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ダクト掃除は自分でできる?掃除方法と放置してはいけない理由を解説!
キッチン・レンジフード
公開日
2024.10.09
更新日
2024.10.10
換気扇や冷暖房システムに使用されるダクトを掃除しないまま放置すると、室内の酸素濃度が維持できなくなり湿気やカビ、火災につながる恐れがあります。部品を分解しないダクト掃除ならご自分でも行えますが、本格的な掃除を行うには、専門的な技術が必要です。
本記事では、ダクト掃除を怠ってはいけない理由や掃除方法、注意点を解説します。
目次
ダクトは何のためにあるの?
ダクトとは、室内の汚れた空気や湿気を屋外に排出し、新鮮な空気を取り込むための管です。ビルや病院、商業施設、住居といった人が過ごす場所には、基本的に設置されています。一般家庭の場合は壁の中や天井裏など目に見えない部分に設置されていることが多いですが、ビルや商業施設の場合は、天井からダクトの一部が見える状態で設置されていることもよくあります。
ダクトは室内の空気を新鮮に保つだけでなく、火災リスクを軽減したり、湿度を適切にしてくれたりする役割を持つため、人が生活する上で必要不可欠な設備です。
ダクトの種類は?
ダクトは、大きく以下の3種類に分けられます。
- 換気ダクト
- 排気ダクト
- 空調ダクト
それぞれについて解説します。
換気ダクト
換気ダクトとは、室内と屋外の空気を入れ替えることを主な目的としたダクトです。換気扇と外部にある排気口をつなぐものを指し、空気の通り道となります。
換気ダクトは浴室やキッチンなどに設置されていることが多く、湿気やニオイがこもりやすい場所で効果を発揮し、カビや悪臭の発生を防ぎます。
排気ダクト
排気ダクトは、屋内の特定の場所から発生する有害物質や火災時の煙、料理などで発生する熱を、屋外に排出することを主な目的としたダクトです。
一般家庭の場合、キッチンの換気扇が排気ダクトに通じている場合があります。他には工場や飲食店の厨房、駐車場に配置されていることが多いです。
空調ダクト
空調ダクトは、室内の温度と湿度を調整することを主な目的としたダクトです。冷暖房システムの一部に当たります。
一般家庭ではエアコンや暖房機と接続され、暖めた空気や冷やした空気を室内に送り届ける役割を果たしています。
商業施設やオフィスビルなど人が密集する施設では、フィルタや冷却コイルなどが備え付けられた大型の冷暖房システムに使用されることが多いです。
換気扇のダクトを掃除しないとどうなる?
換気扇のダクトを掃除しないと、ダクト内にホコリや油が蓄積して空気の通り道が塞がれやすくなり、新鮮な空気を取り込みにくくなります。換気が十分に行われず室内に汚れた空気が充満すると、湿気やカビの発生リスクが高まるため、定期的な掃除が必要です。その他、火災の危険性もあります。飲食店の火災における、よくある原因の一つには、キッチンの換気扇のダクト内に蓄積したホコリや油への引火が挙げられます。安全のためにも、定期的にホコリを取り除かなければなりません。
さらには、ダクト内の汚れが換気扇のファンに負担を掛けることで、換気扇自体の寿命が短くなる可能性もあります。故障してしまい修理費用が掛かるケースも考えられます。
換気扇のダクトの掃除方法
換気扇のダクトをご自分で掃除する場合は、以下の流れで進めましょう。
- ダクト出口の排気口キャップを外す
- 掃除機でゴミを吸い取る
- ダクト内部の拭き掃除を行う
- 換気扇ダクトのキャップを元に戻す
本格的なダクト掃除を行う際は、換気扇や換気口を分解し、その奥にあるダクト内を専用ホースを使って掃除するのが一般的です。しかし換気扇を分解するには専門的な知識や技術が必要となるため、今回は換気扇を分解せずに行う換気扇ダクトの掃除方法をご紹介します。
なおご紹介するのはあくまで一般的な方法のため、実際に掃除を行う際は、設備の取扱説明書などを確認の上メーカーの推奨する方法で進めてください。
