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浴室の床をピカピカに!汚れのタイプ別掃除方法

公開日

2021.04.13

更新日

2024.09.12

浴室の床を掃除する人

こまめに掃除をしているつもりなのに、「いつも気付いたら浴室の床が汚れてしまっている」という経験がある方は多いのではないでしょうか。
キレイに掃除しているつもりでも、浴室(お風呂)の床は見えない汚れが蓄積しやすく、それが原因で気付いたら汚れが目立ってしまうことがあります。
浴室の床の汚れの正体を知って、いつでもキレイな浴室の床を目指しましょう。

本記事では、そんな浴室の床をピカピカに掃除する方法をご紹介します。

浴室の床の汚れの正体は?

浴室の床の汚れの正体は?

浴室の床は、日頃お風呂に入っているときに出るさまざまな汚れが蓄積しています。
汚れの正体を5つご紹介します。

1.石鹸カス

お風呂で毎日使うシャンプーやボディソープは、洗い終わったあとにしっかり流さないと石鹸カスとして浴室の床に残ります。
洗い流したつもりでも、床の溝やタイルには石鹸カスの油脂が残りがちです。
石鹸カスは酸性の汚れなので、アルカリ性の洗剤が弱点です。

2.皮脂汚れ

私たちの体から出る皮脂も汚れとなって浴室の床に残ります。
皮脂自体も汚れですが、カビの養分ともなってしまうので、カビの繁殖の原因になってしまうのです。
皮脂も酸性の汚れなので、弱点はアルカリ性の洗剤です。

3.水アカ

目には見えませんが、水道水にはカルシウムやマグネシウムといったミネラル成分が含まれています。
水道水が蒸発すると、このミネラル成分が水アカとなって浴室の床に残ってしまいます。
水アカはアルカリ性の汚れなので、酸性洗剤が弱点です。

4.赤カビ

浴室に置いているボトルの底部分に、ピンク色のヌメリが発生したことはないでしょうか。
これが赤カビです。
赤カビは「ロドトルラ」という酵母菌で、水分があるだけで繁殖できます。
また、赤カビは黒カビの養分にもなってしまうので要注意です。
赤カビは50度以上のお湯と冷水が弱点です。

5.黒カビ

黒カビは「クラドスポリウム」という湿気がある場所に発生しやすいカビです。
湿度が70%以上、温度が20〜30度の場所で汚れを養分として繁殖します。
黒カビ以外の浴室の汚れを放置しておくと、黒カビの養分となってどんどん繁殖してしまいます。
そんな黒カビは熱とアルコールが弱点です。

汚れごとに掃除の仕方を変える

一見、同じように思える浴室の床の汚れであっても一つひとつに違いがあり、効果的な掃除方法も異なります。
なかなか落ちないように感じる汚れも、汚れに合わせて掃除方法を変えれば意外と簡単に落とせてしまうのです。

ただ、2種類以上の異なる洗剤を使う場合は注意が必要です。
市販の洗剤にも「混ぜるな危険」と書かれていますが、異なる成分の洗剤を混ぜると有毒なガスが発生する可能性があります。
浴室の掃除を一度にまとめて行う場合は、最初に使った洗剤をしっかり洗い流してから別の洗剤を使うようにしてください。

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軽めの汚れは浴室用洗剤や重曹で掃除

汚れのタイプ別お掃除方法

そこまで頑固ではない石鹸カス・皮脂汚れ・赤カビなどの酸性の汚れは、重曹を使うことで落とすことができます。
重曹を使って掃除するときには、次の3つを用意しましょう。

  • 浴室用アルカリ性洗剤
  • 重曹
  • スポンジ

重曹は100円ショップで購入できるもので構いません。

まず、床全体に浴室用アルカリ性洗剤をまんべんなくかけます。
その後、重曹を全体にふりかけましょう。
使用する重曹の量は50〜100gが目安です。
あとはスポンジを使ってしっかり床をこするだけです。
最後に洗剤と重曹をしっかりと洗い流します。

水アカは酸性の洗剤で掃除

水アカは酸性の洗剤で掃除

水アカは、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が原因のアルカリ性の汚れです。
先ほど重曹を使った掃除方法をご紹介しましたが、重曹はアルカリ性のため水アカには効果がありません。
そこで役に立つのがアルカリ性と反対の性質を持つ酸性の洗剤です。

水アカを掃除するときは、次のものを用意しましょう。

  • 酸性洗剤
  • スポンジ
  • メラミンスポンジ

まず、水アカが気になるところに酸性洗剤をかけます。
洗剤をかけたらスポンジを使って床全体を洗いましょう。
スポンジだけでは汚れが落ちない部分はメラミンスポンジを使います。

ただし、メラミンスポンジは硬い樹脂で汚れを削って取り除くものですので、樹脂製(FRPやアクリル、など)の浴槽やコーティングされているもの、光沢があるものなどに使用するとキズがついたり、コーティングが剥がれてしまったりするので、使用前に取扱説明書をご確認ください。

頑固な黒カビは塩素系漂白剤でつけ置き

頑固な黒カビは塩素系漂白剤でつけ置き

重曹や酸性洗剤を使っても落ちない黒カビや黒ずみには、塩素系漂白剤を使ってつけ置きしましょう。

塩素系漂白剤を使うときに必要なものは、次のとおりです。

  • 塩素系漂白剤
  • 雑巾
  • 手袋
  • マスク
  • ラップもしくはキッチンペーパー

まず、雑巾を使って床の水気をしっかり拭き取りましょう。
換気扇を回し、窓があれば窓を開けて換気します。
マスク・手袋をつけて床全体に塩素系漂白剤を吹きかけましょう。
その上からラップかキッチンペーパーをかけ、泡と床の間に隙間ができないように密着させます。
頑固な黒カビ・黒ずみなら、1時間程度放置するのがおすすめです。
塩素系漂白剤は、空気中の炭酸ガスと反応して有毒ガスを発生させます。
有毒ガスは空気より重く下の方に溜まるので、時々浴室を出て新鮮な空気を吸いながら作業してください。
また、服につくと色落ちしてしまいますので、色落ちしてもよい服か白い服を着て掃除するようにしましょう。

それでも汚れが落ちないときはプロに相談しましょう

今回紹介した方法ではなかなか汚れが落ちないときや、黒カビや黒ずみが広範囲で根深く発生していてご自分では掃除しきれないときは、プロに依頼するのも1つの方法です。
プロならではの経験と知識で汚れの種類を突き止めて、適切な掃除方法で床をピカピカにしてくれます。

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東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部

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