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水筒の正しい洗い方とは?クエン酸や重曹などを使った洗浄方法もご紹介

公開日

2024.10.09

更新日

2024.10.10

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水筒は、お茶や水などを入れて持ち歩くのに便利で経済的なアイテムです。毎日使用しているという方も多いのではないでしょうか。ただし、水筒は正しい洗い方をしないと、劣化や損傷につながる可能性があります。

本記事では水筒を清潔に保つための正しい洗い方や、ニオイや茶渋といった水筒特有の汚れに対して効果的な洗い方をご紹介します。後半では洗浄の際の注意点や水筒に入れてはいけない飲み物についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

水筒の正しい洗い方

ここでは、基本となる水筒の正しい洗い方をご紹介します。水筒には目に見えない汚れが付着していることも多いため、毎回丁寧に分解することがポイントです。

1. パーツを分解する

フタ、飲み口、パッキンといった細かなパーツを分解します。細かいパーツは誤って排水口に流してしまうこともあるため、分解をしたら洗い桶やボウルの中に入れておくと安心です。

2. 洗剤で洗う

中性洗剤を使って、柔らかいスポンジやブラシでパーツや水筒本体を洗います。底まで手が届かないような細長いボトルであれば、ボトルスポンジを使いましょう。ボトルスポンジがない場合は、菜箸でスポンジを挟んで代用することも可能です。

3. しっかりと乾燥させる

洗剤を水で洗い流し、汚れが残っていないことが確認できたら、しっかりと水をきって乾燥させます。ボトルを乾燥させる際は専用の水切りスタンドを使い、飲み口を下にすると、乾燥させやすくなるためおすすめです。

水筒のニオイや茶渋にはクエン酸や重曹が効果的

毎日の水筒の洗い方は先ほどご紹介した方法で問題ありませんが、カビや茶渋が気になるときには、クエン酸や重曹などを使った洗い方がおすすめです。

以下では、クエン酸、重曹、酸素系漂白剤を使った洗い方をそれぞれご紹介します。

クエン酸を使った洗い方

クエン酸を使った洗浄は、斑点状の汚れや赤サビ、ザラつき、ニオイ残りなどに悩んでいる方におすすめの方法です。水筒に付着した頑固な汚れを効果的に取り除けるでしょう。

洗浄手順は以下のとおりです。

  1. 約500mlのぬるま湯に、小さじ1杯のクエン酸を溶かす
  2. 1で作った溶液を水筒に流し込み、30分から3時間ほど置いておく
  3. 時間がたったら溶液を捨て、水筒内部を水でよくすすぐ
  4. しっかりと乾燥させる

なおクエン酸の成分が水筒内に残っていると、かえってサビの原因となります。すすぎは入念に行うことが大切です。

重曹を使った洗い方

茶渋やコーヒー・紅茶などによる着色汚れ、ニオイ残りには、重曹(炭酸水素ナトリウム)を使った洗浄方法がおすすめです。

洗浄手順はクエン酸とほぼ同様です。

  1. 約500mlのぬるま湯に、小さじ1杯の重曹を溶かす
  2. 1で作った溶液を水筒に流し込み、30分ほど置いておく
  3. 時間がたったら溶液を捨て、水筒内部を水でよくすすぐ
  4. しっかりと乾燥させる

この洗浄方法の注意点として、重曹をそのまま水筒に振りかけるのは避けましょう。重曹の研磨効果によって、水筒に施されているコーティングがはがれる可能性があります。重曹は溶かしてから使用することが大切です。

酸素系漂白剤を使った洗い方

茶渋の頑固な汚れには、酸素系漂白剤を使った洗浄方法も効果的です。手順はクエン酸や重曹とほぼ同様です。

  1. 約500mlのぬるま湯に、小さじ1杯の酸素系漂白剤を溶かす
  2. 1で作った溶液を水筒に流し込み、30分ほど置いておく
  3. 時間がたったら溶液を捨て、水筒内部を水でよくすすぐ
  4. しっかりと乾燥させる