換気扇ダクトの掃除に必要な道具
換気扇ダクトの掃除で必要な道具は、以下の通りです。
- 掃除機
- 掃除機先端に取り付けるブラシ付きのノズル
- 柔らかい素材の布
- 中性洗剤またはアルカリ性洗剤
- ブラシ
洗剤は、汚れがひどい場合に使用します。中性洗剤の使用が推奨されるケースが多いですが、製品の仕様上問題なければ、アルカリ性洗剤を使用しても構いません。掃除機には、先端に取り付けるブラシが付いたノズルを用意できるとよいです。
1. ダクト出口の排気口キャップを外す
まずは、自宅の玄関周りや庭などに設置されているダクトの出口に向かい、排気口のキャップを外しましょう。
2. 掃除機でゴミを吸い取る
次は掃除機でゴミを吸い取ります。ブラシ付きのノズルを使いながら掃除機をかけると、手が届かない部分まで吸い取れるため便利です。
ただし無理に奥まで吸い取ることはせず、見えている範囲のゴミだけを吸い取りましょう。ダクト内部は細長い構造になっているため、奥の方に掃除機を差し込み過ぎると、ノズルが外れて取り出せなくなったりダクトの位置がずれたりする恐れがあります。吸引力も強くし過ぎず、ダクト内部に傷を付けるようなことのないように気を付けながら行いましょう。
3. ダクト内部の拭き掃除を行う
ダクト内部の汚れがひどい場合は、柔らかい布に中性洗剤もしくはアルカリ性洗剤を付けて拭き掃除を行いましょう。拭いても汚れが取れないようであれば、ブラシを使うとよいです。
掃除機と同じく、奥まで深追いし過ぎないように注意して、見えている・手の届く範囲の汚れを丁寧に取りましょう。
4.換気扇ダクトのキャップを元に戻す
最後にダクトのキャップを元に戻します。キャップをし忘れると、ゴミが逆流したり虫が侵入したりする恐れがあるため、しっかりと取り付けてください。
換気扇のダクト掃除を自分で行うときの注意点
換気扇のダクトの内部に頑固な汚れがみられる場合や、高所での作業が必要となる場合は、基本的に自分では掃除できないことを覚えておきましょう。
簡単なダクト掃除であれば前述した方法で実施できますが、換気扇を分解して内部をキレイにするには、専門的な知識と技術が求められます。ご自分で行うには難しいと感じたら、無理して掃除しないように気を付けてください。
換気扇のダクトの内部掃除は5年ごとに行うのがベスト!
換気扇のダクト内部掃除は5年ごとに行うのがベストです。ダクト内は、使用するたびに汚れやホコリが蓄積していきます。特にキッチンを頻繁に使用しているご家庭は、長年の油汚れがたまっている可能性が高いため注意が必要です。
換気扇のダクトは、空気の入れ替えの役割を果たす重要な設備です。ダクトを清潔にすれば、湿気やカビを防止できるだけでなく、火災リスクの軽減や省エネ効果にもつながります。
ダクト掃除で室内の空気をキレイにしよう!
ダクトの清潔さはご家庭での生活のしやすさに直結するため、今回紹介した掃除方法を参考にしながら、定期的に掃除を実施しましょう。
東京ガスのハウスクリーニングでは、ご自分では分解が困難な換気扇(レンジフード)に加え、換気ダクトを専用の洗剤と機材でキレイに洗浄いたします。キッチンの換気扇にたまった油や汚れを除去すると、風量が上がって室内に新鮮な空気を取り入れやすくなり、室内環境が快適になります。
※換気ダクトのクリーニングはオプションになります。
予約はWebで完結し、最短3日後から訪問可能です。換気扇(レンジフード)の掃除をお考えの方は、東京ガスにお任せください。
また、エアコンクリーニングや水まわりの換気扇の掃除も併せて行えるため、プロに掃除を頼みたいとお考えの場合はぜひご検討ください。
東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部
東京ガスのハウスクリーニングでは、ご家庭のお掃除を自分でしてみたい!そんな方のために、プロのノウハウを踏まえたご家庭でできるお掃除方法を発信していきます。
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