです。
エアコンの内部までしっかり掃除するのは、1~2年に1度くらいの頻度がおすすめです。
エアコン掃除をしないと起こる弊害
エアコンを掃除しないで使用し続けることで起こる弊害を紹介します。
1.健康に悪影響
汚れたエアコンには、ホコリや最悪の場合カビも潜んでいます。
そんなエアコンから出た空気を吸ってしまうと、主に鼻や喉、目などの粘膜に炎症がおこりやすくなります。
2.余分な電気を使ってしまう
エアコン内部や吹き出し口にホコリが詰まっていると、エアコンが十分に性能を発揮できなくなります。
設定温度にするため、必要以上に稼働する必要があることから余分な電気を使ってしまう可能性があります。
エアコンの掃除に必要なもの
エアコンをご自分で掃除する場合に必要な物は以下のとおりです。
常に家にあるようなものや、100円ショップで揃えられるものばかりです。
まずは、マスカ―フィルム(養生テープと養生フィルムが合体したもの)、養生テープ、ゴミ袋(汚れ受け用)を用意し、下準備を整えましょう。
1.フィルター掃除
- 使い古した歯ブラシ
- 乾いたキレイなタオル2枚
- 中性洗剤(食器用洗剤など)
2.エアコン内外のホコリ取り
- 柄のついたスポンジやブラシ
- キッチンペーパー
- 割りばし
- 輪ゴム
- 雑巾
キッチンペーパーを割りばしに巻き、輪ゴムで止めてお掃除棒を作ります。
3.フィンの汚れ落とし
- エアコン内部クリーナー
- 水を入れたスプレーボトル(クリーナーの洗い流し用)
4.その他
- イスやスツールなど台になるもの
掃除機(軽量なハンディタイプがおすすめ)
掃除中のホコリが気になる人はマスクを着用しましょう。
花粉症用のメガネなどもあるといいでしょう。
エアコンを掃除する際の手順
エアコンを掃除する手順は次のとおりです。
まずはフィルターを外す前に、フィルターやその周辺についているホコリを掃除機で吸い取りましょう。
エアコンの外側にもかなりホコリがついているはずです。
1.フィルターに掃除機をかける
エアコンのカバーを外して、フィルターの表面に掃除機をかけます。
パネルは左右の力を均等に、カチッと音がなり、手を放しても落ちてこなくなるまで上にあげます。
フィルターは薄いプラスチック製のフレームとネットでできていますから、歪んだり破れたりしないように力加減に注意してください。
また、フィルターは裏側もホコリがたくさんついていますが、必ず表側から掃除機をかけてください。
裏からかけてしまうと、フィルターがホコリで目詰まりします。
2.フィルターを水洗いする
掃除機で洗うだけではフィルターについた細かいホコリは取れません。
お掃除の2回に1回は水洗いをおすすめします。
シャワーの水圧があればある程度キレイになります。
掃除機とは逆で、必ず裏側からシャワーをかけてください。
水だけで汚れが落ちないときは、ぬるま湯にフィルターをつけながら中性洗剤(台所の食器用洗剤など)を薄め、使い古した歯ブラシを使って優しく洗います。
洗ったあとは、乾いたキレイなタオル2枚でフィルターをはさむようにポンポンと拭いてください。
濡れたままだとカビの原因になるので、しっかり拭いて乾燥させましょう。
3.フィルターの乾燥中にエアコン内外部のホコリを取る
フィルターを乾かしている間に、エアコンの吹き出し口やルーバーなどを掃除します。
吹き出し口はフィンから空気が出てくる最後の部分ですから、汚れていると部屋中に汚れをまき散らすことになるのでしっかり掃除しましょう。
エアコンのコンセントを抜き、吹き出し口のルーバーを手で回しながら拭いていきます。
ルーバーが固くて手で動かせないときは、無理に動かさないようにしましょう。
カバーの裏などもホコリがたまっているので確認します。
広い部分はスポンジや固く絞った雑巾で拭き取ります。
細かいところはキッチンペーパーを割りばしに巻き付けて輪ゴムでとめた道具を使うと便利です。
ペーパーの部分を水で濡らし固く絞ってから、手の届きにくい部分を掃除します。
ただし、エアコンの奥にあるフィンを傷つけないように注意してください。
4.エアコン内部のホコリを取る
エアコン内部、シルバーの金属の薄い板が何枚も並んでいるフィンには細かい凸凹があり手も届きにくいため、お手入れが難しいところです。
エアコン運転中に結露しやすくカビが生えやすい場所ですから、ぜひ掃除したいところです。
家庭用の高圧洗浄機などで掃除する人もいるようですが、簡単なのは市販のエアコン内部クリーナーです。
エアコンクリーナーをエアコン内部の通電部分に吹きかけてしまうと、ショートして火災が発生する可能性も。
こうしたことを防ぐために、エアコンクリーナーを使用する際は必ず通電部分をビニールで覆ったり、掃除を始める前にコンセントを外したりするなどの対策を忘れずに行いましょう。
フィンやルーバーにエアコンクリーナーをスプレーしたあと、スプレーボトルで水を吹きかけて汚れを洗い流します。
エアコンクリーナーによっては洗い流し不要なタイプなどもあるため、製品パッケージの使用方法を確認してください。
ただし、細かいホコリがフィンやドレンホースなどに詰まりやすく、エアコン故障の原因となる可能性があります。
クリーナーを使用する前にしっかりホコリを取り除くなど注意が必要です。
フィンについたカビやホコリなどをしっかり取るには、安全に分解してから業務用の高圧洗浄機が必要ですから、プロに任せることをおすすめします。
5.乾いたフィルターをセットして完了
フィルターが完全に乾いたのを確認して、エアコンにセットします。
カバーなどを元に戻したら、3時間ほど送風運転を行いながら内部を乾かします。
エアコンを掃除する際の注意点
エアコンを掃除する際に注意しておきたいポイントは以下のとおりです。
掃除をする前に必ずコンセントを抜いてください。
コンセントがない場合は、ブレーカーを落としましょう。
また、イスやスツールの上に乗るなど高い場所で作業するため、近くで誰かに見ていてもらった方が安心です。
手が届かないからといって、無理に手を伸ばすとバランスを崩して危険ですから注意しましょう。
エアコンの定期メンテナンスはプロに依頼するのがおすすめ
エアコンの汚れをしっかり落とすのは、プロに依頼するのがおすすめです。
プロのエアコン掃除では、エアコンのパネルなどの部品を分解し感電や故障のリスクを避け、洗剤や汚れが飛び散らないようしっかり養生が行われます。
また、エアコン内部の掃除は除菌効果のある専用洗剤を使い、高圧洗浄機で丸洗いするため、フィンの間についたカビなどもキレイに落とします。
仕上げに防カビ剤でカビ予防もしてくれるので、安心です。
エアコン掃除はご自分でできる!しっかり掃除したい場合はプロに依頼を
エアコンは冷房・暖房と1年中使用するため、定期的なメンテナンスを怠ると内部でカビやホコリが溜まり、健康被害や余分な電気を使用してしまう、などのリスクが高まります。
ご自分でも掃除は可能ですが、フィンの奥にあるような汚れはどうしても落としきれません。
エアコンをしっかり洗浄するには、やはり専門の道具と知識を持ったプロに依頼することをおすすめします。
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東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部
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