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プロによるエアコンクリーニング内容を大公開! 蓄積された内部のカビや油汚れがピカピカキレイに

公開日

2023.11.09

更新日

2024.03.22

エアコンクリーニング風景

エアコンのイヤなにおいや、汚れが見えている状態を、放置してしまってはいませんか。自分で本格的に掃除するのは難しいと感じていながらも、プロに頼むことでどのくらいきれいになるのかもイマイチ分からずそのままにしている……という方もいるかもしれません。

そこで今回はプロによるエアコンクリーニングの魅力をお伝えするため、実際のクリーニングの様子を取材してきました。ご依頼いただいた方のリアルな感想とともに、具体的なクリーニング手順や、専門業者に任せるべき理由をご紹介します。記事の後半では、プロ直伝の「自分でお掃除をする際のポイント」もお伝えするので、ぜひチェックしてみてください。

「こんなに汚れているとは思いませんでした!」エアコンクリーニングをプロにご依頼いただいた感想

今回エアコンクリーニングをご依頼いただいたお客さまは30代のご夫婦です。小さなお子さまがいらっしゃるため、夏場は頻繁にエアコンを使うとのこと。クリーニングが終わったタイミングで、感想を伺ってみました。

エアコンクリーニング後の汚水がたまったバケツ

『エアコンに高圧洗浄機をかけた直後、ホースの中へ汚れた水滴がポタポタと落ちてきた瞬間は驚きました。最終的にバケツにたまった汚水は真っ黒……。

この家に住み始めてからまだ2年ほどなのに、ここまで汚れてしまっているとは正直予想していませんでした。今回は居間のエアコンをクリーニングしてもらったのですが、この場所は家族が多くの時間を過ごす空間なので、きれいな空気が流れてくるようになったと思うとほっとします。

フィルターのクリーニングビフォーアフター

パーツやフィルターは、ぱっと見ただけでも汚れをしっかり除去できていることがよく分かります。わが家の間取りはキッチンとエアコンの位置が近いので、一般的なホコリやカビ汚れの他に、油による汚れも付きやすい傾向にあると教えてもらいました。

エアコン

日頃のお手入れ方法も教わったので、今後はお手入れを習慣にしてなるべく汚れを蓄積させない使い方をしていこうと思います!東京ガスのハウスクリーニングは見積もりなどもなくて予約が簡単だったので、今度は他の部屋のエアコンクリーニングもお願いしたいです。』とのご意見をいただきました。

プロによるエアコンクリーニングの手順

今回はエアコンクリーニングの中でも、お掃除機能なしのタイプのサービス内容についてご紹介します。東京ガスのハウスクリーニングでは、大まかに以下の手順でエアコンをきれいにしていきます。

● エアコンの動作を確認する
● 電源が入らないようにする
● 作業スペースを作る
● カバーを開けてフィルターを外す
● さらにパーツを取り外す
● 養生をする
● 内部に洗剤を吹きかける
● 高圧洗浄機をかける
● パーツを洗剤液で磨く
● 洗剤や水滴を拭き取る
● パーツを取り付ける
● 養生を外す

それぞれの手順をご紹介します。

エアコンの動作を確認する

まずはエアコンのメーカーや機種、動作をしっかりとチェックしていきます。リモコンで設定温度を一番下まで下げてから、強風を出して風がきちんと出ているかを点検したり、風向を自動に設定しルーバーが正常に動いているかを点検したりして、異状がないことを確認。今回は問題ありませんでしたが、異常な動きや気になる点があった場合はお客さまへ状況をお伝えします。

電源が入らないようにする

動作が確認できたら、エアコンが意図せず作動するのを防ぐため、電源が入らないようにします。多くの場合はエアコンから出ているコンセントを抜くだけでOKですが、今回のエアコンはコンセントの抜き差しができないタイプだったので、ブレーカーを落として対応します。

作業スペースを作る

床が汚れないようビニールシートで覆っている様子

次に、床にシートを敷いて作業スペースを確保します。この時エアコンのすぐ下や近くに動かせる家具があれば、移動して一定の範囲よりも外に置くようにします。また動かせない家具などは、ビニールシートで覆って汚れないようにしておきます。