フタやゴムパッキンなどの細かなパーツは、1で作った溶液への漬け置き洗いがおすすめです。こちらも30分ほど経過したら、水でよく洗い流しましょう。

水筒を洗浄する際の注意点

水筒を長く使用するには、適切な洗浄方法を実践することが重要です。誤った洗浄は水筒の劣化や損傷につながる恐れがあります。

以下では、水筒を洗浄する際の注意点についてご紹介します。

塩素系漂白剤を使用しない

漂白剤には前述した酸素系漂白剤の他に、漂白力の強い塩素系漂白剤というものもあります。塩素系漂白剤は、ボトル内のコーティングをはがしサビの原因となる可能性があるため、ステンレス製の水筒の洗浄には基本的に不向きです。

フタやパッキンなどであれば塩素系漂白剤が使用できるケースもありますが、製品によるため、あらかじめ取扱説明書などで使用しても問題がないか確認しておきましょう。

熱湯は使用しない

パッキンが傷む可能性があるため、洗浄の際に熱湯を使ったり、煮沸消毒を行ったりすることは避けましょう。水筒の材質によっては、本体も熱によって変形する可能性があります。

食洗機は使用しない

食洗機は高温で洗浄するため、水筒本体の外側塗装や内側のコーティングがはがれる危険性があります。そのため基本的に食洗機の使用は控えましょう。

食洗機を利用して洗浄の手間を省きたい場合は、食洗機対応と明記されている製品を選ぶことをおすすめします。購入前に仕様を確認しておくことが大切です。

金たわしや研磨剤入り洗剤は使用しない

金たわしや研磨剤入り洗剤は汚れをよく落としてくれそうなイメージがありますが、こすった際にボトルの内側に細かな傷を付ける可能性があります。細かな傷ができるとそこに汚れが入り込み、サビやカビが発生する恐れがあります。

水筒を洗浄する際は、先述の通り柔らかいスポンジやブラシを使い、研磨剤が入っていない洗剤を選びましょう。

水筒に入れてはいけない飲み物

水筒にはどのような飲み物を入れても良いわけではありません。購入時には何を入れる予定なのかを考えて、用途に合った水筒を選びましょう。

製品によりますが、次のものは水筒に入れられない可能性が高いです。

スポーツドリンク

スポーツドリンクには塩分が含まれているため、内部のステンレスが腐食する可能性があり、一般的な水筒には入れられないことが多いです。

一方でスポーツドリンクを入れられる仕様の水筒やステンレスボトルも多く販売されているため、スポーツドリンクを入れたい場合は、それらの水筒を選びましょう。

果汁飲料

みかんやグレープフルーツなどの果汁飲料は、酸を含んでいます。そのため水筒によっては、酸によりボトルの内部が腐食する可能性があります。

炭酸飲料

炭酸飲料を水筒に入れると、ガスによってボトル内部の圧が上がります。中身が吹き出たりフタが開かなくなったりする他、最悪の場合、爆発する可能性があります。

最近では炭酸飲料に対応した水筒も販売されているため、炭酸飲料を入れる際は専用のものを使用しましょう。

牛乳・乳酸飲料

牛乳や乳酸飲料は、水筒に入れている間に成分が変質する可能性があります。成分が変質すると炭酸飲料と同様、フタが開かなくなる、中身が吹き出る、爆発するなどの恐れがあります。

スープ・みそ汁

スープやみそ汁は、含まれている塩分によってボトル内部のステンレスの腐食が起こる可能性があります。スープやみそ汁を保温したまま持ち運び、温かい状態で飲みたい場合は、スープジャーを使用しましょう。

小まめな洗浄で安心・安全を手に入れよう

水筒は温かい飲み物や冷たい飲み物を携帯するのに便利で、経済的なメリットもあるアイテムです。ただし水筒を長く清潔に使用するためには、小まめな洗浄が欠かせません。特にフタやパッキンなどの細かいパーツは、分解して丁寧に洗うことが重要です。

またカビやニオイ、茶渋などの頑固な汚れには、重曹やクエン酸を使った洗浄方法が効果的です。活用することで、水筒を安心・安全に使用できるでしょう。

なお水筒の掃除は比較的容易ですが、キッチン周りの汚れは毎日のメンテナンスが難しく、しつこい汚れが残ることもあります。そのような場合は、東京ガスのハウスクリーニングサービスをぜひご利用ください。

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東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部

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