カバーを開けてフィルターを外す

エアコンのカバーを開ける作業員

ここからいよいよエアコンの中に触れていきます。脚立に乗ってエアコンのカバーを開け、フィルターを外します。この2つはお客さまでも開けられる&外せるパーツです。

ホコリがついたエアコンフィルター

ホコリ、確かにびっしり付いています。

さらにパーツを取り外す

エアコンのパーツを取り外す作業員

続いて、外せるパーツをさらに取り外していきます。ここからはプロだからこそ分解できる作業です。電動ドライバーを使って、ネジで固定されている基盤カバーなどを取り外していきます。

なお、ルーバーは変形しやすいため、経年劣化による破損の恐れがある場合は外さないこともあります。

エアコンの本体カバーを取り外した裏側

本体カバーを取り外した裏側です。

【お客さまの声】

ルーバーのところに付いていたのと同じ、黒いカビの跡やシミのようなものが見えます。意外と全体的に汚れていたんですね。

養生をする

エアコン周囲の養生

外せるパーツを全て外したら、養生作業です。エアコンの周りを中心に、この後の掃除で出てくる汚れが部屋の壁や周辺に飛び散ってしまわないようにします。上の写真は養生が完成した状態です。

カバーを外したエアコン

こちらは、カバーを外したエアコンを真下から覗き込んだ写真。すでにホース部分に結露による水滴が付いているのが分かります。エアコンを洗浄するとこの部分から水滴が落ちるため、壁や床に付くのを防がなければなりません。

エアコンを専用カバーで覆う作業員

今回はホッパーという専用のカバーで覆っていきます。ホッパーはホースとつながっており、洗浄に使った水がホースを伝い、床に置いたバケツへ入る仕組みです。

専用カバーで覆われたエアコン

濡らしてはいけないパーツを保護したり、水滴が出やすい箇所にタオルを挟んだりするのもこのタイミング。ここまでは、いわばお掃除の準備段階です。しっかりと準備をしてから汚れに挑みます。

【お客さまの声】

部屋の天井部分まで養生を徹底しており「絶対に部屋を汚さない」という強い意思を感じました。自分で掃除をする場合でも、ここまでの気配りはできないと思います。

内部に洗剤を吹きかける

エアコンに洗剤を吹きかける作業員

エアコン内部にたまったホコリを落としやすくするため、アルカリ洗剤を吹きかけます。この洗剤には汚れを落とす効果だけでなく、付いているカビを殺菌する効果もあるそうです。アルミフィンの目地にたまったホコリなどは、先にブラシを使って落とす場合もあります。

洗剤をまんべんなく振りかけたら少し時間を置いて、洗剤の成分が汚れに浸透するのを待ちます。

高圧洗浄機をかける

エアコンに高圧洗浄機をかける作業員

洗剤が十分に浸透したら、高圧洗浄機をかけて内部を洗浄していきます(※)。

※作業中大きな音が出ますのでご了承ください。

エアコンからホースに流れる汚水

記事の冒頭でお客さま方が「驚きました」とおっしゃっていた、黒い水が流れ出る様子がこちら。ホッパーを伝って汚れた水がホースへ集まっています。ご覧の通り、壁には少しの汚れもありません。

エアコンからバケツに流れ出た汚水

ホースの先にはバケツがあり、汚水はここへたまっていきます。

【お客さまの声】

何度見ても黒いですね……。これでも、汚れは少ない方だそうです。

右側だけ高圧洗浄をしたアルミフィン

こちらは右半分だけ高圧洗浄をしたアルミフィンの写真です。画面から少し目を離して全体を眺めてみてください。右と左で明らかに色が違います。

クリーニング前のルーバー周り

ルーバー周りも見てみましょう。お掃除前は黒いカビ汚れが送風口周辺に付着し、模様のようになっていました。

クリーニング後のルーバー周り

高圧洗浄機をかけた後は、カビ汚れが一掃され、元のパーツの白さがよみがえっています。この調子で、高圧洗浄機を使って全体をまんべんなくきれいにしていきます。

パーツを洗剤液で磨く

エアコンのパーツに洗剤を吹き付ける作業員

一方、取り外したパーツは、手作業できれいにしていきます。今回は浴室をお借りして作業します。先ほどと同じアルカリ性洗剤を吹き付け、ブラシやスポンジでゴシゴシ汚れを落としていきます。

エアコンのパーツをスポンジで磨く作業員

傷付きやすいプラスチックなどの素材のパーツは、写真のキラキラスポンジを使ってやさしく磨きます。

フィルターをブラシで洗う作業員

フィルターは自分で外せるパーツですが、きれいにする際は破れたり変形したりしないように注意して扱う必要があります。まずは汚れが付いている面を下にして大まかな汚れを落とし、一度水で洗ってから、両面から細かな汚れを落とすのがおすすめです。

フィルターのクリーニングビフォーアフター

左が取り外したときのままの状態のフィルター、右がきれいにした後のフィルターです。違いは一目瞭然です。

洗剤や水滴を拭き取る

エアコンのパーツを水で洗い流す作業員

汚れが落ちたら各パーツを水で洗い流します。洗剤が残ったままだとパーツの変色などが起きる可能性があるため、しっかりとすすぎます。

クリーニング後のエアコンパーツ

洗い終えた全てのパーツは、タオルでしっかりと水滴を拭き取っておきます。

パーツを取り付ける

クリーニング後にエアコンのパーツを戻す作業員

最後に、全体を拭き上げながら取り外したパーツを元に戻していきます。全ての取り付けが終わったら、電源を入れて動作確認を行います。

養生を外す

使用した養生をてきぱきと外し、ひとまとめにして持ち帰ります。

以上が、東京ガスのハウスクリーニングにご依頼いただいた場合のエアコンクリーニングの一連の流れです。

エアコンクリーニングをプロにご依頼いただくべき理由

エアコンクリーニングをプロに頼むべき理由の一つには、「専用の道具がないと掃除できない内部まできれいにできるから」というのが挙げられます。またエアコンの内部を自分で掃除しようとすると、故障させる可能性がある他、感電やケガなどの事故につながる可能性や、部屋が汚れる可能性も考えられます。ここではエアコンクリーニングをプロにご依頼いただくべき理由について、具体的な5つの理由をご案内します。

専用の道具がないと掃除できない内部まできれいにできるから

エアコンの内部は、単に本体の中へ水を流したり、パーツのすき間から掃除をしたりするだけでは完全にきれいにはできません。専用の道具を使わず無理にきれいにしようとすると、エアコンを壊す可能性も高くなります。

手順の部分でもご紹介した通り、プロのエアコンクリーニングでは汚れを落としやすくするアルカリ性洗剤や、高圧洗浄機などの専門の道具を使用します。これにより、すみずみまできれいにすることが可能です。

メーカーや型番によって、パーツの形や取り外し方がさまざまだから

エアコンには、自分でははなかなか取り外せないパーツがたくさんあります。取り外すパーツ・取り外さないパーツを見極めなければならないのはもちろん、同じパーツでもメーカーや型番によって形や取り外し方が大きく異なるため、クリーニングをするエアコンに対する正しい知識が必要です。

プロの場合は知識や経験があるので、適切な取り外し方を即座に判断して効率良くクリーニングを進められます。

壊れやすいパーツがあるから

エアコンのパーツは繊細です。特にフィルターやアルミフィンは、変形したり目地が破れてしまったりしやすいため、掃除の際は十分に注意する必要があります。万が一壊してしまった場合、そのまま使用を続けるとエアコン自体の故障の原因となります。

自分でやると感電やケガなどの事故につながる可能性があるから

電源を落とさずにエアコン内部を触ろうとすると、感電の恐れがあります。自分で掃除をする際はつい「少しだけ」と考えて、電源を落とさないまま作業を進めてしまうかもしれません。
またエアコンは電装部品が多く、洗浄液が機器内部に入ることでトラッキング現象が発生し発煙・発火する事故もあります。プロは専門の道具を使用し、きちんと養生をした上で作業を実施いたします。

また壁掛けエアコンは一般的に、室内の天井付近に設置されています。そのためパーツを取り外したり本体を磨いたりするには、高いところへ昇り、そのまま上を向いて作業する必要があります。
これは多くの方にとって日常ではあまり取ることのない姿勢のため、不慣れな方が行うことで、バランスを崩して転落する危険性があります。また、安定した足場を作るには脚立が必須ですが、自宅にないという方も多いと思います。

周囲の家具や壁を汚さないためには知識と技術が必要だから

仮に高圧洗浄機や脚立など必要な道具を全て持っていて、エアコンクリーニングに必要な知識がそろっていたとしても、自分で本格的なエアコンの掃除をするのはおすすめできません。高圧洗浄機をかける際に汚れた水滴が飛び散り、周囲にある家具や壁を汚してしまう場合があります。

周囲の家具や壁を汚さないようにするには適切な養生が必要ですが、「どの位置から水が垂れやすいのか」「どの位置を濡らしてはならないのか」などの判断をするには、やはり知識が必要です。また知識があっても、実際に狙い通り汚水をホースへ流し、汚してはいけないものを確実に守るには、養生そのものの技術も必要となります。

【プロ直伝】自分でエアコンを掃除する際のポイント

当然ながら、エアコンには自分で掃除できる箇所もあります。自分でできる範囲の掃除に関しては、多くのエアコンメーカーが定期的に行うことを推奨しています。

自分で掃除をする際は、まずエアコンの表面のホコリを拭き取り、その後、フタを開けてフィルターを外しましょう。外したフィルターは、プロと同じように洗剤を使ってブラシでこすり洗いをするのが一般的です。ルーバー周辺の見えているホコリは、優しく拭き掃除をしてください。繰り返しになりますが、フィルターやルーバーは壊れやすいパーツのため、取り扱いには十分注意が必要です。

自分でできる範囲の掃除を定期的に行っておけば、本体の奥にカビが付着するのを抑えることができます。エアコンがきれいな状態を保ちやすくなるため、クリーニングが必要となる頻度も下がります。プロによるクリーニングを受けた後も、定期清掃を欠かさず行うことをおすすめします。

東京ガスのエアコンクリーニング

最後に、「東京ガスのハウスクリーニング」のエアコンクリーニングについてご紹介します。東京ガスのハウスクリーニングはお申し込みが簡単で、メニューごとに料金が決まっているため、料金は明朗で、作業日もwebで申込時に決まります。見積もり訪問対応や作業日の調整をする必要がありません。

料金・作業時間

一般的なご家庭に多い壁掛けエアコンのクリーニング料金は、お掃除機能が付いているかどうかで変わります。以下、料金をご紹介します。

・壁掛けエアコン(お掃除機能なし)/ 13,200円(税込)
・壁掛けエアコン(お掃除機能付き)/ 22,000円(税込)

また、一度にまとめて注文いただくと2台目以降の料金がお得になります。
・壁掛けエアコン(お掃除機能なし)/ 2台目以降9,900円(税込)
・壁掛けエアコン(お掃除機能付き)/ 2台目以降16,500円(税込)

なお作業時間の目安は、お掃除機能なしの場合が1時間30分、お掃除機能ありの場合は2時間です。
※汚れの状態や設置状況により作業時間は異なります。

申し込み方法

お申し込みは、まるでネットショッピングをするかのように手軽に進めていただけます。会員登録さえ済んでいれば、基本的にはページの中からクリーニング箇所(メニュー)を選び、カートへ追加、あとはカレンダーからクリーニング日を選ぶだけです。

従来のクリーニング業界に多かった「まずは見積りを」というスタイルではないため、クリーニング日とは別に見積りのために日程を確保したり、部屋を掃除しておいたりする必要はありません。

まとめ

今回はプロによるエアコンクリーニングについてご紹介しました。本記事でご紹介した手順や実際の写真を参考に、ご自宅のエアコンをプロの手できれいにすることをぜひご検討下さい。

東京ガスのハウスクリーニングは、プロによる本格的な掃除を、メニューを選びいくつかのステップを進めるだけで簡単に頼めるサービスです。オプションメニューやセットメニューも豊富にご用意していますので、ぜひ以下より詳細をチェックしてみてください。

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東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部

東京ガスのハウスクリーニング コラム編集部

東京ガスのハウスクリーニングでは、ご家庭のお掃除を自分でしてみたい!そんな方のために、プロのノウハウを踏まえたご家庭でできるお掃除方法を発信していきます。

東京ガスのハウスクリーニングとは?

東京ガスのハウスクリーニングでは、専用の道具や洗剤を使い、プロの技術でおうちをまるごとクリーニング。忙しいあなたにかわって、普段手の届かないところまで徹底的にキレイにします。

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